サッカーに合うロック音楽!トップの50曲まとめ!
500曲越え!Spotify Playlistはコチラ!
’Football Needs a Soundtrack'
サッカーには音楽が必要だ。
敬愛するロックでパンクなアーティスト細美武士率いるthe Hiatusの'Horse Riding'の歌詞になぞらえて、それを探す旅を始めこんなブログまで作った。
幼少からサッカーと共に過ごし、いつからかロック音楽に憧れを抱き、もうすぐ多分人生の半分くらいを過ごすことになる。
まだまだ若輩だが、その自分の好きなモノを二つの橋渡しをしつつ、両方更に楽しむ為に始めたこの旅。
500時間くらい聴きながら蹴ってわかったサッカーに合うオルタナティヴなロック音楽たち。
サッカーにゆかりのある曲もそうじゃ無いオルタナロックも。
「そんなモン人それぞれ」をきっと超えてくれるサッカーとロックの既視感と共通するドライヴ感覚を、ここでまとめていければと思います。
是非、目を通していただき素敵な暇つぶしになれば幸い。
もちろんただのプレイリストとしても、なかなかアツいはず。
聴きながら蹴っていただける、或いは身体を動かしていただけると更に嬉しい。
それではご覧ください。
フットボールサウンドトラック論はコチラ!
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1.The White Stripes "Seven Nation Army"
2000年代に発したガレージロックリバイバルの中、間違いなくモダンロックの中心で鳴ってギターロックの到達点を叩いたガレージロックの象徴的バンド、ホワイトストライプス。
2003年発表のこの曲はロック界から見ても金字塔的一曲だが、フットボールサウンドトラックとしても今後100年残る一曲かもしれない。
元々はアーセナルで活躍したオランダ代表FWのロビン・ファン・ペルシーのチャント(応援歌)として使われだしたらしいが、口ずさむと摩訶不思議な高揚感に包まれることリフは誰もが口ずさみたいモノであり、いつしかゴールが決まるとゴール裏で世界中のサポーターが歌うのが定番の光景となった。
各国のリーグでもW杯でもサポーターも選手も歌う現代で最も定着したサウンドトラック。 まるで悪魔が宿った様な不穏で美しいリフはロックの根底にある揺れと音圧で強烈なエネルギーを帯び、100年後まで残ると言ってしまってもあながち間違いでは無いと思える恒久性を帯びるのだ。
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2.Kula Shaker "Hey Dude"
フットボーラーというのは決められたルールの中でもフリーキーな方がロマンがある。ブリットポップの最終兵器としてイギリスと世界を席巻したクーラ・シェイカーも実にフリーキーなロックバンドだった。
龍の様なグルーヴにサイケなスクラッチが炸裂するギターリフは、聴いたことがある様に思わせるキャッチーなクセがありつつも、実はどこまでもオルタナティヴな唯一無二が本質的にある。
歪んだサウンドの空想的な疾走感と呪術の様なボーカルの組み合わせで、ちょっと違ったどころでは無い次元の超えた聴き心地。
強烈な極彩色でも突き抜ける様な爽快感はがあってエキセントリックなフットボールの魅力とハイレベルでリンクする稀有なバンドだと思う。
3.Chambawamba "Tubthumping"
90年代オルタナ感満載のグルーヴに満ち満ちたチャンバワンバの一曲。
日本のサッカーファンの誰もが「これこれ!」と膝を打つ、サッカーと言えばという原風景の要因は、日本サッカーを支え続けてきた偉大なサッカー番組「スーパーサッカー」のオープニンテーマだったからってのは途轍もなく大きい。
青い空にボールを蹴り上げた時の光景を永久に閉じ込めた、爽快で抜けの良いサウンドと絶妙なリズムとエッジの絡み。
永遠に僕らをサッカー小僧でいさせてくれる忘れがたい一曲。
4.Third Eye Blind "Semi-Charmed Life"
聴きながらサッカーするって考えた時、耳に入った瞬間にその空間を支配するようなメロディーとグルーヴの握力を欲していて、90年代を象徴するオルタナティヴロックバンド、サード・アイ・ブラインドのキラーチューンは明らかにそれだった。
サッカーどうこうってレベルを超えた、後世に残ったオルタナポップロックの歴史的ヒットチューン。
ちょっとフットボールサウンドトラックには、ずるいくらいのキラーソングだけど、そりゃそうさ、ってくらい合う。
いつだって愛聴できるキャッチーさと穏やかでハッピーなグルーヴ、誰も置き去りにしない超馴染みの良い抜群のメロディーライン。
この曲が漂う空間の清涼感とグルーヴの確かなエッジのオルタナ性は異常だ。
