500時間聴きながらボールを蹴ってわかったサッカーに合うロックサウンドトラック集 ギターの映えるオルタナロック/パンクソング達‼︎
ラカンターズからファウンテンズ・オブ・ウェインにウィーザー、リバティーンズにクーラ・シェイカー、エムエックスピーエックスにオフスプにシュガーカルト、エルレにハスキンにハイスタ、洋楽~邦楽までオルタナティヴなロックギターの名曲を、サッカーと掛け合わせて考えて集めたサウンドトラック。の後編。
メロディーもリズムもリフもソロも。
もちろん只ならぬギターアンセムだらけなので、それだけで聴いても聴き応え満天のハズ。
聴きながら読んで頂けると幸いです。
それではいきます。
- 500時間聴きながらボールを蹴ってわかったサッカーに合うロックサウンドトラック集 ギターの映えるオルタナロック/パンクソング達‼︎
- 前編はコチラ!
- 16.The Raconteurs 'Salute Your Solution'
- 17.Fountains Of Wayne 'Mexican Wine'
- 18.MXPX 'Want Ad'
- 19.ELLEGARDEN 'A Thousand Smile'
- 20.Weezer 'Perfect Stituation'
- 21.Sugarcult 'Daddy's Little Defect'
- 22.The Offspring 'Want You Bad'
- 23.Red Hot Chili Peppers 'Can't Stop'
- 24.The Libertines 'Don't Look Back Into The Sun'
- 25.Kula Shaker '303'
- 26.Blur 'Lonesome Street'
- 27.Hi-STANDARD 'Dear My Friend'
- 28.Circa Waves 'T-Shirt Weather'
- 30.Franz Ferdinand 'No You Girls'
- 31.Beady Eye'The Beat Goes On'
- ギター×フットボールの可能性
前編はコチラ!
16.The Raconteurs 'Salute Your Solution'
The Raconteurs - Salute Your Solution (Official Video)
奇才同士による天下無敵のオルタナティヴスーパー・グループ、ラカンターズの爽快ギターチューン。
何回だって切られたい病みつき&爽快な必殺の切れ味のリフと共に、散りばめられたオルタナティヴな凄みもあるシンプルな造りにもかかわらず深く骨太に鳴らされるロックギターチューン。
痛快で圧倒的、ケタ違いの異常なクオリティーをポップネスの燦めきに閉じ込めたギターのロマンを終始堪能できて、オルタナらしいひと味違うアンセミックさがあって切り裂かれる様な妙技的爽快感はフットボールにも通ずるはずだ。
17.Fountains Of Wayne 'Mexican Wine'
Fountains of Wayne - Mexican Wine (ORIGINAL)
メランコリーなパワーポップを鳴らす第一人者ファウンテンズ・オブ・ウェインのギターチューン。
御伽噺の様なメロディーにたっぷりと含まれたメランコリアがどんどん濃くなって、終わってしまう巨大な夕暮れを眺めているように胸が詰まる。
信じられない美しさを醸す瞬間のあるギターサウンドはキーボードとも相まって、暖かく泣ける様な優しい包容感を創るのだ。
降り注ぐようなギターはナイーヴかつピュアで、キーボードのメルヘンな音も相まって子供の頃ボールを追いかけるのだけが楽しかった、鮮やかで大きなオレンジ色の世界にトリップさせてくれる。
18.MXPX 'Want Ad'
スケートパンクのエースバンド、大好きエムエックスピーエックスのパンクチューン。
メロディックなパンクギターはそれだけでエヴァーグリーンに響き渡るし、爆発的に刻まれるギターはショートトラックにも関わらず痺れまくるエネルギーの塊。
チルにフラットなテンションでも、旋風を巻き起こせるナチュラルなパンクギターは、その風通しの良さで汗を吹き飛ばし爽快に走れるパワーを分けてくれる。
ショートチューンなのも取っ付き易い。
19.ELLEGARDEN 'A Thousand Smile'
オルタナティヴに僕らの世界で鮮やかに鳴り始めたエルレガーデン、初期の名曲。
ショートムービーを見ているような物語性を帯びたドラマチックなギターリフ中心のサウンドデザイン。
濃密なセンチメントをマキシマムに増幅させる大仰なくらい壮大でロマンチックなメロディーは、細美の声が全面に出て強烈に耳触りの良い歌モノでありながら、それ以上にお伽話を読んでいる様な味わいも、聴き終わり心に残る痛烈な後味もある。
20.Weezer 'Perfect Stituation'
僕らのウィーザーのナードで壮大なギターアンセム。
うねりを上げ宙空で花開き広範囲に降り注ぐ壮大なリフ、リバース渾身の泣きのギターが、どんどん空間を包んでいくスタジアム向きな圧巻の包容力。
潤いたっぷりにキラキラしたパワーポップのメロディーラインでも、バンドをドライヴさせるギターワークは圧倒的に強く、そして優しいまさにリバース印の一瞬。
どんな感動的な光景ともリンクし得る感傷的で鮮やかなナンバーだ。
21.Sugarcult 'Daddy's Little Defect'
Sugarcult - Daddy's little defect(acoustic)WWW.LIVE-PULSE.CO
湿気ゼロのからりとしたメロディックパンクに、尋常ならざる色気を加えたロックバンド、シュガーカルトの疾走ギターチューン。
