Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【 家でロックを楽しむ。ロック名作ミュージックビデオ集16選】1987年生まれロック好き的 名作ロックバンドMVのススメ

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観てて時間を忘れてしまう、食い入る様に見てしまう名作ROCK Music Video集 画像クリックで動画再生

最近You Tubeに'お前コレも好きだろ?'と指摘されて気づいたが、僕はMV(ミュージックビデオ)/PV(プロモーションビデオ)が好きである。

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スマホを見すぎるとスマホにすら怒られる昨今、不安で寝れない夜に4-5分で見れるMVはお勧めだ。

と思ったら結局1時間位見てたっていう大好きなMV集の第2弾。

 

今回はオルタナティブ・ロック界に誇る面白くカッコイイ名作の類に入るMVを集めてみました。

短編映画を見ている様なストーリー仕立てだったり、メッセージ性の強いもの、或いはその反対で'こういうの面白くない?'みたいな斬新でファニーな試みだったり。

そのデザインのアイディアにまずは’面白い!’と心を掴まれ、映像というか最早小さい物語にグッと引き込まれながら、流れる音楽は最高と来た。

見ずにはいられない名作MVのススメ、まずは4-5分どれか1個でも見てみて頂ければ幸い。

 

それではお付き合いください。

 

部屋で弾いている大好きMV集はコチラ

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1.Blur - Coffee and TV

まずは元祖捻くれ系天才オルタナティヴロックバンド、ブラーの一曲。

家を出て行方知れずの息子を探すため、牛乳パックに広告を出した家族、MVの主人公はなんとその牛乳パック。
牛乳パックが家族を笑顔にさせようとその息子を探す旅に出るアニメ的なアドベンチャー形式のストーリーが素敵だし、フィギュアがあったら買うくらい牛乳パックの表情とコミカルな動きがが超かわいい。
タイドなメロディーも映像の仄かな暖かさと相乗的に作用して物凄くライトな聴き心地で、バンドを発見するシーンのデーモンの屈みながら弾き歌う姿は超絶かっこいい。
でしょうね、ってオチ後ラストの再開シーンに不意に心温まる。
 

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2.Foo Fighters -Walk-

名作から迷作までMVにはある意味定評のあるフー・ファイターズの一曲。

こういう始まりのハリウッドのハートウォーミング系の映画あるだろって完成度のデイヴの演技。

バンドサウンドのドライブに合わせストーリーも徐々にふざけながら加速していく。

精一杯ふざける演技も決してチープじゃなく楽しいし、何より最後の演奏シーンにバシッとキマるカリスマぶりは、そこまでのフリが聞いてて息を呑むくらいカッコイイ。

どこまでもナチュラルに溢れ出すロックアイコンとしてのハイパーさと、下らない事が大好きな茶目っ気こそ彼らがロック界の頂点で太陽のように輝く理由の1つだ。

 

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3.Weezer - Pork And Beans

ウィーザーのヘンテコぶりはしばしば芸術家とのコラボレーションでいい方向に転がっていく。

マシュー・カレン監督のもと作成された2008年レッドアルバムからのシングル曲もファニーなデザイン。

当時YouTuberなんて言葉は無かった時代の話題を集めていたYouTubeの動画のオマージュをコラージュしまくっている。

ダフト・パンクとかオール・アメリカン・リジェクツとか同業バンドの動画だったり果てはミニモニ、その他全然ジャンルも違うヘンテコスーパーな動画達。

パワーポップの穏やかで躍動的なビートに乗っかり、サビにはメントスコーラの噴水のもと鮮やかに弾ける晴れやかな可笑しさは、頬を緩めて見てしまう。

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4.Green Day - Jesus Of Suburbia

そのアイコニックさで傑作MVも多い、世界で最もファニーな心をもつハイパーロックバンド、グリーンデイ

'Wake Me Up~'や'Basket Case'などの傑作と並ぶ絶賛を受けるパンクオペラのこの曲のMVも必見。

アメリカン・イディオットの主人公の1人、セイント・ジミーの物語で、郊外のジーザスだったシド・ヴィシャスみたいな男が周りのものを全部捨てて旅立つまでの物語が苛烈に描かれる。

ストリートらしい感情的なサインの数々、歌い演奏するグリーンデイが所々TVで流れ、それを食い入る様に見つめる主人公が実にノスタルジック。

何よりも曲の展開にマッチした映像展開、様々な解釈を呼ぶこの曲はこのMVと共に想いを馳せれば完成すると思える。

あ、バスケットケースもやっぱりいい。

 

 

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5.Gorillaz - Feel Good Inc.

ゴリラズは、ブラーのデーモン・アルバーンとクリエイターのジェイミー・ヒューイットが仕掛ける世界でもっと有名な架空のデジタルオルタナティブバンド。

堕落した煌びやかで下品なポップシーンのカウンターとして、不気味でアングラ&カオスな架空バンドの世界観を音楽と共に強烈に描いたアニメーション。

カルトな雰囲気を吹き飛ばす程に練られたアートサウンドは、ダークなモノにも関わらずチャートを席巻した。

当時一緒に流れまくったこのMVも大きな反響を呼んだ。

架空のバンドメンバーひとりひとりの設定が、細かく決まっている上にぶっ飛んでいてそれも楽しいところ。

クライマックス、ドスの効いた雲の前、ツーディーが崖の上でギターを弾くシーンは、胸が締め付けられる程切なくてかっこいい。

 

6.Beck 'Hell Yes'