こういうオルタナの宝石みたいな曲が、サッカーと共に残っていけばもっと良い。
5.ELLEGARDEN "45"
1987年生まれ、僕ら世代には人生のサウンドトラックには外せないと心に決めているバンド・エルレガーデン。
初期のアルバムはオルタナティヴにインディーなロックを奏でていて、すごくサッカーと合う瞬間のあるカラっとしたサウンドなのである。
タイトルの45が45分ハーフと関係しているとかは全く無いが、アッシュがかった少しだけセピアなギターサウンドの清涼感は抜群で、圧倒的なクオリティながら一緒に口ずさめば最強になれる細美武士のボーカルに引っ張られ、もういつの間にか走り出してる爽やかなエネルギーに満ちる。
この抜群の乾いたオルタナサウンドのドライヴ感このフットボールサウンドトラックの根底にある。
どうカッコ良く見えるかなんかよりも、やってる方が心の底のから笑ってりゃカッコ良く見えるもんだ。僕はエルレガーデンとサッカーからそれを学んだのだ。
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6.Oasis ”Stand By Me"
サッカーと音楽どちらでもそうだが、王道はいつだって美しくもその反面で困難の方が多いが、オアシスは肩で風を切りながら眉間に皺を寄せて堂々と歩いてきた。
そもそもオアシスとサッカーの関係は深い。
年中ケンカしてる彼ら兄弟の唯一共通の趣味といえば、マンチェスター・シティを賞賛しマンチェスター・ユナイテッドをこき下ろす事だ。
そんな彼ら屈指のスタジアムアンセムはサッカースタジアムにこそ相応しい。
ドント・ルック~とかシャンペイン~とか、或いはリヴ・フォーエバーとか化け物ロックアンセムは多いけど、この曲が最もサッカースタジアムに合う気がした。
ギターが鳴った瞬間から真骨頂のビックなロックメロディーが信じられない位の大きな空間を支配し、そこから一人一人個々の胸にも舞い降りる様なロックシンガー・リアムの歌声。
この曲の支配力には抗えないけど、どこか上を向かせてくれる。そんなアンセムこそフットボールと高次で結びつくのだ。
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7.Beck "Qué Onda Guero"
サッカーはワールドワイドに広がったスポーツだからこそ雑多でミクスチャーな一面もある。
その一面が色濃く出る瞬間があるからこそ自由で型にハマらない技術を持ったクラッキ(名手)が生まれるのは必然なのだが、それはオルタナロック界にも同じ事が言えて、オルタナ界のクラッキ・ベックはだからこそサッカーと根本で相性がいい。
誰も見えていない風景を見てそうな届きそうで実は全然届かない創造性。
あらゆるプレイスタイルをひょいひょいと横断し、その辺のストリートな音から格式高いクラシックまで拾い集め、混ぜて独創性はロックとヒップホップのダイナミズムで弾け異色でポップな世界観で狂った様に踊れる。
ヒスパニックのストリートから構想を得たこの曲も、ワールドワイドな路地裏感がところどころに満ちていて、ストリートなフットボールの特性ともリンクする。
ラテンなリズムを切って貼って自分のものにというスピリットが具現化した音が、クールで飄々とめちゃくちゃ不思議でカッコいい。本能的に音に引っ張られてピッチで踊れそう、そのくらい圧倒的なサウンドトラック。
8.Fatboy Slim "The Rockafeller Skank"
文字通りオルタナダンスミュージック界のビッグアーティスト、ファットボーイ・スリムのシグネイチャートラックは、サッカーカルチャーの中でもど真ん中で鳴ってきた。
家庭用サッカーゲームの金字塔”FIFAシリーズ”初期からサントラのど真ん中の1曲としてゴリゴリにヘヴィにプレイされ続けた、メニュー画面でこの曲のリフレインに肩を揺らしていたサッカー少年はきっと1億人くらいいる。
超攻撃的ながら聞き馴染みのあるボイスサンプルの構成はクセにならないわけがないし、実はギターのメロディーラインが死ぬほどキャッチーに刺さる。
ぶち上がるほどの高揚感ではない、むしろはしゃがないからこそスタイリッシュな最適な温度の高揚感でジワジワ僕らをあげてくれるバキバキのビート。
フットボールサウンドトラックとしては欠かせない1曲だ。
9.Blur 'Song2'
擦れてカラフルでオルタナでポップなバンド、そんなブラーってバンド。
オアシスよりブラーが好きってやつは注意したほうがいいのが、オルタナ界の通説だ。
イッツアワンダフルフットボールワールドって魅力がこの世にある限り、テーマ曲にはブラーのこの曲しかない。
とびきりアイコニックで恐ろしく記名性の高いウーフーがインパクト大だが、実はシンプルかつ強力なリフが実にサントラ向きなのだ。
