Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【サッカーに合うOasis Song】フットボール・サウンドトラック オアシスの10曲【ロシアW杯に添えて】

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Soccer×Oasis ビッグなフットボールサウンドトラック

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サッカーに合うロック音楽集・フットボールサウンドトラックを考えていた時、どうしてもチラつくのは彼等Oasisのアンセムだ。

世界を制した最もビッグなロックメロディーは、すなわち広大な範囲に等しく降り注ぐ性質を持つのだ。

RPGで言えば属性がない全体魔法みたいなもんだ。

無慈悲に均等に爆発させて、バランスブレイカーながら不遜過ぎて何も言えない。

場所も用法も選ばないが、敢えて選ぶとするならスタジアムで響く巨大なロックだ。

ストリートから次第にビックになり、スタンスもスケールも変わらず影響力のみを大きくしていったオアシスの理想的なロックは、それこそ間違いなくフットボールのカルチャーに合うはずだ。

彼等の特殊性はそことマッチする。

もう全部彼らで良いんじゃないかと思い、オアシス珠玉のフットボールサウンドトラック10曲選んでみました。

数々のスタジアムで鳴ってきた開放感に満ちたビッグチューンで停滞ムードに風穴をあけるロックのダイナミズムの可能性を信じ、もう一度彼等の魅力をW杯イヤーに沿えたい。

そう思ったサウンドトラック、お楽しみいただけると幸いです。

 

Oasis バンドレビューはコチラ!

www.footballsoundtrack.com

1.'Stand By Me'


Oasis - Stand By Me

'いつでもそばに'おいて何時迄も聴いていたい彼らの中でも屈指のアンセムだ。

号砲の様に幕を切るノエルのギター、良質なサウンドの奥に横たわる哀愁も穏やかに優雅に香らせる絶妙なメロディー、それでいて挑発的な魅力は失わないロック的なエッジも損なわない絶妙なボーカル・リアムの声。

あらゆるボーダーを超え全方位に鳴る類のグッドメロディーは壮大な幕開けにふさわしくて、それこそパーソナルに一人一人のそばで鳴るし、拓けた空間にも降り注ぐのだ。

誰彼構わず肩を組んで、色分けされてないピッチの上の空に向かって歌声を合わせられる、そういう感動的な光景に添えられる唯一のナンバー。

 

2.'Whatever'


Oasis - Whatever

グリーンなフィールドに爽やかに虹を架ける鮮やかなポップ・ロックアンセム。

フットボールらしく自由をテーマに、楽観的に見えても呪縛から解き放たれる為の決意の歌だからこそ、ここまで劇的に響く。

シンフォニーなサウンドはどこまでも澄んでいて、多彩で美しいメロディーの音圧はナチュラルな肌触りでもビリビリとくるし、そしてリアムの声と一体に爽やかな風が吹き抜ければ余計なものはどこかに行って何もかもフラットに目の前の光景を見つめられる要因にもなるのだ。

壮大で心地いい包容感の喜びのアンセムはスタジアムで鳴ってくれれば、たちまちグリーンで幸せな光景を創り出す爽快さを持っている超自然的なアンセム。

 

3.'Supersonic'


Oasis - Supersonic

悪魔的に惹き付けるキャッチーさのあるミディアムロックアンセム。
紫煙でも立ちそうなサイケな色合いのリフが一気に空間を支配し、セクシャルに漂いつつ甘美に鳴くギターを背中に受け、そのサウンドを我が物にして飄々と不遜に言葉を紡ぐリアム。
吐き捨てる様で実にソリッドにその声は作用して、超音速とは思えないほどゆったりと僕らの心を弾ませる。
外に外にエネルギーを解き放ち、磁場のように広範囲を縛るロックの重力は、何十万人入るスタジアムでも存分に届き、音楽でしか成し得ない痺れる快楽をもたらすはずだ。
 

4.'Champagne Supernova'


Oasis - Champagne Supernova

メッシもC.ロナウドも好きらしい陶酔的なロックバラード。
泡の様に煌めいて余韻を残しては消えていき、一つ一つが大切だと認識できるギターの音色が、どこかここではない幻想的な音空間を作り上げる。
これだけ広範囲に響き空高く遠い所で歌っている様で、寄り添うように優しく響くリアムのメロウなボーカル。
本当に深く心を揺さぶり聞き入ってしまい、静かに波打つ水面の様なスタジアムを喝采のオーケストラが彩る光景は圧巻だ。
国歌のタイミングに、やる前に流してみてほしい。
そのくらい厳かで鮮やかな圧巻のスローアンセム。
 