オルタナ界のプリンスのベックの名曲。

デジタルでマジカルな音世界に、扇子持って踊る可愛いアシモたち。

機械的なロボットの表情が見えてくる様に、デジタルな音も徐々に生の感触に変わってくる。

徐々に多彩になるロボットのダンスに見入ってしまう、この無機質と有機質を漂うような異次元のベックのサウンドを踊れるのは、ロボット以外にはいないのかもしれない。

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7.The HIATUS -Superblock

今や日本のロックシーンが誇るべき音楽表現者集団ハイエイタスのきってのスタイリッシュナンバーのMV。

廃れたパーティーを思わせる光景と、アニメーションを嵌め合せた映像で、差し込まれるアニメがオマージュになってて観ていて面白い。

スタイリッシュなビートと、レトリックな世界観のメロディーが、緩やかにスムーズに映像となじむインパクトが凄いMV。

何より一番カッコいいのは、スーツを着崩した細美武士だと、ファンなら声を挙げたい。

 

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8.OK Go - This Too Shall Pass - Rube Goldberg Machine

天才的ミュージックビデオ作成集団のオーケーゴーの傑作。

一発撮りのマーチングバンドとか、人形劇とか、やたらとカラフルで凝りに凝った美大生の作品みたいなMVを数々作ってきた彼ら。

この作品はループ・ゴールド・マシン、日本でいうピタゴラスイッチを使った映像になる。

ところどころメンバーが顔を出してくるけど、全然そんなことより装置が凄すぎてそっちを見てしまう。

でもメンバーの顔が少し満足気なのがいい。

 

9.Panic! At The Disco ‐I Write Sins Not Tragedies

ミステリアスなオルタナロックバンド、パニック!アット・ザ・ディスコの名曲。

不可思議で妖しいマジカルなサウンドと、強烈にシンクロするピエロだらけの結婚式の映像。

ドタバタ劇な中にもセクシャルで甘美な雰囲気を失わないカットの数々が素晴らしい。

めまぐるしく場面がかわるので一瞬で終わったように思える。

この表現力が奇妙さ抜群の世界観を支え、世界的なバンドへとなった。

 

10.Arctic Monkeys - The View From The Afternoon

現代インディーロックシーンの最先端を行くアークティックモンキーズの初期の名曲。

時代を加速させたターニングポイントの名曲のMVは大体カッコいい。

モノクロで、街のど真ん中でドラムをひたすら叩いている。このスピード感。

たまに出てくる引きの画の急さが心奪われるかっこ良さ。

白い息もリアルでいい。

 

11.Red Hot Chili Peppers 'Under the Bridge' 

レッチリの名バラードは、プロモの冒頭数秒で目も耳も心も奪われる。 

世界で最もかっこいいギタリストの姿がそこにあって鳥肌たつ。

優しさも悲しさも一緒に流れ込んできて、ぐちゃぐちゃになりそうにリアルなのに暖かい。

今きっとこういう音楽が世界には必要なのだと確信すら持てるとんでもない質量。

 

 

12.Oasis - The Masterplan

オアシスのノエルボーカルの大名曲。

燻った街のリアルで作りこまれた感じが何か見入ってしまう。

意外と街では色んなことが起こってる。

歩き方でわかるリアム。ノエルが歌ってる横でタンバリン叩いてるリアルさ。

ビッグメロディーの裏でどこか暗い部分を感じさせる音が、かなり的確なタッチの映像で雰囲気出したのがこのMVだと思う。

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13.Radiohead - No Surprises

最も異様でロックを凍りつかせたロックバンドのレディオヘッドの怪作MV。

カプセルみたいな容器の中で、徐々に水に満たされていくトムヨーク。

シュールはシュールなんだけど、圧倒されるくらいの距離感と緊迫感。

SF映画の世界に飛び込んだようなサウンドと、トムの哀しげな表情がどこまでも冷たくなっていく。

宇宙的なメロディーのタッチの浮遊感のまま、聴いて見てその世界に浸れるすごい作品。

 

14.Nine Inch Nails - Only

孤高のインダストリアルロックバンド、ナインインチネイルズの変則的で傑作なMV。

刻まれ続けるビートがデジタルを超えて、日常にはみ出してくる奇抜なアイディア。

釘のうねりが表すトレント・レズナーがリアルで、曲に合わせてノイジーにミクロな世界が揺れまくる。

曲のインパクトを増す印象的なカット割りが終始続き、どんどん日常を呑み込んでいく音のパワーにどんどん引き込まれる。

アイディア、演出、音楽との相性、どれをとっても最高峰の芸術MV。

 

15.Hoobastank - The Reason

ヘヴィーながら美しいエモーショナルなハードロックを奏でるフーバスタンク最大の一曲。

そもそもこの最高のバラードが大好きで、後からMVは見たんだが物語のドンデン返し的な展開にびっくりした。

曲の美しさを際立たせる、ただただ悲壮感に満ちたMVかと思いきや、のまさかのストーリーは必見。

ちなみにこのMVの続きというか、結末が'Same Direction'になっている。

これまたドンデン返しにされるので必見。

 

16.東京事変 - 群青日和

最後は椎名林檎率いる東京事変のMV。

演奏シーンがかっこいいし、ライトの当たり具合が絶妙でとってもいい。

ただ本当に見て欲しいと声を荒げたいのはラスト。

ギター弾き終わりハニカム彼女の姿が、途轍もなく可愛い。

男子・男性は絶対に見てくれ。

 

時代を彩った音と映像

以上ご覧いただきありがとうございました。

名作といわれるMVは、一瞬で目を奪われる工夫と煌めきがある。

音とシンクロするその世界観に取り込まれ、あっという間に見入ってしまう感覚がある。

ちょっとおすすめの時間の過ごし方だ。

 

それではまた別の記事で。