Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【忘れたくない選手】グティに想いを馳せて‐世界で最もセクシーな14番‐

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フットボールに愛されたスペインの天才プレイヤーに想いを馳せるコラム

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美しいブロンドの長髪に長身細身のモデル並みのスタイル、男だって見惚れてしまう甘いマスク。

それでさらにサッカーも上手いときたらズルいってなる。

学校とか会社とかでもサッカーできる奴はかっこいいって相場が決まっているが、この人はそんなレベルを突き抜けて尋常じゃなくカッコいい。
 
 
容姿から連想するままの優雅なプレースタイルは、瞬間を切り取ったらまるで絵画の様に美しい。
かっこいいだけ、絵になるだけなら悪態のつきようもあるのだが、 フットボールに関しては桁外れに天才的。
届きそうで届かないレベルなら嫉妬の対象にもなるのだが、もう嫉妬とかを通り過ぎて大好きなプレイヤー、それがグティだった。
そんな彼に想いを馳せる。
素敵な暇つぶしになれば幸い。
 

 

常にレアル・マドリードと共にあったグティ 

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1976年生まれのグティのフットボール人生は常に世界のフットボール界をリードしてきた「白い巨人」レアルマドリードと共にあった。
10歳にもならない内に天才少年として鳴らしたグティは1984年にはもうマドリーの一員となる。
8歳からマドリーが抱え込みたいと思わせる才能、マドリーの先見の明は確かな物だった。
 
1995年にトップデビューを果たしたグティの背番号はクライフもつけた14
ユース時代はその類まれなボールスキルを活かしてストライカーとして鳴らしていたようだが、次第にゲームメイカー・パサーとして才能を爆発させる事になる。
数々の栄冠とそれをしのぐインパクトのあるフットボーラーとしての才能を見せ続けた。

レアルマドリードでの宿命

レアルマドリードというのはただのビッグクラブという事を通り越して、スペインでも世界でも特別な位置にいるクラブである。
世界をリードし続けるレジェンドクラブとして、強くそしてエレガントに勝ち続ける。
その時その時代の世界のトップに位置する選手が、フィールドで纏う白いユニフォームは、同じフットボーラーからも憧れの存在であり続けた。
時には信じられないような大金を叩いてでも、選手を集め続ける。銀河系軍団と呼ばれ2-3年周期で次々とスーパースターが白いユニフォームを袖を通す。それがレアルマドリードだ。
そのレアルマドリードの14番は12年間、グティが背に纏い続けた。
 

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大金と引き換えにやってきた他国のスーパースター達にポジションを奪われる事もあった。
そんな時はイライラを包み隠す事なく不満をぶちまける。
練習はそんなに好きじゃない。
試合中の退場もやたらと多い。
引退後も毒舌ツイートが話題になったことも。
 
決して優等生ではない筋金入りのアウトロー、それが天才グディの魅力でもあった。
アウトローだからこそ、相手を欺ける騙しのアイディアがある。
天才を自覚しているからこそできる勇気を伴う一瞬の判断ができる。
とにかくその左足から繰り出されるパスは、美点の極致だった。

 

フットボールに愛されたそのパスセンス

どこか受け手も興奮している様に思えるその独創性、映像を見ていると魔法の様にボールに受けるFWが吸い込まれていく。
 
唯我独尊ぶりは性格だけで、コースもタイミングもスピードも最高で最適解のボールを繰り出せる左足。
 
ノーモーション・ノールックで光速のスルーパスが繰り出される。
或いはパス前の仕草は全ておとりで、わずかにずらしたタイミングで寸分も狂いもなくパスが通る。
敵に厳しく味方に優しい理想的なパスの選択と判断を瞬時にできるクリエイティビィティー、そしてそれを実現できる異次元のキックコントロール。
まさに不可侵の天才の域だ。
 
虹がかかるなんて表現もできるけど、グディのそれはさながら雷神のカミナリの様。
見てるこっちも一瞬で目を奪われ、そのパスの重大さが遅れて理解できたときには電流が流れたかの様な興奮が駆け巡るのだ。
 
そのパスの受け手の評価がグティの価値を物語っている。
ジダンもフィーゴもラウルもロナウドもCロナウドもロッベンもファンニステルローイもベンゼマも、グティのパスは特別なものだったと語る。
ラウールはメディアを通して天才チームメイトを何度も何度も代表に推した。
ロナウドはレアルに来た1番の楽しみはグティのパスだと答えた。
ジダンもフィーゴもチームメイトで1番フットボールが上手いのはグティだと声を揃えた。
どのコメンテーターが言うよりも重い、スーパースター達からの賞賛は、何よりも真実味がある。
 
 

銀河系を総べるパス 

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その14番が彼の元にあり続けたのは、マドリーの不思議でもなく実力での物だった。
銀河系を統べるそのパスは、まさに白い巨人の迫力そのもの。
エレガントに美しく、相手を屈服させる技術を見せつける。
マドリーの白は、畏怖と敬愛と憧れの色なのだ。
毎年の様に増えていくどのスーパースター達よりも、レアルマドリードたるプレーをしていたのは、グティなのかもしれない。
 
【Football soundtrack  theme Guti】
 
Beady Eye 'Beatles And Stones'
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