Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【バンドレビュー】Circa Wavesに思いを馳せる【モダンロックバンドに心を打たれた小コラム】

僕の夏に強烈なインパクトを残した新進気鋭の若手ロックバンドに想いを馳せる その2

この夏心に残ったバンドのレビューその2。

www.footballsoundtrack.com

サーカウェイヴスは2-3年前から騒がれていたバンドだった。
この惑星で1番の、とか
今聴くべきUKロック〇〇選!、とか。
前回も書いたけど、いつの間にかそういう触れ込みを流し気味で、それでも心には留まっていたし、そんなにわかな状態でも観たサーカウェイヴスはマジで良かった。
間違いのない安定感すら感じたと言っていい。
長い雨に打たれ続けた今年の夏において、最も爽やかな時間を過ごせたと言ってもいい、サマーソニックのステージ。
ロックバンドの楽しみ方、いろはのい、百聞は一見にしかず。
それを周囲の空気ごとひっくるめて肌で感じたライブだった。
 

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前回のスイマーズに続いて、今更感はあるが、心を震わせた若手バンドレビュー小コラム。
今日はサーカウェイヴスに想いを馳せる。
 
 

10年世代の申し子

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2010年代の新しい世代のロックは、ボーダーレスでグローバルに響く場所を選ばない構造へと変化していった。
中でも特にポップと溶け合い融和した、ポップロックをアップデートしたようなクリアなサウンドは、若手ロックバンドの潮流の真ん中にあった。
その中に置いて、ロックに対しての混じり気の部分の方が強くなってしまう事も少なくない気がしていたが、その中でもサーカウェイヴスはロック的な肉体性を維持しつつ近代的なロックを、抜群の表現力で既に完成されてるかの様に涼しい顔で鳴らしていたのだ。

 

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UKロックの由緒正しき聖地リバプールで2013年の結成し、2014年にはレコードデビューした彼等。
その時点でかなりスピード感あるが、UKロックが持つ才能を持ったバンドを見つける嗅覚があれば不思議ではない。
デビュー前から音楽共有サイトの楽曲が話題で、ロックファンの待ちわびる中のデビューで当初からハイレベルな人気だった様だ。
レディングを始め数々の由緒あるフェスに参加、the1975など今を煌めくバンドとの共演、更にはロイヤルブラッドなど新世代のバンドとの合同ツアーと、順風満帆のニュージェネレーションバンド振り。
その要因は上で書いた通りライブのクォリティだし、更にはライブで響きやすい音作りにある。
 

清涼的岩音楽

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実力派の評に違わず、実にポップなサウンドを高次のクリエイティブなモノにまとめる技術。
安定感あるヘヴィで抱擁的なベースラインに、全く異なる二本のギターの音色を自在に複雑に組み合わせる。
そのほとんどのパーツにロック的なエッセンスが詰まっていて、エッジが効いてる。
ボーカルのキエランの声を中心にまとまるサウンドの抜群の透明度はここ最近のロック界でも随一だし、常に潤いを感じる音、それが重なってこれ以上ない爽やかな色を描く。
淡くソフトな色彩の中に、くっきりとしたロックの痕跡を残せるやり方を知っている事が彼らの強みだ。
 
ロック音楽が転がる大きな岩の塊だとすれば、そこにしっかりと楔を打ち付け新世代として根付いた彼等の登場が、後に新たな世代のロックバンド達が目指す指標になるんだろう。
 
マリンステージの彼らは、重たい曇天を幾分晴れやかにし、最後には晴れ間も呼び込んで見せた。
かっこよかった。今の若者はこんなオシャレな夏を過ごしてんのか。
脱帽せざるを得ない、完璧なパフォーマンスだった。
 

ソングレビュー

Fossils


Circa Waves - Fossils

代表的なサーカウェイヴスロック。
清涼感あるメロディーとクリアにカットされるギターに引っ張られて、徐々にスケールを増す抱擁的な空間。
ハイファイな音響とそこに反響する声が高次でまとまるスタイリッシュさ。
滑り落ちるようなスリルと、その先に待つ柔らかい抱擁感から来る安心感は彼らの真骨頂だと思う。
 
Stuck In My Teeth


Circa Waves - Stuck In My Teeth (Studio Film)

小気味いいリズムのファニーでポップなギターが複雑に絡むポップチューン。
このデュアルギターは彼等の色が良く出てて強烈に印象に残った。
ソフトでもビビットなサウンド、”No I Want”のサビの歌声の切なさと跳ねるようなギターの対比がいい。
寄せては返す様なメロディーの波が夏っぽい、彼ららしいサマーチューンでもある。
Wake Up


Circa Waves - Wake Up

最新アルバムのアグレッシヴなロックチューン。

焦燥感たっぷりのサイレンみたいなギターリフが迫る。

ヘヴィなベースラインに美しいメロディーラインを重ねて研いでいくような音の広がりで、研ぎ澄まされた抑揚を作る名作。
ただ爽やかなだけでは終わらない彼らの底知れなさを端的に凝縮して見せた。
 
Fire That Burn


Circa Waves - Fire That Burns

ドラマチックなロックナンバー。
ヘヴィなリフ、ソフトな歌い口でエキセントリックなグルーヴに徐々に上り詰める。
こういう惹きつける展開をすんなりと形にするキャッチーなセンスもさすが。
アグレッシブにクリアという困難なロックもすんなりと体現する。
 
T-Shirt Weather


Circa Waves - T-Shirt Weather

彼らのポップロックアンセム。
ジャックジョンソンかと思う潤ったメロディー、そこから弾けるカラフルなロックサウンド。
彼らの楽曲の中でも最も眩しい。
Tシャツ一枚で超ちょうどいい陽気と清涼感。
 

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ヤング・チェイサーズ

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この夏の音楽の光景

皆様は心に残る音楽の光景がこの夏あっただろうか。
知らぬ間に過ぎた夏にも、音楽要素は変わらず満ちていていい夏になった。
まだまだ思いは馳せるけど、凝り固まっていた頭が少しはほぐれた気がする。
 
それではまた別の記事で。