ガレージパンクとハードなオルタナがぶつかって弾けた火花の普通じゃない世界にいる様な不可思議な魅力に包まれる。
世紀の1曲として君臨するスーパーな類の1曲ながら、どこまでも擦れたオルタナ感が滲むし、だからこそサッカーのザラザラしたストリート感ともシンクロする。
10.Green Day 'Nice Guys Finish Last'
サッカーとかスポーツのサントラって考えた時に、聴いた瞬間に体の底からエネルギーが湧き上がってきて、あと少しだけ走れるキッカケになる瞬間着火的な要素が必要にもなってくる。
そうやって考えた時に世界にグリーンデイ以上のバンドはいない。
転がってるボールを見つけ、嬉々として蹴りだすあの瞬間を音にしたような冒頭のドラム
とギターリフのイントロは瞬間着火以外の何物でもない。
コンパクトながら掛け合わされれば最小公倍数以上のマキシマムなポップパンクマジックは、3人のパーソナリティがそれぞれにぶっ飛んで、それでもこの3分間のポップパンクの中では完璧にまとまるからこそ成り立つ。だからこそグリーンデイは理想のチームでカッコいい
そんな事が頭をめぐるうちに、いつしか爽快な音に身にまといどこまでも走っていけそうな最強感は、サッカーに合うって考えた時にもうってつけなのだ。
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11.Everclear 'Volvo Driving Soccer Mom'
爽やかでちょっとスパイス効いたキレ味鋭めの90sパワーポップバンド、エヴァークリアの代表曲的な1曲。
Soccerって単語が入ってる曲って実は珍しくて、内容はサッカーしてて楽しいとかではない。
悪くてエロかったあの娘が今やボルボを運転するサッカーマム(セレブのママ達をちょっと揶揄した言葉)になったらしい。なんていうささくれ立った内容。
結構過激な歌詞をキレのあるザラッザラのオルタナギターに載せてナナ、ナナのポップでカラフルなコーラス。
蔑称に近いが単語を見つけた時の高揚感は抗いがたく、メロディアスなグルーヴだからどこまでも合っちまう。
ポジティブな相関関係じゃないにしろサッカーに渦巻くロックはカルチャーとして大事で、ビックなカルチャーとしてちょっと揶揄されるのもかっこいい。
UKロックキングダムに置いて正統な王族なんだけど、どこか異端さも感じるオルタナティヴな存在のカサビアンのフットボールナンバー。
数々の日常や非日常に無機質にバキッと合ってくる強烈なアンセムで、プレミアリーグ御用達の知ってる人には刺さりまくりの1曲。
UKロック史に残るベースラインに押さえつけられた様に地を這う狂熱を感じる。
空高く解き放つ歌ではなく、ダークで黒いものもリアルに心に灯してピッチへ向かうのも、実は本質に近いのだ。
13.Beady Eye "the Roller'
オアシスの空中分解後、いやそんな事言ってまた戻ってくるんだろ?っていうファンの想いが、実質の解散という現実を突きつけられつつも、悲喜交交といった感じだったのはノエル無きリアム達がスタートしたこのビーディーアイの出発という出来事があったからだった。
アイツ抜きで世界最高のバンドを作ってやるというリアムの反骨心溢れるバンドは確かにオアシスの香りを残しつつ、リアムのボーカルを中心に据えまくった一点突破の曲が多く、だからこそ今オルタナティヴに輝く。
これもCSのスポーツ専門チャンネルでゴリゴリに使われてたし、なぜだか彼の声はカルチャーの分子同士で結びついている様に強固に響く。
まるでその為に作られたかの様にスタジアムでの響き方を知っているのだ。
オアシス後、兄ノエルが歩み始めた我が道は、オアシスと地続きながら確実に違う地平まで僕らを連れて行ってくれた、そんなノエル・ギャラガーズ・ハイフライングバーズ。
大人っぽくて少しだけ枯れてて、ベテランらしい静かなエモーショナルというか、この哀愁と熱の狭間がノエルの曲と声は絶妙にブレンドされてて、どこまでもアッパーな曲じゃなくてもサッカーの場にも心地よく馴染む。
ロックでもサッカーでもご意見番であり、サッカー雑誌に彼のインタビューがメッシのインタビューと同じくらいのページを割かれているのを何度も目撃している。
彼の状況を投影している様な世界を放浪する旅の途中の様なワールドワイドなビート。
漂う様なのに刺さるビビットな音の種類は豊富で、そしてノエルの声の彩度と深度がシンプルだけど深い絵画の様なカラフルさを出す。
センチメンタル成分はたっぷりでもビックなムードも作る1曲で、だから心地よくシンプルなサウンドもドライヴし、幅広くも選手にも見てる人にもパーソナルに降り注ぐスタジアムアンセムだ。
15.The Offspring 'Want You Bad'