5.'Bag It Up'


Oasis - Bag It Up

ハードでストイックなロックナンバー。

スイッチの入るロックの最上級で、スパイシーなギターサウンドと分厚いメロディは高揚感に火を点ける。
荒れた荒野を闊歩する様な信念を伴った力強さが音の端々から漲る。
’望んでる事を空高くまで膨らましてやるよ’
重厚でソリッドなサウンドが僕らの欲望とか渇望に火を点け、そんなもんでいいのか?ともっともっと背中を押してくる不遜でパワフルなアンセム。
 

6.'Be Here Now'

カラフルでファンタジックなロックチューン。
ガチャガチャした賑やかな感じもハーフタイム感あって映えると思った。
口笛みたいなメロディーはとっても楽しい、大胆不敵までにポップで逆に痛快で爽快な突き抜け具合。
能天気さすら感じるズバ抜けた明るさは実際は実に表情豊かで、マジカルなメロディーにリフレッシュできるちょっと不思議で甘い一曲だ。
 
 

7.'Columbia'


Oasis - Columbia (Official Lyric Video)

強烈にディストーションのかかったロックアンセム。
ギラついたギターサウンドが曲全体を覆い、ロックンロールスターになったその後の心境をダイレクトに歌う。
マッドでディストーションの効いた分厚いギターにまとわりつく様にセクシーなリアムの声は凄く耳に残るのだ。
濃密なロックの圧力に空間が歪み、色んな感情が色めき欲望の扉を開ける様な生々しいノイズが飛び散りまくり、陶酔感ズバ抜けた快楽的なサウンドの支配力は彼らでも随一だ。
 

8.'All Around The World'


Oasis - All Around The World

楽園的なロングアンセム。
’君が君のやり方で世界に知らしめてやるんだ’
選手へのエールにもなりそうなスケールのでかいメッセージを乗せる。
ポジティヴィティに溢れたビッグメロディーはどこまでも浸透しやすく開放的な聴き心地で、マーブル模様が回転するようなちょっとサイケな心地も癖になる。
壮大なリフレインでありながら常に前向きな音の響きの良さで、どこまでも届くレンジの広さに繋がる。
 

9'Live Forever'

彼らが永遠に生きるための賛歌。

生命の鼓動の様なビート、邪心が洗い流されていく様な陽のエネルギーが満ち溢れる。

美しくもたくましい芯の通ったサウンドは決して題名負けしていないし、きっと正しくてだからこそ頼りになると想える抜群の信頼感。

縦横無尽に空を巡り穏やかに着地するギターサウンドの余韻がまた凄く良い。

フットボールも音楽も巡り行きながら、永遠に心に刻まれる光景があると信じてやまないアンセムだ。

 

10'Married With Children'


Oasis - Married With Children (Official Lyric Video) 

水道橋で響いた個人的に屈指の名曲。

 

www.footballsoundtrack.com
剥いて剥いて残ったナチュラルな彼らの音楽。

ブルージーなノエルのギターに、穏やかなリアムの声。

よれつつも美しく素朴な趣きにジャジーな香り漂いどっかバーにでもいるような気分。

それが大きいところで響けば熱くなりすぎた心を穏やかなものにさせるはず。

帰り道なんかがいいのだ。

スタジアムで起きた事、それがポジティブでもネガティブでも、噛みしめるように歩いて行けそうな、優しいクローズドアンセムだ。

 

オアシスのギターロックのダイナミズムはフットボールとシンクロする

大衆的でありながら野心的なギターロックで世界を制したオアシスの華々しさは、フットボールの光景に抜群に合う。

いくつもの伝説を作ってきたオアシスだからこそ、世界的なフットボールの祭典でもシンクロしお互いを彩る作用があるはずだ。

サウンドトラック冥利に尽きる鮮やかな10曲は広大なスタジアムを掌握し、爽やかに潤しながら一人一人の胸に火を灯す、そういう正しさに満ちていると心から思うのだ。

 

ご覧いただきありがとうございました。

それではまた別の記事で。