多かったので後篇2へ!
前回・前々回はコチラ!
www.footballsoundtrack.com
www.footballsoundtrack.com
millencolin
スウェーデン出身の1990年代のスケートパンク。
パンク御用達のブランドVANZが始めてコラボしたほどストリートシーンで熱狂的な支持を獲得していた。すげぇ。
滑らかにソリッドに心に刺さりやすい浸透&激情系の声とメロディアスに反響するコーラスワークとメロディー、それらが絡まってロマンあるパンクサウンドを創る。
曲の余韻の心地よさも、北欧らしい。
Millencolin- Story Of My Life
No Fun At All
これもスウェーデン出身のバンド。1990年代前半のデビュー。
手元から火花が散る様なギターの高速スケーターパンクにも表情を加えるバンドグルーヴ、聞けば耳を掴んで離さないキャッチーなフレーズが多い所もキラリと光る存在感の所以。
この耳触りの良さはスケートパンクの必須項目。
Satanic Surfers
スウェーデン勢バンド3連発。これも1990年代前半でスケーターパンク全盛期。
爆発音の様なドラミングによって、荒っぽく派手に四散するサウンドの中、ど真ん中を打ち抜くパンクビートが心地いい。
細かく刻まれる性急なリズムとツボを抑えたサウンドメイキングが玄人好み。
男らしい声も大きなポイントだ。
Worn Out Words
- Satanic Surfers
- オルタナティブ
- ¥250
- provided courtesy of iTunes
Masked intruder
2010年代最近のアメリカの覆面バンドで銀行強盗をモチーフにしてる。
とは思えない美声。
ライブに行ったけどステージ上に警察官のコスプレをした賑やかしがいて、ライブをしてる強盗達を捕まえようとしてる設定なんだけど、最終的にダイブしてきた。
スタンダードで絶対的なポップパンクの良さを結晶にしたようなメロディーと、そこに愛着を持ちやすい丸みのある耳さわりのイイ美声。
甘く痺れるNUFNに近いビッグパンクメロディーだ。近年ではかなり注目のバンドだと思う。
Rufio
ロサンゼルス出身。1990年代後半のメロディックパンクバンド。
刺々しいが所々、音にパンクに美的意識を感じる、90年代らしいメロディックな流れも感じるバンド。
重なる事で美しさが深みをますギターに、響きのいい美声。
新世代っぽい機動力とエモーショナルな展開をみせるバンド。
The Parasites
1990年代のアメリカ、メロディックバンド。検索するときは必ずバンドとつけること。
ニュージャージー出身のポップネス満天のシンプルなメロディーの幅はソフトな感触。反響する音作りに儚いボーカルが煌めきを増長して、ロマンチックな疾走感というオリジナリティーにつながる。
Crazy
- The Parasites
- パンク
- ¥150
- provided courtesy of iTunes
hagfish
前回触れたAllプロデュースの1990年代のバンド。検索注意バンド名シリーズの2。
じっくり煮込んで角の取れた丸みのある音。
シンプルなサウンドとスウィング気味の演奏もクラシックさを感じてカッコいい。
Hand
- Hagfish
- オルタナティブ
- ¥150
- provided courtesy of iTunes
Goldfinger
1990年代前半のロサンゼルスで若者に絶大な人気を誇ったバンド。ポップパンクのプロデュース業も行うポップセンスを持っていた。
巧みなポップネス感とスカやレゲエの陽性のパワーも取り入れるポジティブなポップパンク。
心にあるモヤモヤをネガポジ変換できる後押し感をもった楽しさを前面に出したバンド。
Goldfinger - Spokesman (Official Video)
Autopilot off
オレンジカウンティ―のバンドで現在は解散している。
1990年代を彩ったメロディックパンクバンド。
素直に惜しげもなく繰り広げられる直球のメロディアスなパンク。
