Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【ソングレビュー18曲】Offspringに想いを馳せて-現役最強炎のパンクロッカーズ-【バンドレビュー】

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炎のパンクロックカーズ オフスプリングに想いを馳せる

サマソニ2016のレビューでも書いたが、もう何度も日本で見ているんだけど、どうしてもまた見たくなる。そんなパンクレジェンド。
行きつけのお店で同じ定食を頼み続けるかの如く、『あいつ、あれしか頼まねーな』って店員さんに思われようがお構いなし。俺にはこれがいいのだ
 
1990年代から全世界を席巻したメロディックハードコアブームを牽引し、今や現代パンクスの象徴となったオフスプリングの例えが定食では、チープすぎるかもしれないが、僕らにとって敷居が高いわけではなく、最大最高のクオリティを味わえるのはオフスプリングなだけという話なわけで。
タフでストイックで、先頭に立っていながらどこか突き抜けた様な存在感すら感じる超絶的なベテランパンクバンド。
本日はオフスプリングに想いを馳せる。

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パンクの歴史とオフスプリングの存在感

街に出てたって、家に居たって本当にさりげなくあらゆるシーンでオフスプリングが流れてる。実は。
TVのCMやバラエティー、少しパンチの効いた若者向けファッションのセレクトショップ、スポーツの会場でも、ゲームの挿入歌でも使われてたりする。
大体プリティーフライオールアイウォントだ。
「アハンアハン」「ヤーヤーヤーヤー!」だ。
オッと音の流れる方向を探してしまう、ちょっと聞こえてくる事がうれしい瞬間。
すんなりと速攻で、身体に染み入るリズムとメロディーは、攻撃的な半面驚くほど耳に馴染みやすい、このアグレッシブでキャッチーな存在感こそオフスプリングの肝なのだ。
 
1970年代ニューヨークのラモーンズピストルズクラッシュのロンドンパンク以降、パンクは地下へ潜りハードコアな音楽として文化を作っていった。
1990年前その後メロディックハードコアとして昇華され、バッドレリジョンノーエフを筆頭にエピタフのメロコアは、物凄くかいつまんで言えばヤバい程カッコイイって言う流れが出来る。
 
そして1990年代前半、アメリカ西海岸のギルマンストリートを中心に、カラッとしたサウンドの明るいパンクロックが広まっていく頃、オフスプリングもその中心にいたのだ。
1994年、アルバム"smash"が全世界で1300万枚というインディーズ史上最高のヒットを飛ばす。
ディセンデンツなどのレジェンド、同時期のグリーンデイやランシドと共に、新世代パンクの金字塔として歴史に残り、ロックの新しい流れを決定付けた衝撃的なアルバムだった。
 
全世界的な人気を獲得した後も、自身のレーベルを作り自らのパンクロックの尊厳を守り、独自で突出しながら広範囲に影響を及ぼせる活動を作り上げ、ついには現代に至るまでオフスプリングというブランドを完全に確立し、新旧内外問わずどこから見ても一目置かれるバンドとして存在を高めたのだと思うのだ。
オフスプリングというバンド名には、"バカな"とかって意味の他に、新しい子供なんて意味を持っているらしい。
常に時代を映し転がり続けるロックの新しい子供として爆誕し輝くだけでなく、それを恒久的に尊厳と誇りを守りながら放ち続けるのがオフスプリングのパンクロックという事だ。
 

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そのパンクスタイルとサウンド

音楽とはファッションでない。
一つの信念みたいなものだ。彼らの流儀の本質もそこにある。
だからこそ、彼らの鳴らす音は西海岸パンクのカラッとしたキャッチーさだけでなく、タフなパッションと圧倒的な正しさを感じる
ストリートに情熱的なだけでなく、時に凍るように冷たいリリカルなメッセージを刺す事もある。
それと同時にユニークかつコミカルなリフ挑発的に煽る様に鳴らし、キッズ達を踊らせる抜群の高揚感に結びつく。
キッズ達の不満を発散させ得る爆発的なエネルギーに直結しながら、'お前は誇りを持って生きていけるのか?'と燃えるようなメッセージも残せる。
パンクアンセムにはわかりやすさと親しみやすさの上に、情熱とまっすぐな正しさも欠かせないのだ。
 
史上屈指のアツさと華を持つパンクボーカルのデクスターがパワフルなハイトーンでスピーディーに歌い上げ、磨き練り上げられたパンクサウンドのスリリングさを加速させ、どの曲にも必ずあるシンガロングがライブでは大轟音となる。
その繰り返しこそが、確実にそれが起こる!来るぞ来るぞ...キター!!という鉄板の信頼感となってキッズの心に火を灯し続ける要因でもある。
それもパンク界の頂点に君臨し続けながら、誇りを掲げつつ透徹したビジョンで、ストイックにスタンダードを塗り替え続けるスケールのデカさが、彼らのカリスマ性を更に前進させるのだ。
 

ソングレビュー18曲

サマソニ2016で見たオフスプのセットリスト。いつも通りながら途轍もなく良かったのだ。
ソリッドでストイック、コミカルでタフ、ポップにパンクな彼らを網羅したトラックリスト。
それをもとにソングレビューしていきますので聴きながら御覧ください!
 
