SUM41に想いを馳せて ソングレビュー41曲!
前回想いを馳せたレビューはコチラ!
夏休み41日目から始まった彼らのパンクロックストーリーは、B級映画のアクションヒーローの様にわかりやすい程に乱高下し、その道すがら彼らの残した音楽は鮮烈で骨太なサウンドトラックとして、ポップパンクシーンから一歩外れた伝説的な領域に入っているのだと思う。
僕らオーバー30ポップパンク直撃世代にとっても劇薬的なバンドの至極の41曲!!
さっそく聴きながらご覧ください。
- SUM41に想いを馳せて ソングレビュー41曲!
- 1.'Fat Lip' All Killer No Filler
- 2.'My Deriction' Does This Look Infected
- 3.'Makes No Difference' Half Hour Of Power
- 4.'We're All To Blame' Chuck
- 5.'In To Deep' All Killer No Filler
- 6.'Underclass Hero' Underclass Hero
- 7.'Subject To Change' Chuck
- 8.'Summer' Half Hour Of Power & All Killer No Filler
- 9.'Nothing On My Back' All Killer No Filler
- 10.'Fake My Own Death' 13Voices
- 11.'Over My Head(Better Off Dead)' Does This Look Infected
- 12.'Sick Of Everyone' Screaming Bloody Murder
- 13.'Hooch' Does This Look Infected
- 14.'What I Believe' Half Hour Of Power
- 15.'Heart Attack' All Killer No Filler
- 16.'With Me' Underclass Hero
- 17.'Handle This' All Killer No Filler
- 18.'Baby You Don't Wanna Know' Screaming Bloody Murder
- 19.'Crazy Amanda Bunkface' All Killer No Filler
- 20.'Radio Radio' 13 Voices "Elvis Costello Cover"
- 【残り21曲は後半で】
1.'Fat Lip' All Killer No Filler
2.'My Deriction' Does This Look Infected
3.'Makes No Difference' Half Hour Of Power
4.'We're All To Blame' Chuck
ハリウッド版ゴジラのテーマにも使われたドラマチックなヘヴィーチューン。
メタリックなリフと男らしい"All! To! Blame!"の掛け合いで幕開ける、硬質なヘヴィーサウンドの支配力は抜群で、その流麗さは彼らのなかでも随一に美しい。
重さがフッと消えメランコリックな濃霧に包まれるデリックのソロの哀愁の物悲しさ、そしてそれをまた振り切るヘヴィーなサウンドの緩急もまたドラマチックで素晴らしいのだ。
5.'In To Deep' All Killer No Filler
6.'Underclass Hero' Underclass Hero
7.'Subject To Change' Chuck
上のアンダークラスヒーローの元になった3rd収録のヘヴィなナンバー。
悲壮的なぐらいディープでコアな旋律は、全くアンダークラス~と違うものの、サビのメロディー・聞こえ方は全く一緒。
凄く面白い試みで、どっちの曲も楽しめるし、全く一緒のサビも前後の音の組み合わせ方の妙が味わえるセットで聞きたい曲だ。
8.'Summer' Half Hour Of Power & All Killer No Filler
アルバムに2度入ったバンドの看板ソングと言える初期の名曲。
スピーディーでパンクギターは、爽やかでソリッドで刺さる様に響くサムらしさのど真ん中とイメージ出来る音像。
じわじわと登り詰めそこから滑り落ちるような爽快感の完成度は高く、いまでも耳にすることの多いスケーターソングでもある。
9.'Nothing On My Back' All Killer No Filler
10.'Fake My Own Death' 13Voices
11.'Over My Head(Better Off Dead)' Does This Look Infected
12.'Sick Of Everyone' Screaming Bloody Murder
Sum 41 - Sick of Everyone (lyric video)
13.'Hooch' Does This Look Infected
14.'What I Believe' Half Hour Of Power
1stの後半に収録されてるパンクチューン。
Mxpxばりのブルーなメロディーラインで前だけを見て疾走するギターサウンド。
高速なビートはスリリングさよりも爽やかに重点の乗った初期らしさがあってファーストエモーションに溢れていて格好いい。
15.'Heart Attack' All Killer No Filler
これもレアなパンクソング。
一音一音を紡ぐような美しい始まりから、バッキバキにエネルギッシュなバウンズビートがになだれ込む王道の着火力。
デリックの得意なドライブ感あるリズムの刻み方は専売特許に近いクオリティだ。
緩急の使い方は、こういうバンドの中でも抜群にすごい。
16.'With Me' Underclass Hero
17.'Handle This' All Killer No Filler
ゆったりしたグルーヴのビックチューン。
逆にという表現があっているか分からないが、初期のエルレ的なメロディックでメロウさも兼ね備えた万能な感じがある。
ギターは高らかに空へと登る高尚な爽快感。
余韻まで噛み締められる降り注ぐビックメロディーは彼らの重要な側面だ。
18.'Baby You Don't Wanna Know' Screaming Bloody Murder
Sum 41 - Baby You Don't Wanna Know
5thの意表をついたロックナンバー。
オリエンタルでクラッピーなリフ&リズムの変幻自在なポップ・ロックチューン。
ビッグなメロディーが骨太なノリで跳ね回る、グリーンデイの様なロック的アタック感がある。
前のめりにゴリゴリに攻めてくるような感じよりは、落ち着き払って渾身の音を鳴らせる一曲だ。
19.'Crazy Amanda Bunkface' All Killer No Filler
Sum 41 - Crazy Amanda Bunkface (with lyrics)
1stからブリンク182ばりのポップパンクチューン。
大振りに、時にわかりやすく刻むノリやすいビートに旋風の如きバンドサウンドとその風通しの良さは、青空の様に突き抜けるポップパンクの本質的な良さだ。
オープンな鳴り音のバンドサウンドがまたそれを色濃く映す。
20.'Radio Radio' 13 Voices "Elvis Costello Cover"
Sum 41 - Radio Radio (Elvis Costello Cover) Lyrics
6thアルバムの日本版にのみ収録されたエルヴィス・コステロの名曲のカバー。
ギター一本とデリックの歌のみのシンプルなカバー。
おかえり、と言いたくなるような穏やかな声と、ナチュラルにメロディーをなぞるギターサウンドは、まさに憑き物の落ちた自然な音像にほっとする様な一曲だ。
【残り21曲は後半で】