音楽を持って、長野県の戸隠・湯田中に行ってきた
その①はこちら!
その②はこちら!
これまでの旅行記はこちら!
戸隠神社から長野駅そして湯田中へ
戸隠神社から車で下山。
これも帰りだから早い。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT”バードメン”に載せて、ぶっ飛ぶ様に降りて行く。
バードメン / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
下り坂を降りて行き、市街に戻りレンタカー屋へと戻る。
間に合わないかなー、と思ってた電車に間に合いそうだ。こういう調整力も旅には必要だ。
湯田中温泉郷までは、JRではなく長野電鉄で特急で30分くらい。
駅数は多いから特急にうまく乗れると20分くらい違う。
千曲川を超え、のどかに揺られて行く。
Velvet Crush”One Thing Two Believe”のゆったりしたサウンドが心地よく寝そうになる。
ONE THING TWO BELIEVE / VELVET CRUSH
湯田中駅 温泉宿【よろづや】
湯田中駅は終点。
駅のロータリー的なとこに足湯があるし、そもそも浴場がある。
ザ温泉の駅だ。
ロータリーには数々の温泉宿からお迎えの車が殺到している。
商店街を歩いて、宿へと向かう。
婦人服と以外なんと呼べばいいかわからないブティック、駄菓子屋、射的、街の電気屋さんなど、昭和のレトロ感満載の商店街、さらに湯処が2分に一つくらいの体感で点在する。その辺の用水路的な水路からも湯気が出てる。
ザ温泉街。
Ken Yokoyama"Daydream Beliver"とか、レトロさを超えたカバーがジャストに響く。
Ken Yokoyama-Daydream Believer
歩いて7分くらいで、今日の宿【よろづや】に到着する。
嫌味のない格式の高さ。全体的に明るい装飾がいい感じ。
暖かい歓迎を受け、フロントでチェックイン。
実はお迎えの車がいたらしい、無視して歩いてきてしまった。
まずはくつろぎ処で、その場でたててもらったお茶を茶菓子といただく。うまい。
ちょっとゆっくりしたら部屋へと向かう。
丁度いい広さの和室。畳の匂いがいい。
キリッとした調度品もある。長野だからりんごなのか。
食事は2種類くらいの時間で選べる。まだ時間があったので、先に温泉へと向かう。
温泉は桃山風呂と東雲風呂という二つの造り。そして露天風呂の庭園。
その浴場が22時で男女入れ替わるという仕組み。
特に桃山風呂は途轍もなくかっこよかった。
お湯がいい、とか、アメニティがいい、とかではなく、温泉の造りに圧倒されて癒される。
じーっとしてるだけで、その空間を感じられるのが、すごくありがたいというか、歴史と時間を感じるのだ。ちょっとぬるめなのも長く過ごせていい。
湯上りホカホカの状態で、The Rolling Stones”Jumpin' Jack Flash”を聴く。
歴史的な曲を選んでシャッフルしてたら、ストーンズの名曲が自然と馴染んだ。
不変のロックサウンドは、タイムレスに今ここでも響く。
The Rolling Stones - Jumpin Jack Flash-HQ
まだ夕食まで時間があったので、温泉街を散策することにする。
夕闇が落ちてきて、レトロな街灯が点り、静かでいい光景。
少し感じる寂しさも、それすら味にする様な街の作り。
レトロさと趣が丁度よく混ざる。
The Libertines "Never Never"の、モダンで古い尖った音像が、合わない様で合う。
千と千尋のモデルになったらしいとされる宿もあった。
温泉宿があるとは言え、街であることに気づく。
小学校もあるし、床屋とかもある。
こういう街で育っていたら、どうなってたろうかと想いを馳せたりする。
いい時間だった。
楽しかった散歩を終えて、宿へと戻る。
いよいよ食事だ。
夕食
洒落た個室のお食事処。いただくのは地元の食材を活かした美しい日本料理のコース。
食前酒は地元で採れた果物のお酒。
特に信州野菜がどれもうまい。
こういう料理はこういうトコでないと食べれない。
全部が長野県産とか、信州の地産のもので、果物も野菜も味噌も蕎麦も魚も全て素朴な味わいで、余計な感じは全くない。
料理の量でお腹いっぱい、ってのよりも、自然とその場所に来て満たされていく様な感覚が、日本料理にはある。
今回もまたそれだった。
酒が弱いのに、利き酒が楽しくて飲みすぎてフラつきながら食事処から、再度温泉に入り一日目を終えた。
東京にはない、星の見える空にHi-STANDARD”Starry Night”も違って聞こえる。
曲が終われば、びっくりするほど鈴虫が鳴いてる。
翌日は空の上のカフェと善光寺へ行って来た。
その④で最後になります。