クリアで聴きやすいキャッチーさが最大の持ち味で聴きやすく、哀愁+疾走のブレンド感が鮮やかに光ってる。
Autopilot Off - Nothing Frequency
sicko
グランジ処シアトルのポップパンクバンド。
ドライな雰囲気で感情を描く不思議な空気感を醸し出す。
カラッとした中でも湿っぽい音があったりと、つかみどころがないバンドだけど限りなく純粋にパンクファンの心をついてくる。
Fastbacks
ニルヴァーナもいたサブポップから女性ボーカルのインディーパンクバンド。
ガンズアンドローゼズのドラムもいたっていう情報もある。
肩の力ゼロのリアルな女子力ボーカル、着飾るよりもよっぽどセクシーだ。
ややダークよりなサウンドも、全く気兼ねなく聴けるチルな仕上がり。
Fastbacks - Waste of Time [OFFICIAL VIDEO]
The Muffs
ロサンゼルスのこちらも女性ボーカルのインディーパンクバンド。
ローファイでささくれた声で、もれなく漂うソニックユース感。
メロディックなパワーポップサウンドで既に中毒性があるのに、
ボーカルの危険なセクシーさとギターの音に夢中になりそう。
The Muffs - Sad Tomorrow (Video)
Bodyjar
オーストラリア出身の爆裂スケーターポップパンク。
蒼い衝動感とギターのうねり、ハイスタの既視感はここから感じるのだ。
日本人は絶対好き。
bracket
1992年デビュー、2000年前後に活躍したカリフォルニア出身のインディーポップパンクバンド。
キャッチーさが降り注ぐメロディーにポップセンスに満ちたフレーズで、
朗らかで少しアンニュイにさせるボーカルが絶妙なインパクト。
インディー&オルタナ感がちょうど良く混ざる大好物感。
知っておきたいバンドだ。
Bracket - 2RAK005 (Official Video)
Marvelous Darlings
パワーポップよりだけど、最近よく聞くバンド。
パンクっぽい振り回し感もあるし、ローファイな感じはパンクにも通ずる。
そもそも垣根を一っ跳びする音の塊をぶつけてくる演奏集団。
ボーカルも上手い。
Swingin' Utters
1990年代を中心に活躍したパンクバンド。
ガラガラのしゃがれセクシー声で驚くほど滑らかに奔放なボーカルを中心に、
それぞれが自由に同じベクトルを向くバンドアンサンブルの結晶は今でもスケーター達のアンセム。
Swingin' Utters - Windspitting Punk (Official Video)
chixdiggit!
ポップパンクの名産地カナダからメロディックインディーパンクバンド。
たまに!がつかない時がある。
飛び跳ねる様なロマンティック&ポップなメロディーに跳ね上がるボーカル。
油断してると哀愁溢れる美泣系ギターソロに襲われる。
Chixdiggit! - Spanish Fever (Official Video)
Propagandhi
これもカナダ出身のスケーターパンク、タワレコのジャケ買いしたのを覚えてる。
程よくださカッコいい感じが最高のパンク感、結構フリーダムなサウンドメイキングもクセになる。
曲調の幅も広いから楽しめるバンドだ。
Ska Sucks
- Propagandhi
- オルタナティブ
- ¥150
- provided courtesy of iTunes
以上!いかがでしたでしょうか? 前篇後篇にわたり、お付き合いいただいた方、ありがとうございます。
パンクの物語は今でも広がり続ける。これら紹介したバンドもまだまだ元気だし、これからもたくさんバンドが出てくるだろうと思う。
何をやっても、なんでもかんでもロックだパンクだ、という風潮は良くはないけど、それはパンクと言う言葉自体に価値があるからなのだと思う。
その価値こそここまでのバンドが作り上げた価値だし、僕らのハートを掴んだ歴史でもあるのだ。
そこに敬意を感じつつ、次々バンドを追っかけるって事がとにかく楽しい。
これからも自分の備忘録としても、黙って聞かずにはいられないバンド達はどんどん更新していければと思います。
それでは今日はこの辺で。
【アルバムリスト】