音楽を持って、長野県の戸隠・湯田中に行ってきた
平日に遅めの夏休みを2連休を使って、長野県・戸隠神社と湯田中温泉郷に一泊旅行に行ってきた。
行ってきたのは、9月末のこと。
iPodをシャッフルして、その時に流れてた曲、そして光景に心に留まった音楽と共に、旅を振り返りたいと思う。
もちろん戸隠・湯田中そして長野の魅力にも触れますので、ぜひご旅行のご参考にもして頂ける事があればと思います。
前回の音楽旅行記はこちら
出発〜1日目
大宮駅から新幹線で長野へ
旅は雨である。
すっごく旅の時に雨が多い。特に今年は。
今回の旅もそれはそれはエゲツない雨に降られた。
が、だからこその雨の光景は、物凄く特別で本当に心が洗われる旅だった
都内はまだ雨は降っていなかったが、北信越は思いっきり怪しい天気予報の中、今回は大宮駅から新幹線で向かう。
イヤホンの向こうではThe Black Keysが”Stop Stop”と連呼する。
乾いたギターがゆらゆら揺れて、やめろって言う割には歩を進ませる。
ちょうどラッシュの時間帯で席は満席だ。
一時間ほどで長野に着くそうだ。
Blurの”London Loves”が流れて、ラジオチックな絶妙の浮遊感に身を任せながら、すごく充実してた大宮駅の駅ナカで買った弁当を食べる。
Blur - London Loves - Parklife
MONOEYES”Two Little Fishes”が流れる。
雨が降り出した外を見てても、心を晴れやかにキープできる、やはり最強のアンセムだった。
そんなこと考えてるとあっという間に長野駅に着く。
MONOEYES - Two Little Fishes(Music Video)
最初の目的地は、戸隠神社だ。
5つの社、全てを回ろうと思っていたので、駅の近くでレンタカーを借りて出発する。
戸隠神社へ 宝光社-神道-火之御子社
戸隠神社は5つの社から成っている。
山の手前の方から、宝光社・火之御子社。
中間地点の中社。
そして山深き九頭龍社・奥社。
この全てを回ろうと思っていたのでレンタカーにした。
だいたい3つのブロックで分かれているので、ブロック間の移動は車がやっぱり便利だ。
結論から言うと、全て行くことが出来て本当に良かった。
一個一個の社でも十分すぎるほどの存在感なんだが、連なっているっていうストーリーを感じるかっこよさ、それを一つ一つお参りして行く達成感もついてくるし、何より最後の奥社が素晴らしかった。
まずは市内を抜け、バードラインという山道に入って行く。
中々のうねうね道。七曲りというヘアピンが続く。体感的には12回くらい曲がった気がする。
すでに外は雨で、ワイパーも慌ただしく動きっぱなしだ。
運転中は何かとグランジとかハードな曲が耳に残る。
The Offspringの”Self Esteem”やPearl Jamの”Animal”が耳に残る。
ハードに運転を終えて、長野市内から40分弱くらい。
最初の社、宝光社へ到着した。物凄い雨だ。
これぞ厳か。
石段も狛犬も鳥居も雨に打たれても、すごく凛としていて、幻想的さの中でも剛健さを見せる。
山の中に急に現れたが、歴史があるだけあって圧倒的な存在感でも景色に全くの違和感がない。
緩やかな方の女坂を登り、境内に上がる。
お参りを終えて、向かうのは神の道【神道-かんみち】だ。
神の道と名付けられた古道で、すごく趣ある道。
熊注意とか普通に書いてある。
なんか人以外の気配をひしひしと感じつつもガシガシ進む。
しっとりとthe HIATUS ”Fly leaf"やFoo Fighters ”Best of You"でシャッフルが止まる。
ある意味、どんなライブハウスにいるよりも自分の内面に音が響くような光景。
雨でも足取りは軽くズンズン進める。
10分ほど歩くと大きな夫婦杉が見えてきて、第二の社・火之御子社に到着する。
そこかしこ、全部杉の木なんだが、一本一本がとにかくデカくて力強い。
夫婦杉は特に抜群の存在感で、こんだけ杉があってもかなり目立つシンボル的な大木だった。
火之御子社はこじんまりとすごくシンプルで、ホッとする神社だった。
少し雨も弱まったようで、何かそれすらも神聖な力を感じてしまうような、ぽっかりとほっこりするような空間。
Gotch "Can't Be Forever Young / いのちを燃やせ"を聴きながら、車道を歩いて降る。
また雨が降ってきた。まだまだ雨は止まなそうである。
次は中社と楽しみにしていた戸隠蕎麦、そして再奥の目的地奥社だ。
その②へと続きます。