いつだってどこだって頼りにされるパンクな兄貴ことオフスプリングはサッカーのサントラとしても抜群の存在感。
スケートパンクの性質上もちろんスピーディーなスポーツとも合うし、ただチャラいやつを粉々にする抜群の眩しさとタフさを持った熱量はオフスプでしか到達できない。
軽快だけどチャラくも軽くもない芯のある爽快感こそ、サッカーが持つべきビジョンとビシッと合うのだ。
爆発的に爽快なリフに超高音のデクスターのボーカルが刺さりまくって、ぶん殴られている様でパワー出てくる。
その上にこのキャッチーなサウンドは、どこまでも抗いようがない。
高速で回されるメロコアは、ついて行けば、楽しいこと間違いなしの予感。
軽くない太いメロディックさも、しなるように空間を締め上げる。
ただ、がむしゃらに追いかけているだけで楽しい、サッカー始めた頃の感触に戻れる様なアツい一曲。
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16.Radiohead 'Just'
もはやまるで位相の違うような領域で音楽を作る芸術家集団レディオヘッド。
難解で深淵な芸術、それでも決してとっつきにくいわけではなく、むしろギターの音をメインに据えていた時期の彼らの楽曲は、オルタナティヴに切れ味鋭く鮮やかにサッカーに映える可能性がある。
NBAのゲームにはこの曲のリミックスが使われていた。
登ってるようで滑り落ちてるようなギターは流麗で怪しく、濃密なギターストームがスタジアムに広がった時のピーンと少し張り詰める感じに似てる
繊細でも、闇に向かっていてもロックのドライヴ感はそこらかしこに感じるバンドの生音。
それぞれの表情が違うギターサウンドの重なり、とろけるように甘いかと思えば凍えるように冷たい。
綾のある音を紡ぎながら容赦のないフックで濃密にロックを結晶化してく芸術的な様相はまさに惹かれる音って感じ。
どこかスタイリッシュにアーティスティックに高位にフットボールとブレンドされる唯一の1曲かもしれない。
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17.Shugarcult 'Champagne'
知名度こそ知る人ぞってバンドながら心から大好きで大切にしたいってバンドは誰にでもあって僕の場合はこのシュガーカルトこそそんなバンドなのだ。
自分の心のバンドっていう理由もあるが、そういう贔屓目抜いてもシュガーカルトのスモーキーさとセクシーさは、絶妙にシュガー&スパイスが効いていてサウンドトラックには最高のフックがあると思っているのである。
シャープなパワーポップはキャッチーかつスタイリッシュで、ボーカルのティムのスモーキーな歌声と絶妙に歪んだギターの音が、郷愁感と甘いロマンを香らせてくれる。
サッカーやってく上で、こういうプレーヤーでありたいっていう、強烈な憧れを持つ選手を見た時の様な感覚が、バンドでもあるのだ。
18.Red Hot Chili Peppers 'Around the World'
ファンクとロックが最高純度に圧縮されたレッチリのミクスチャーはいつ聴いてもぶっ飛ぶクオリティで、このリズムこそサッカーに必要なものなのだ。
最高のスキル、最高のリズム、見惚れる様なフィジカル、サッカーに必要な全てを備えた、どんなモノすら飲み込む圧倒的ミクスチャーのサウンドトラック的には必殺のレッチリ。
フリーキーなビッグチューン、文句なしのグルーヴが、どーん、と分厚くのしかかる。
ドラマチックにロマンチックに圧巻の演奏と音圧で、王道を全裸で歩くような背徳感と堂々らしさが光る。
劇的にカッコイイと心を掴まれる即効性はフットボールに通ずるのだ。
不可侵の領域の音楽的言語を操りながら、圧倒的でもどこか優しいヴァイヴに包まれて喜怒哀楽全てを飲み込むグルーヴは最強感満載でサッカーとフィットする。
緩急とか強弱とかが曲のあらゆるところに煌めいていて、渦巻く様なギターもトリッキーなリズムもファンキーなベースラインも全て詰め込まれた世界を巡るこの曲は、サッカーの光景とも超絶グルーヴィーにマッチする。
19.Vines 'Ride'
近年のオーストラリアのロックシーンで最大級のビックバンを起こしたグランジーでパンクなロックバンド、ヴァインズ。
Voのクレイグ・ニコルズはアウトローで不安定で、だからこそ究極的に美しい。
そういう魅力はサッカーの世界とも共通点があるのだ。
リンゴ社のCMにも使われた時代を駆け巡ったレベルのこの名曲も、膨大な熱量を濃縮した密度の濃いロックサウンドで、シンプルでキャッチーにしてアツくアイコニック。
闘争的で危ねぇ。
なんかそんな奴らのロックとフットボールは普通に暮らしてちゃ得難い魅力があるのだ。
