日本は初戦コロンビア・2戦目セネガル・3戦目ポーランドのグループH‼︎2018年ロシアW杯グループリーグ分け全チームレビュー!
日本は最後の最後までドロワーのファビオ・カンナヴァーロが引いてくれずに、32チーム中最後になった。
ポーランド・セネガル・コロンビアとのグループH。
6/20の日本時間午前0時に初戦コロンビア戦、25日に2戦目セネガル戦、 28日に3戦目ポーランド戦の順番だ。
会場の移動は全て1000キロ以上ある。時差は2時間くらい。サランスク1試合目ど真ん中、エカテリンブルグは2試合目1000キロ東に、3試合目はボルゴグラードは南西に1400キロ。
中々アツいグループに入った。
初戦のコロンビア戦での前回のリベンジに燃えているファンも多い。
セネガルは日韓W杯でのサプライズから強豪国へとのし上がった。
ポーランドは常連だがレバンドフスキを筆頭にいつの間にか強豪の仲間入りを果たしていて、ポッド1からの参加になった。
最も安定感のないグループに入った様な気がする。欲を言えばギリギリまでブラジルのグループEに入れればと思っていたが、どこはいっても悪い中で上々な結果、と言えるかもしれない。
下の方で、レビューはするとして、まずは参加全チームの組み分けを書いていきます。
全チームグループ分け詳細&見どころ楽しみな所レビュー
【見方】
1vs2&3vs4が初戦となる。2戦目は1vs3&2vs4、3戦目は1vs4&2vs3の試合順。
順位はFIFAランク。
決勝トーネメントは以下の形で行われる。
(A組1位) vs(B組2位)
(C組1位) vs (D組2位)
(B組1位) vs (A組2位)
(D組1位) vs(C組2位)
(E組1位) vs (F組2位)
(G組1位) vs (H組2位)
(F組1位) vs (E組2位)
(H組1位) vs (G組2位)
グループA
1.ロシア 65位 開催国
2.サウジアラビア 63位
3.エジプト 30位
4.ウルグアイ 17位
●開催国ロシアのグループ。最も混沌のグループになっている。実力的にはウルグアイが抜けるとしても残り3チームにはどこでもチャンスはありそう。
他の2チームが曲者なため、ロシアは試合順的にも初戦のサウジ戦では絶対に勝たないといけなさそうだ。開幕戦からアツい。
隣グループには恵まれず、ここで勢いに乗れないと、次はグループBのポルトガルかスペインが相手なのでベスト8は難しい。
グループB
1.ポルトガル 3位
2.スペイン 8位
3.モロッコ 48位
4.イラン 34位
●2強2弱が大きく分かれた戦いやすいグループ。だが、初戦でポルトガルvsスペインという最大の見せ場が来る。攻撃的に打ち合う試合を見たいし、どちらのチームもラストダンスになりそうなスターが多い。それも期待して見たいグループリーグ最大のカードだ。
グループC
1.フランス 7位
2.オーストラリア 43位
3.ペルー 10位
4.デンマーク 19位
●ランク的に見るとかなり差の少ないグループになるが、ペルーがロシアで力を発揮できるのか。立地を考えるとデンマークは力を発揮しやすいかもしれない。
コンフェデ杯では世界相手に可能性を見せたオーストラリアが意地を見せられるか。
20代前半から中盤の最も脂の乗った選手が多いフランスはかなり期待は高く、優勝候補らしく盤石に1位突破しそうだ。
グループD
1.アルゼンチン 4位
2.アイスランド 22位
3.クロアチア 18位
4.ナイジェリア 41位
●最大の注目はアイスランド。欧州選手権でもベスト4に残った奇跡の小国がまたしても奇跡を起こせるか。おそらくラストW杯となるメッシ率いるアルゼンチンとの初戦で番狂わせが起きそうな気もする。もしアルゼンチンが躓けばクロアチア・アイスランドで突破という可能性も十分にある。
グループE
1.ブラジル 2位
2.スイス 11位
3.コスタリカ 22位
4.セルビア 38位
●ブラジルの強さが目立つ。スイスが安定しているが、セルビア・コスタリカ共に地力はある。ブラジルは盤石で、隣がドイツということを考えると1位で上がりたい。
間違いなく今大会の最も魅力的な攻撃ユニットはブラジルであり、各選手キャリアのバランスも前回大会よりいい。このグループに入ったことは間違いなく消耗は少なく、優勝への追い風になるはずだ。
グループF
1.ドイツ 1位
2.メキシコ 16位
3.スウェーデン 25位
4.韓国 62位
●前回の優勝国のドイツが、イタリアを破ったスウェーデン、中南米の王者メキシコを迎え撃つ形。韓国も最終予選よりは調子を上げいるが、厳しいグループに入った。
おそらくドイツは強い。
最終戦でおそらく突破のかかったメキシコvsスウェーデンというアツい展開になりそうだ。
グループG
1.ベルギー 5位
2.パナマ 49位
3.チュニジア 28位
4.イングランド 12位
●ベルギー・イングランドの2強が目立つ。日本を破ったパナマも面白そうだがこの2チーム相手には厳しいか。ベルギーはトップクラスにはずっと入っている。育成してきたスターたちの戦いの結晶としてベスト4以上、あるいは優勝も狙えるW杯なはずだ。
最終戦でイングランドをぶっ倒すような気がしてならない。
グループH
1.ポーランド 6位
2.セネガル 32位
3.コロンビア 13位
4.日本 44位
●日本にとって最悪は避けたが十分に厳しいことには厳しい。
4チームのリーグ戦は2強2弱になると2弱にチャンスはない。それどころか、やや3強1弱の様な形にすら見えるのが厳しい所。
希望は番狂わせを起こしやすいダークホース的な位置に日本がいる事。
勝ち点で考えると5を手に入れたい。混沌させる側の日本からすれば4では引っ掻き回すだけに終わるだけになってしまいそうだ。
コロンビア戦で引き分けでセネガル戦に迎えれば、面白い展開になるかもしれない。
まずは初戦で勝ち点が番狂わせの条件と言える。
あと200日
あっという間にW杯が迫って行く。
ここからは始まる数々のシュミレートも、W杯が近づいてきたんだな、と風物詩の様に感じられる。名だたる解説者のコメントが列挙するだろう。
人生で何回目かのW杯で日本をまた応援できる事が、イタリア・オランダを見ていてもこの上ない幸せなんだなと思えた。
見ていた抽選会の僅かなVTRで、数々の名場面が数秒ずつ繋ぎ合わされていて、何度も見ていてもやはり心を奪われるものがある。
でも歓喜のシーンより、ジダンやバッジョのうなだれるシーンに涙腺が緩むのは年齢だからだろう。
CLよりも、ユーロよりも、何故か尊いW杯。
あと何回見れるんだろう。ふとそんな事を思う。
地球規模のお祭りなのだ。自国を応援できる事に感謝をしつつ、祭りそのものを楽しめる様に、自分なりにもアツいものを持って見ていければなと思うのだ。