ローファイでザラついたノイジーさと爽快な疾走感、そこにスモーキーな色気が存分に絡みスタイリッシュにまとまるポップの魔力。
比較的オーソドックスなメロディー・サウンドだからこそのキャッチーさ、バンド自体から滲む只ならぬ色気だからこそのエッジが、上手く融合した忘れることの出来ないポップパンク。
スタイリッシュで危うく、そしてキャッチーというバランスはフットボールとも相性いいはずだ。
22.The Offspring 'Want You Bad'
頼れるパンクスの兄貴分オフスプリングの最大級に陽性なギターパンクチューン。
爆音ギターリフの急襲でも、強烈に馴染みやすく眩いほど陽性なストロークによって、ポップパンクの多幸感とタフなパンクギターの衝動性がミックスしたケタ違いのアンセム度を誇る前線に立ち続ける90sレジェンドの金字塔だ。
スピーディーにメロディアスなノリやすいビートを終始実現し続けるギターサウンドが、決起的なアンセムとしてスタジアムにも響かせたい抜群のアンセムなのだ。
23.Red Hot Chili Peppers 'Can't Stop'
Red Hot Chili Peppers - Can't Stop (Offical Music Video)
史上でも肩を並べる存在は多くないレジェンドバンドの域でもまだまだ現役で最前線に居続けるレッチリの伝説的なギターリフのファンクナンバー。
ぞわぞわと総毛立つ助走からザクザク刻まれるファンキーなリフ。
史上最もイカしたリフとしても度々NO1になるようなエゲツない響きは、どんなヤツでも一人残らずノらせちまうんじゃないかという、現実離れした無敵感がある。
そういうパワーが枠を超えてあらゆる光景と結びつき、エネルギーを無限に与えるサウンドトラックになる要因なのだと思う。
24.The Libertines 'Don't Look Back Into The Sun'
The Libertines - Don't Look Back Into The Sun (Official Video)
近年最もアイコニックで最もロック的に愛されたバンド、リバティーンズの代表的なガレージナンバー。
めちゃくちゃにローファイでドランキーなギターメロディーなのに未だに他で感じたことのない甘い甘い痺れ。
徒花的でありつつ、広範囲を掴んでしまう音の握力は半端なく、とにかく華があった。
爽やかにメロディーを奏でつつも、のたうち回る様にあらゆる所に衝突しまくるギターサウンドが刹那的で、強烈な美学となって響く。
25.Kula Shaker '303'
数あるUKロック・ギターバンドの中でも特異でずば抜けた色彩を放つクーラ・シェイカーのサイケなギターロック。
ジミヘン的無縫のサイケギターが冒頭から鳴りまくる陶酔的な空間。
ギターの限界ギリギリの表現力をゆこうとする堂々とした鳴りっぷり。
激情を隠さないギターサウンドは自我を持った様に暴れ回る。
こぶきの効いたエスニックなボーカルもスタジアムの隅々まで噛み付けるトリッキーな攻撃性が良い。
26.Blur 'Lonesome Street'
Blur - Lonesome Street (Official Video)
90sの先頭を行ったオルタナティヴを現代に更新したブラーの最新モード。
エッジだったギターロックもあるがむしろこっちが本領域。
童話的な陶酔感に、現実と非現実を往来する様な不可思議なカラフルさ。
全てに置いてサイケさを醸すがそれを塗りつぶす甘美なポップギターサウンドは芸術的に穏やかだ。
27.Hi-STANDARD 'Dear My Friend'
日本の誇るパンクス、ハイスタはもちろん最高のパンクメロディーメーカーでもあった。
虹がかかる空の様な透明度の高いメロディー、3人のパンクサウンドが高く飛翔していく。
スタジアムを満たす潤いのある爽快なメロディーでありつつ、紙飛行機を空に飛ばしてるような童心的なワクワクが浮かぶのも、彼らの根源的な魅力を思わせるギターアンセムだ。
28.Circa Waves 'T-Shirt Weather'
次世代のスタジアムロックバンドとして名を馳せていくだろうサーカ・ウェイヴスのキラーチューン。
超清涼な空間で優しく紡がれるギターが穏やかに広がり、次第にボリュームが上がっても清涼度が変わらないのが凄い。
温度も湿度も快適に、夏のスタジアムには欠かせない一曲だ。
30.Franz Ferdinand 'No You Girls'
Franz Ferdinand - No You Girls (Official Video)
踊れるロックの最先鋒を行くフランツ・フェルディナンドのヒット・チューン。
ダンサブルなグルーヴもそのド真ん中でギターがクールに鳴り続ける。
ウェットなムードにカラッとしたギターサウンドが躍動的に作用するし、キャッチーなフレーズがキマるカッコ良さも痺れる展開。
31.Beady Eye'The Beat Goes On'
Beady Eye - 'The Beat Goes On'
オアシス後、リアムがそのままメンバーを率いて立ち上げたバンド、ビーディ・アイのストレートなギターアンセム。
教会の大きな鐘が鳴るような壮大な冒頭から、包容力に溢れる暖かいギターサウンドの切ない響き。
次の約束をするような、惜しみつつも寂しくない別れの場面にぴったり。最高のラストトラックになり得るナンバーだ。
ギター×フットボールの可能性
以上ご覧いただきありがとうございました。
気になった曲が少しでもあれば幸いです。
好きなものと好きなものを結びつけるのは楽しいし、きっとまだまだこれだ!と思う瞬間があるはず。
せっかくのW杯イヤーなので、そういう楽しみ方もしていきたいと心に思いながらまとめました。
それではまた別の記事で。