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20.Weezer ”The World Has Turned And Left Me Here"
サッカーをやってた奴にだって、ちょっと内向的でナードな奴はいるのだ、ウィーザーの原風景でもあるこの曲はそんな僕にはたまらないサウンドトラック。
世界で1番好きなバンドの曲を世界で1番好きな事やってる時に聴く幸せの究極系はここウィーザーにあると思っている。
一人でボール蹴ってる時に夢中になってWeezerの音とボール以外は真っ白になる。
そういう好みの部分を省いて考えてもパワーポップのパイオニアとしてのマジックがある彼らの、心地良くざらついたサウンドと最高に気持ちいい風を1人で浴びているような切ないグッドメロディーはどこまでも完璧な空間なのだ。
女の子の事を歌った歌、そういう情感もボールと音に乗せて、チャラついた上辺野郎ではなく、サッカーとロック以外はあんま自信ないよって奴にこそハマる。
僕のパーソナルから言わしてもらえれば最強のフットボールサウンドトラック。
21.No Use For A Name 'Dumb Remember'
ボーカルのトニーの死によって時間を止めてしまったが、彼らノー・ユース・フォー・ア・ネームの曲は今でも世界一美しいパンクソングとして誇りと尊厳を保ち続けている。
ただキャッチーなだけでも、ただパンクなだけでもなく、心の柔らかい所まで届く最高のメロディーと思慮深い絶妙な熱さで、爆発的な爽快感を伴って自分の心から空間に広がっていく感覚はサウンドトラックにも完璧な手応え。
この曲も究極のメロディックスケートパンクで、ストリートっぽいザラつきを残しつつ鮮やかに燃えるメロディーライン。
パンキッシュな火花が散り、あくまでも自然に、でもドラマチックにエンジンがかかる必要な1曲。
22.Fauntain Of Wayne "Sink to the Bottom"
パワーポップの絶妙な存在感と耳心地は本当にフットボール向きの音楽で、ファウンテンズ・オブ・ウェインはその筆頭の魔法の様な音を奏でるバンド。
センチメンタルなメロディーとメランコリックなサウンドとロックの音圧。このトライアングルが完璧に機能したファウンテンズオブウェインのパワーポップは最高のサウンドトラックになる。
聞き馴染みの抜群ながら、琴線に引っかかるフック満載のパワーポップのヒットチューンはどこか少年の頃の記憶を呼び起こす
センチメンタル過ぎるハーモニーとそれでいて濃いオレンジ色を炸裂させるドライヴなギターのリズムは心地いい。
記憶を辿り、あの頃ボールしか追いかけるものがなくても死ぬほど楽しかった。
そんな想いが巡りながらエナジーが直撃してパワーをもらえるメランコリックなフットボールサウンドトラック。
23.Foo Fighters 'Monkey Wrench'
きっと今、そしてもうちょっと先の未来まで、世界最強のロックバンドでいるはずのフーファイターズのゴリゴリのパンキッシュナンバー。
グランジの重さの要素はサッカーのリアリズムと結びつき、そこに豪快でオルタナハードエッジがあるからこそ上辺じゃない心底の部分で燃えるのを感じる、フーファイはまぎれもないフットボールサウンドトラックだ。
スタジアムも余裕で包める熱量と爆発させられる解放感は彼等にしかない域のもの。
とにかく圧倒的な質量が、圧倒的に頑なにロックで、陽性なパワーで前面に受けられる。
24.Blink182 'Feeling This'
おバカな若気のはねっかえりパンクに留まらずストリートなアイディアとカリスマを纏ったサウンドで、ポップパンクムーブメントの伝説の頂点にいたブリンク182。
キャッチーでフワフワしながら急に爽快で滑り出すサウンドにいつの間にかバカにされてるようで、でも笑顔みたいなめちゃくちゃなユーモア。
他にポップパンク的な側面で見ればいっぱいあるじゃん良い曲、でもコレだ。
そういうのもサウンドトラックの醍醐味だし、オルタナ的なデザインながら変わらぬブライトネスを実現させたこの曲は鮮やかにピッチに映える。
聞き手の周りを漂うドライヴィンなグルーヴを手にストリート感をアートに昇華したムードはかっこいいのだ。
25.The Rentals 'Getting By'
元ウィーザーの初期メンバーのマット・シャープが起こした虹色のオルタナポップロックバンド、ザ・レンタルズ。
数々のアーティストとクロスオーバーして、その力を'借りる'という粋なバンドネーミング。
渇いたギターの音にカラフルなメロディーをブーミーに飛び跳ねるようにミックスしていってエンジョイに跳ねる。
カミソリ状態のギラギラしたプレーヤーも、楽しさに気づく瞬間があっても良い。
そういう絶妙な位置にあるバンドは貴重でサッカーも忘れてはいけない。
自分は何をやりたいかってことの再確認に、こういうふとしたバンドは必要なのだ。