1.You're Gonna Go Far, Kid
 
幕開けにふさわしい徐々に高まっていくコアなパンクロックナンバー。
硝煙漂うようなスモーキーな冒頭からライトアップされるようなデクスターのボーカル、シリアスさを纏いつつボルテージが上がるオフスプらしいシュアでストイックなパンクサウンド。
わりと最近のナンバーながらライブでも鉄板になり最新モードを軽々と更新した、スイッチを入れフロアを高速で沸騰させられる珠玉のリードトラックだ。
 
2.All I Want


The Offspring - All I Want

最早数々の場所で鳴らされ市民権すら獲得したパンクアンセム。

空耳アワー以降、ネタ的にだったり、評価がズレて独り歩きしてる感もあるが、実際にライブで聞くと圧倒的にカッコイイ。

切り裂かれるようなスピード感はあまりにもダイレクトにシャープに僕らの心に刺す様に響く。

 
3.Come Out And Play (Keep 'Em Separated)
 


The Offspring - "Come Out And Play"

You gotta keep 'em separated!

これもオフスプリング節というリフとリズムで刻まれる代表的なナンバー。

コミカルで挑発的っていう彼らのもう一つの魅力が最も詰まった曲で、リフもグルーヴもトリッキーにエッジ立たせて組み合わせ、聴いたことないタイプの無縫のパンクスタイルを作り上げた彼ららしさの真髄的キラーチューンだ。

 

4.coming for you


The Offspring - Coming For You (Official Music Video)

チャカチャカなギターリフとタフなベースラインがリズム良く馴染むアッパーでコミカルなナンバー。
怒号の様なシンガロング満載でライブに欠かせないキラーチューンだ。
コミカルでキャッチーでズシッと野太い、エンターテイメント的かつ情熱的なバランスは彼ららしさの最前線。

 

 
5.Hammerhead
必殺のメロコアチューン。
憂いのギターから、ビートとリフが重なって狂熱的に盛り上がる冒頭から、ソロ以降の後半のグルーヴィーなフック溢れる展開と、メロコアサウンドの完成度は劇的に高い。

弾けとぶ様にモッシュピッドが出来る貫禄の加速感は破格の力量を感じる。

 
6.Original Prankster


The Offspring - Original Prankster

Come Out And Playと並ぶオフスプリングらしいタフ&コミカルパンク。

僕は最も好きなナンバー。
パンクギターとヒップホップ的なグルーヴが融合し、大胆に刻まれるビートが爽快だしちょっと危険すら孕む突き抜けたカッコよさを持つ。
まさにキラーアンセム。

 

7.Have You Ever

www.youtube.comヘヴィーなグルーヴのパッショナブルなパンクロックナンバー。

スカイダイビングの様な圧巻の疾走感溢れる前半から、終盤につれて転調し強靭なロックグルーヴが漂う痛快で濃いロックナンバーだ。

 

 

8.Staring At The Sun

Have You Everが終わり切る前にStaring At The Sunがフェードインしてくる鉄板で最もハイライトになる流れ。

カラッとしてしなりのあるスピーディーでリフに乗って滑り出すパンクチューンが中盤で更に加速し爽快で熱狂的な渦を起こせる強靭なアンセム。

オフスプの結晶的な演奏とボーカルが凝縮されてる。

 
9.One Fine Day
One Fine Day

One Fine Day

  • The Offspring
  • ロック
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

明るさ満点の晴天ド直球ポップパンク。

ウエスタン感も帯びたカラッとした高揚感は陽気で鋭い。大サビ前の掛け合いも好き。
ワン!トゥー!スリー!HEY!の一体感は超絶楽しい。
 
10.What Happened to You?
これも陽気で楽しい中期の名曲スカパンクナンバー。One Fine Dayとセットになることが多い。
伸び伸びと爽やかに、多幸感溢れるファニーで楽しい一曲。
こういう湿り気ゼロの圧倒的陽性な音が彼らの源泉にある。

 

11.Hit That
トリッキーなロックチューン。
バラエティーに富んだ音が使われていて中毒性の高い曲。
しっかりオフスプらしい刻まれるギターもギラギラしてるし、面白おかしいアイディア性は彼らの楽曲に散りばめられている。
Oi!Oi!Oi!
 
