日常とROCK音楽 想いを馳せた瞬間を綴る雑記 今回はハイスタ
年度末である。
春という麗らかな季節は年度っていう制度によって慌しく過ぎていくのがジャパニーズスタンダードだ。
矮小な僕の周りの世界には関係ないようでも、大きな世界の歪みが連動して来て、少なからず影響を与える。
新たなる門出のはずのエイプリルフールはいつの間にか期限のデッドラインになってる。
早い話が、ちょっと忙しい日々。
何かこう、これでいいのか、感は拭えない。押しつぶされそうってほどではないんだが、べっとりとまとわりついた'やらなきゃいけない事・やったほうが良い事'が僕のフットワークを重くしている。
ふと、こういう季節に想いを馳せる。
不安と期待が50:50で入り混じり鼓動が速くなっていた春だったのに、経験からかどちらもフラットに、ならしてしまった様な気がしてならない。
別れと出会いにもいつの間に慣れて、なおざりにこの大切な季節を迎えようとしてないかと、どっかで諦めてんじゃないかと思ってくる。
桜が見たいとかそういうんじゃなく、いつのまにか押し込めた不安と期待を呼び起こしたいのだ。
こういう時何度も何度も数々の人にパワーを与えてきたはずのHi-STANDARDの'Growing Up'は、そんな僕をぶっ飛ばしていったのだ。
昨年末のライブ以降、満たされまくったハイスタ熱のおかげで、ここ数ヶ月穏やかに聴くくらいになっていた。
それでも助けを求める様に自然とハイスタに照準を合わせ、'Growing Up'が流れると甘えんな!と、ぶん殴られた様な想いだった。
ビックビートにアンセミックなフレーズ、琴線を撫ぜるコーラスと笑顔に涙が零れそうなボーカル。
まさに旅立ちを、寂しさすら飲み込む太陽の様な暖かさで、前しか見ていないパンクアンセム。
唐突にぶん殴られた様に気づく。
年とった今でも、カッコつけて考えりゃ、きっと自分が選んだダスティーエンドレスロードの途中だ。
その道を立ち止まって綺麗にすんのも大事だけど、ホコリまみれでもガンガン進むのも大切だろう。
彼らの言う成長を、いつからかやり切った気持ちでいた。
落ち着いてんじゃなくて、もう一回情熱を注ぐのだ。
いっつもぶっ飛ばされた後に、手を取って立ち上がらせてくれ奮い立たせてくれてる様な、そんな心持ちがハイスタにはある。
アレもコレもしてやる。そういう情熱は燃やしとくべきだ。
コレしたら後々ラクだ、それも生きる術だ。やった方が良いこともやればいい。
でもこうやりたいって気持ちを失う言い訳にはならんのだ。
一回ぶっ飛ばされてみれば、何か足元も軽いもんだ。
僕の身体にまとわりつく何かは、どっか行ったわけじゃないが、僕の身体の底に満ちたエネルギーで、引きずってでも前に行けるはずだと思える。
新年度も誇りを持って、行けるだけ進むのである。
皆様もどうかお付き合いください。
それではまた別の記事で。