26.The Libertines 'Never Never'
00年代が産み出したロックのロマンチックを全て詰め込んだカリスマバンド、リバティーンズ。
めちゃくちゃだけどセクシーで、こっちまで酔った気分になる。
それがロックの美しさなのだ。
緻密に管理されたフットボーラーとはおよそ結びつかないが、正反対の美しさと刹那にかけるロマンチシズムは間違いなく共鳴する。
ふらつくメロディーは破壊的に美しい。
ロマンこそあれば息切れの心配は無用なのだ。
27.Hi-STANDARD "Growing Up"
メロコアの持つファニーな高揚感もフットボール向きで、という事はハイスタンダードは外せない。
正直ハイスタだけで20曲選べるんだけど、インディーさの香る純粋なメロディックさを持つこの曲を選んだ。
ファニーでパンキッシュと言う誰もが憧れたマキシマムな幸福感をもたらすキラーソング。
Growing Upの声が何度も何度も続いて欲しい、そう思うキラーフレーズの猛烈な高揚感と一体感。
でっかく圧倒される夕陽を見る様な、圧倒的な光景を感じられる多幸感は他のバンドでは中々味わえない光景だ。
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28.Rancid 'The 11th Hour'
世界で最も成功したパンクバンドの1つでありつつ、全くブレないパンクス達のレジェンドバンド、ランシドのキラーチューン。
ストリートの情熱あってこそ男らしく、尖った激しさだけでない華やかさとか甘美さが同居する。
スカのリズムとスポーツとの相性の絶対性は揺るぎないし、危うくタイトで楽しくグルーヴィーなリアルさがパンンクソングにはある。
パンクのそういう側面が本物であればあるほど、サッカーのリアリスティック&ロマンティックな部分とすごく相性がいい。
29.The Raconteurs 'Salute Your Solution'
同窓会的なノリで集まったロックの達人達のスーパーバンド、ラカンターズ。
アメリカ南部のトラディショナルなロックをルーツにしながら、インディーに爆発させたオルタナティヴロックの頂点。
超絶的なロックメロディーの音圧、爽やかでギラギラ楽しくてアツい。
ありえないレベルの共存ができる、「俺の考えた最強チーム」みたいな本当に実現しない選手同士の共演を観れたかのような、圧倒的な感動とこんなに心躍るもんなの?ってレベルの前代未聞の高揚感。
本質的なギターのエネルギーとかロックのリズムとかがむき出しで、本質が見え隠れするサッカーにも共通点は多い。
30.Foxbro Hot Tubs 'Mother Mary'
ほぼグリーンデイのメンバーによる覆面バンド、ファックスボロ・ホット・タブス。
濃ゆいガレージロック、酒飲んでロック聴いて暴れようぜっていうドランク&ロックンロール。
それでも流石のどこかで聴いたことあるメロディーをここまでカッコよくセクシーにビルドアップできるカリスマ性は彼らならでは。
斜陽的でメランコリーでポップネスな世界観はビリっとセンチにサントラでも存在感抜群。
31.Neverstore 'Stay forever'
パンク処でもサッカー処でもあるスウェーデン発の00年代のポップパンクバンド、ネヴァーストア。
グリーンデイ直系のポップパンクサウンドに、持ち前のセクシャルな甘さと北欧らしいダークなストリート感。
ちょっと巻き気味のその声に宿る、陰陽を兼ねたエッジとソフトの絶妙なバランス。
眩しく刺さるような爽快感はフットボールの興奮ともリンクするし、スウェーデンサッカー界とはいい関係で、いくつか曲を提供したりしてたらしい。
32.The Get Up Kids 'Holiday'
エモいという言葉はここから生まれたのだ。とエモいエモいとゲラゲラ笑う若者に投げつけたいバンド、ゲット・アップ・キッズの名トラック。
轟く様なエモサウンド、その奥にキャッチーなメロディーがあって、高らかに風に乗って上り詰めて霧散して、深い感傷もカラッとした爽快感に昇華される。
潤度高いメランコリックなサウンド、その空っ風みたいな音の中に身を置くと、そこでしか得られない郷愁感があって、子供の頃からそばにあったサッカーと今の自分を重ねられる様なそんな一瞬がある。
33.Mxpx 'Want Ad'
陽性かつ高いクオリティーのパンクサウンドと身近な距離感であり続ける爽やかさとタフさを兼ねたからこそエム・エックス・ピー・エックスは永遠にスカートパンクの僕ら代表であり続けるポキナッチャくんなのだ。
スケートパンクのプロトタイプのショートソングで、シンプルでメロディックで楽しく速い。
途轍もない爽やかさの正体こそきっとパンクもサッカーも楽しい根っこのところが、実にシンプルに現れてて、こういう今日の瞬間一致力はやばい程高い。