12.Kristy, Are You Doing Okay?
至高のロックバラード。
パンクのセットリストで火照った身体が柔らかい風に包まれ優しく身体を潤してくれる。
ドラマチックなサウンドデザインに照らされるデクスターのボーカルはしなやかで美しく、強く心に降り注ぐ。
ふと口ずさみたくなる様な、そっと胸にしまい込んで置きたい名バラードだ。

 

13.Why Don't You Get A Job?
 


The Offspring - Why Dont You Get A Job[Official Video]

パンクロック界のオブラ・ディ・オブラ・ダ。
タイドでポップ・ロックなサウンドは会場の空気をピースフルに暖かいモノにしてくれる。
歌詞の内容は全然ハッピーじゃないけどそこはパンクのお茶目な部分だ。
 
14.Walla Walla


The Offspring - Walla Walla - 7/23/1999 - Woodstock 99 East Stage (Official)

これもオフスプリングを代表するファストな一曲。
これぞ西海岸パンクカーニバル的なリフ。
ユニークでフックが効いたメロディーが畳み掛ける。

 

15.(Can't Get My)Head Around You


The Offspring - (Can't Get My) Head Around You

一転してヘヴィーな音塊が襲う漢気パンクチューン。
もう一度キリッとテンションを突き上げられるアッパーなセレクトだ。
オフスプらしい男らしさ迸る躍動感、それでもクールにまとまるバンドサウンドは完成度が凄く高いのだ。
 
16.Prett Fry(For A White Guy)
 


The Offspring - Pretty Fly (For a White Guy)

オフスプリング最大のヒット曲にして、現代パンク最高峰のアンセム。

キャッチーでコミカル、ビーチでも、クラブでも、ライブハウスでも、スタジアムでも、どこでも鳴らせる超越感すらある強靭なメロディー。
数々のシーンでオフスプリングをたっぷり味わえるのはこの曲だ。

 

 

17.Want You Bad


The Offspring - Want You Bad

ド直球のアンセミック陽性ポップパンクキラーチューン。

一音目から曲の終わりまで1ミリの隙も無くキャッチーに輝くメロディーワークは間違いなく彼らの本気。
最も煌めきの強いアンセムは、とっても風通しが良くて聞き馴染み抜群だ。

 

18.Americana


Americana - Offspring

ここからアンコールだった。ていうか、フェスで19曲もやってたのね。

アルバムのタイトルトラックにもなったキラーチューン。
以前見たライブでヌードルズがタバコ加えながらこのギターをギャーン!と鳴らしていて一生ついていこうとおもった。
出だしからじわじわ上がるギターとその後の爆発力。アンコール一発目にはふさわしい。

 

19.The Kids Aren't Alright
ソリッドでタイトでタフでパッショナブルなエッセンスが詰まった、オフスプリングらしい彼らからの問題提起。
どこまでもストイックなその姿を焼き付け、ライブは最後に燃え尽きる様に終わるのだ。

炎のパンクバンド

以上いかがでしたでしょうか?
信念があるからメッセージがあるのであって、それをガシガシと感じるライブを彼らはする。
俺たちはこうだ。お前らはどうなんだと僕らの心に問いかけてくる。
批判おかまいなしの強靭な価値観にはむしろフォロワーの方が多い
向いているベクトルは常に一緒なだけ、重く僕らの心に響いてくる。
 
これまでがどうではなく、今ここが大事なパンクロックにとって、オフスプリングは欠かせないバンドなのである。
ポップパンクのアイコンみたいなバンドはグリーンデイだと思うけど、
オフスプリングは一目置かれる先輩みたいな存在感はある。
ききそうで絶対に替えの効かない魅力がラインナップのロゴの時点でばしばし伝わってくる。

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ポップもパンクも制圧し、キッズ達のガイドになりつづけてきた彼ら。
ガシガシと心臓を掴まれるような身体の芯に響く声と音は痛快
イメージ的には炎だ
飛んで火に入る夏の虫とばかり寄ってきた者を情熱の炎で焼き尽くす
それは恐ろしい程の陽性のパワーで、耐えられるのはパンクキッズのみなのである。
物凄い憧れ。一生ついていきたいバンド。
またオフスプ見るの?と言われても、僕にはOffspringがあればいいのだ、とお気に入りの定食の様に、胸に秘めて生きていきたいのだ。
 

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