Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【無人島に持っていくCDシリーズ3】20周年Green Day 'Nimrod'に想いを馳せる【全曲ディスクレビュー】

無人島に持っていくならどのアルバム?第3弾!

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無人島に持っていくシリーズ3
新譜のレビューはやっていたけど、それ以外にも心に刺さったアルバムは山ほどあるのだ。
音楽友達と良く酒飲みながら話すネタ、無人島に持っていくならどのアルバムを持っていく?という話題。おもしろかったので記事にしました。のその3

 

今回はGreen Dayである。
20年前の1997年に発売になった名作。20年前はロック的に超芳醇な年だった様だ。
大人になってから再評価されがちアルバムランキング全世界で多分1位
今回はグリーンデイのニムロッドに想いを馳せる。

 

以前のシリーズはコチラ。

www.footballsoundtrack.com

 

www.footballsoundtrack.com

 

 

背景 古き良きグリーンデイ

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1997年に発売されたこのアルバム。
グリーンデイとしてはインディーも含めると5枚目
メジャーでは3枚目となるアルバムだ。
彼等のディスコグラフィー&バイオグラフィーの中でも転換期的な時代。
モンスターアルバムのメジャー1stドゥーキーはポップなパンクで世界を変え、勢いに乗り2ndインソムニアックを続け様に出した後の3枚目ニムロッド
インスタントに火をつけれるポップパンクを一度見つめ直しもっと心の柔らかい部分に触れる様な音を詰め込んだアルバムになった。
上でも書いたが、少しだけ大人になった今振り返るには最適なんだ。
20年なんてとんでもなく長いと思ってたけど今の時代でも僕の耳にはがっちり歯車がハマって聴ける、そんな暖かいロックがあるアルバムだ。

 

音楽 特徴

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全18曲というボリューム。(日本版は19曲)そして50分弱
その曲数も嬉しいが、凄く曲の幅が広い
荒々しいダイレクトなポップパンクだけではなく、艶やかでリアリティのあるポップロック的な音。
しなやかさと性急さを巧みに入り混ぜて、ラウドさをふりまかず音楽的語彙の奥深さ、味わい深いサウンドが随所に沁みてくる。
それでもポップソングの枠組みの中に、明らかなグリーンデイとわかるフレーズとメロディーをはめ込み、強固なグリーンデイらしさは今と変わらず健在で、それがただのポップロックとは一線を画す要因なのもグリーンデイのメロディーの強さという事だと思う。

歌詞のシナリオも単なる卑屈だったり人生訓だったり燃えるような反骨心だったり、バラエティーに富んでるし、何より、まくしたてる様で、その実暖かいビリーのボーカルが僕は大好きなのだ。
そんなボーカルハイライト的な部分が多いのも、ニムロッドが好きな理由でもある。

 

ソングレビュー

ニムロッド

ニムロッド

 

 

1.Nice Guys Finish Last


Nice Guys Finish Last - Green Day (Official Music Video) [HQ]

開幕は必殺のポップパンクナンバー。
ファン人気高めの割と幻的ナンバーでライブだとイントロのドラムで怒号の様な歓声が上がる。
思わず笑顔になっちゃうくらいの爆風の疾走感が、スリリングで楽しいグリーンデイのフォーミュラソング。
3人の音だけでこんなに圧倒的な華を感じさせるバンドアンサンブルは奇跡みたいなものだと、歳を重ねて思う。

 

2.Hitchin' A Ride


Green Day - Hitchin' A Ride [Official Music Video]

ニヒルなダークポップナンバー。
妖しいバイオリンからダーク&コミカルに刻まれるメロディーにハラハラする様な高揚感。
艶っぽくそしてフロントマンとしてアイコニックに曲をリードするビリーのボーカルに、劇場にいるかの様に引き込まれる。
1.2.1.2.3.4で爆発するギターリフの格好良さはグリーンデイ随一。

 

3.The Grouch
The Grouch

The Grouch

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

力の抜けたレイドバックなポップロック。
ナチュラルなロックサウンドを躍動するアッパーなビートで心地よくリズムを刻む。
世間は俺になにかすべきだ、って怠惰的な劣情を極めてダヴに歌う。
高速で振り回す様で力が全く入ってないビリーの歌声が凄い好き。

 

4.Redundant


Green Day - Redundant [Official Music Video]

一生モノの名曲その①。

こちらでレビューしてます。

www.footballsoundtrack.com

 

5.Scattered
Scattered

Scattered

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

パンキッシュなシンプルロックナンバー。
飛び跳ねる様なポップパンクメロディー×ローファイで艶やかなボーカルコーラスというグリーンデイ流のパワーポップ的ナンバー。
聴き終わった後味のいい爽快さは彼ら特有のものだ。

 

6.All The Time 
All the Time

All the Time

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

キレのあるリフから始まるパワーロック。
ロック的なグルーヴ感に包まれたドライヴィンなサウンド。
いい感じに重力を感じながら、ゆるい様で速いリフレインに身をまかせる痛快な一曲。