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34.Sum41 'Makes No Difference'
初期サム41のポップパンクのエッジは他のどのバンドよりも際立っていたし、だからこそ今でもオルタナティヴに輝くのだと思う。
ギラギラのギターと開放的なメロディーが、乾いた熱風になって凄まじく爽やかに襲う。
ガムでも食いながら歌ってそうなパンクシンガー、デリックのボーカルをアイコンにして、鮮やかな色で、パワフルに空間を彩って、ただ爽やかなで終わらない覚醒感があるのはこの頃からエッジだっていた。
35.Cage The Elephant 'In One Ear'
トリッキーでフリーキーなインディロックバンド、ケイジ・ザ・エレファント。
グラミー受賞暦もあるビッグなバンドだが、ミュージックシーンに出てきた時の新星感と言ったら、ネイマールだエムバペだのスケールに近いものがあった。
のっけからうねりまくるギターにベースにドラムのグルーヴは不可避の速攻で、フリーキーなオルタナラップスタイルのボーカルがめちゃくちゃそうで完璧にハマる。
肌を震えさせのけぞる様な音楽。大胆不敵でクオリティーも兼ねそなえる、忘れがちだがそれがトリックには一番大事なことなのだ。
36.The Strokes 'Under Cover of Darkness'
世界で1番かっこいいインディーロックバンドとして、もう20年くらい君臨するストロークス。
いつだって新譜が楽しみで超強力なインディーな老パワーはあの時の衝撃の現在形を常に感じさせてくれる。
気持ちのいいギターリフの奏でに、ポップでグッドなメロディー。
なのにここではないどこかで聴いてる様な非現実な隔世感を持ったサウンドマジックで、サビで音と声がマキシマムに重なる濃厚なセンチメントは本質的に刺さり癒される。
この曲とともに上を向いた時の視野の広さとクリエイティビティでハッとさせてくれるサウンドトラックにも抜群。
37,New Found glory 'Something I Call Personality'
どれだけ大人になっても、やっぱりこれだ!と思える。
結局最強なのはニューファウンドグローリーのポップパンクなのだ。
レッツゴー!の掛け声とともに、どんだけ疲れてて心が痛んでいても、モッシュだダイヴだに突っ込んでいけるこの着火力。
それはきっとスポーツにもマッチして、聞きながら走りゃ、
徐々に自分のエネルギータンクにポップパンクパワーが満たされていくのがわかるはず。
ハイトーンのボーカルとキレキレ&グルーヴィーなパンクサウンドを振り回す無敵感は死ぬまで一緒だ。
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38. Rat Boy 'MOVE'
世界最強のアーティスティックな悪ガキ、ラットボーイ。
ヒップでホップでパンクでアート、強烈にヤンチャで事件な音楽性はワンダーボーイとして登場した後もまだまだギラギラしてる。
トリッキーでストリート色強めごった煮感、おあつらえ向きのパンクなビートと路地裏のウォールアートみたいなサウンドエフェクトは既成概念の転覆に近い。
フリーキーで何したっても良い、その先にゴールがあれば。
そういうルールを本質的に理解したアーティストはサッカーに合わないわけない。
39.The Cribs 'Men's Needs'
双子と兄弟で組んだインディーロックバンド、ザ・クリブス。
パンクでインディーで、どこか不恰好でもそれがカッコよくなっちまうマジックを持ったバンド。
どしゃっとしたボーカル、ヴィンヴィンのベースにメロディアスなギターの鳴きの混交のアティチュードはそれが一瞬で唯一のものだ、とわかる。
成熟度の高低よりも、違うんだと強烈に感じる個性。
そういう曲こそさり気ない異質さこそフットボールサウンドトラックに適している。
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40.Bodyjar 'One in a Million'
オーストラリアが誇るポップパンクバンド、ボディージャー。
オージーならではの雄大さと自由さがあってビッグなサウンドメイクはどこまでもキャッチーで超伸びやか。
スタジアムでも響きそうな強さもあるし、もっとインスタントに聞けるインディー感もある稀有なバランスはオーストラリアならでは。
41.The Gorillaz '19-2000'
地球史上初で最もかっこいいバーチャルバンド、ゴリラズももちろんサッカーと深く関わる。
この曲はサッカーゲームのサントラでも使われていた。
バーチャルな無機質感が、相対的に肉体的なスポーツと合うところに、異次元の可能性を感じるし、決して奇をてらっているだけでないアート性。
ロックグルーヴのデジタル化と、高次元で結びつく未来のサントラ感は巨大で底知れない。
42.Dragon Ash 'Fantasista'
日本が誇るミクスチャーバンド、ドラゴン・アッシュのこの曲は、絶対に外せない。
僕らの青春のど真ん中で、大好きなカルチャーとカルチャーが完璧に融合した瞬間を見た。
超高速ビートとメロディアスなミクスチャーコアサウンド。
声枯れるまで叫んで、ギリギリまで燃え尽きる。
そんな聴き終わった後ぶっ倒れるような一曲で、間違いなくサッカーに火をつけたロックミュージックの1つ。
43.311 'All Mixed Up'
パンクとサーフとレゲエをミックスした伝説のミクスチャーバンド、スリー・イレブン。
超絶ダヴなムードの中に景色を全く変えないまんま、グルーヴだけ加える鮮やかで強靭なリズム隊。
このリズムこそフットボールサウンドトラックには最適解。
ビーチでボールなんかありゃ最高だし、灼熱の太陽にこの曲があればパーフェクトな空間だ。
44.All Time Low 'The Beach'
アイドル的なタレント性を待ちながらそのポップパンクの超親近感で世代のど真ん中で鳴ったオール・タイム・ロー。
カラッとしたギターサウンドなストレスゼロにしてくれるし、スター性あるボーカルはアイコニックなことこの上ない。
テンション高くそのまま走れるし、疲れ切った時にこういう喉ごしの良い音楽は効くのだ。
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45.Franz Ferdinand 'Do You Wanna'
ブリティッシュロック史上最高に踊れるロックを作り上げた、フランツ・フェルディナンドのキラートラック。
ブーミーな重力が絶妙に心地よく、圧倒的なリズム感に否が応でも体が動く。
キラキラしててセクシーだけど、どこか男臭いエモーショナルがあるから実にいい。
46.All American Rejects 'I Wanna'
エモいパワーポップシーンの顔としてカラフルでエッジーなロックサウンドを鳴らしまくってきたオール・アメリカン・リジェクツ。
シュッとしたセクシーさと弾けんばかりのエモさは上っ面のレベルでない爽快な風なのだ。
グリーンなピッチの上で感じたい爽快度マックス1曲。
47.Jet 'She's A Genius'
ディスイズロックンロールなオーストリア発のインディーロックバンド、ジェット。
1960年代にタイムスリップしたようなオーセンティックな香り。
衝動がつきもののシーンには、ロックンロールは絶対的に合うって事を証明する。
わかりやすくリズムを刻むギターリフたまらないし、メロディーラインのシンプルさが”余計なものはいらない”っていうポリシーにつながってかっこいい。
48.The Music 'The Truth Is No Words'
潔いバンド名・潔いタイトル。
その名に恥じぬオルタナらしさを見せるザ・ミュージック。
言葉じゃねぇんだってフィーリングたっぷりのグルーヴのサウンド。
煮えたぎったロックメロディーでありつつマジカルな要素がガンガン煌めく。
逆にこういう歌にあうサッカーを見たい。
49.Rip Slime 'Stepper's Delight'
今やもう。。。でも僕らの世代といえば彼らリップスライムこそ本物だった。
あのロナウジーニョが好きと公言したって噂すらある強烈なヒップホップ。
たしかに緩やかなラテンチックなサウンドに、彼ららしいファニーなヒップホップで、節回しのクオリティは何度聞いても凄いしキャッチー。
アングラ感ではないストリート感を出した眩しさはどこまでも楽しい。
50.KEN YOKOYAMA 'I Love'
ハイスタのギタリスト、それ以降もずっとパンクを支えてきたKen Yokoyamaからメッセージ的ナンバーがラスト。
優しく微笑みかける様な感情を描いた、KEN得意のスィート&テンダーなパンクチューン。
ギターサウンドのフックは実に郷愁的で、子供の頃、試合で負けて泣いてた記憶が蘇る。
それでも愛しているから続けられたのだ。
試合に勝っても負けても、この曲を聴いて肩組んで帰りたい。
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サッカーと音楽を繋ぐ旅
以上、最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございます!
素敵な暇つぶしになって頂ければ光栄。
これからも、自分にとって少しだけ譲れないモノ2つ、
サッカーとロックを心に、それを最大に楽しみながら、繋げられる様に発信していければと思います。
それではまた別の記事で。