 

7.Worry Rock
Worry Rock

Worry Rock

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

これも代表曲。
ウィーザーがカバーしててそれも凄いカッコいい。
古き良きアメリカらしい物憂げだけどその後晴れやかなセンチメンタルなロック。
味わい深いメロディーが空高く耳に鮮やかに響く。

 

8.Platypus (I Hate You)
Platypus (I Hate You)

Platypus (I Hate You)

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

メロコアビートなファストなナンバー。
メロディックながらささくれた音がアグレッシブに疾く渦巻いて、聴いてる心をかき乱してく感覚に酔える。
君が死んでくれることを祈る、とか、頭蓋骨を取り出して墓の上から小便かける、とか誰に向けたのか心配したくなるくらい過激な歌詞。

 

9.Uptight
Uptight

Uptight

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

みずみずしいポップロックナンバー。
小気味いいビートと青さが眩しいグッドメロディー。
最後に弾けるグリーンデイらしいサビまで終始風通しの良いナンバーだ。

 

10.Last Ride In


Green Day - Last Ride In [Official Music Video]

インスト曲。

PVがある事にびっくり。

静かなビーチにいるような抱擁感あるメロディー。

 

11.Jinx
Jinx

Jinx

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

パンキッシュなリフがアツい僕は大好きなナンバー。
こういうリフだけで出来た様な曲こそ至高のポップパンクだと思う。
ベースと絡んで、ざらつき気味なギターを堪能できるおなか一杯の名曲。

 

12.Haushinka
Haushinka

Haushinka

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

女の人の名前らしい。

後のパンクオペラに繋がりそうな変則的でスケールの大きい曲。
高らかに弓引くように鳴るギターから反響する様に広がる壮大めなメロディー。

 

13.Walking Alone
Walking Alone

Walking Alone

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ハーモニカに琴線をやられるハートフルな一曲。
この素朴で遠くまで通るような音に田舎道を思い出さない人はいない。
センチメンタルな気持ちの呼び水になる土の上を歩いてるようなフワフワ感。
寄り添うように前を向かせてくれるビリーの声に、思わず顔を上げたくなる曲。

 

14.Reject
Reject

Reject

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

随所にグリーンデイ節が込められた伝統の一曲。
トレの驚くほどスムーズな高速のドラミング、メロディックでディープなビートのマイクのベース、心地良く歪んだビリーのギター。
全てが1ミリもずれる事なく混ざるグリーンデイバンドアンサンブルの詰まった曲だ。

 

15.Take Back
Take Back

Take Back

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

1分くらいで終わるハードコアソング。
一音一音重めに響くグライム風味のサウンドが新鮮。
今やあんまり聴く機会がないレアな一曲。

 

16.King For A Day


Green Day - King For A Day/Shout [Live]

何故かニムロッドにおいてこの曲の印象は強いスカソング。
カントリーウエスタン調のカーニバル的な一曲だ。
僕が見たライブではこの曲の時トレが女装して踊ってた。
こういう曲が何時までもプレイされるのは、お茶目な彼ららしい。

 

17.Good Riddance (Time Of Your Life)


Good Riddance (Time Of Your Life) [Official Music Video]

一生モノの名曲その②。

こちらでレビューしてます。

www.footballsoundtrack.com

 

18.Prosthetic Head
Prosthetic Head

Prosthetic Head

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

本編ラストを飾るチルなポップロック。
癖になるポイントがあまりにも多い曲者的なラストソングだ。
耳に抜群に馴染むギター&ベースリフワークに、それを支えるように軽快なドラミングでユルくてロマンチックなビリーの声。
静と動を入れ替えながらこの上ないキャッチーな展開を作り上げるサウンドデザインは今でも彼らのお家芸である。

 

19.Desensitized
Desensitized

Desensitized

  • Green Day
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

日本盤のみ収録されている一曲。

ただならぬ悲鳴と色んな物が壊れる音で始まる。バッドで何かを割る音を録ったらしいんだがそのバッドを振り回したのはトレらしい。

エッジの効いたソリッドなパンクチューン。

繰り返されるフレーズがカッコいいのだ。

 

粒揃い?いや名盤中の名盤

これだけバラエティーに富んでいて、スカッとして、心に響いて、18曲もあって、50分弱。

粒揃いとか言われるけど、とんでもない名盤だと思う。

でも多分7-8年前とかは粒揃いとか偉そうな事言ってた気もする

耳が肥えたのか歳をとったのかわかんないが、今声を上げてニムロッドはアツいロックアルバムだと言いたい。

もちろんこれが今のロックバンドとしてのグリーンデイに繋がったとも思うけど、それ以前に未だに色褪せず響くロックのメロディーを作り練り上げたこのニムロッドが彼らのディスコグラフィーでも輝いているんだと思う。

CDラックのグリーンデイの棚から一枚掴んで無人島行くなら、颯爽とこれを掴む男でありたい。

そう思う一枚です。

 

それでは、また別の記事で。