Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【2000年代前半Pop Punkアンセム30曲前篇-SP,NFG,FOB,GC...】あの頃のポップパンクバンドにまとめて想いを馳せるサウンドトラック

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2000年代前半、あの頃のポップパンクに想いを馳せる

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00年代。

ちょうど中学生になった僕にとって、もっとも多感な時期を過ごした年代であり、色んなものに熱中した時代である。

今でこそ幅広く音楽を聞かなきゃなって自分の中でなっているが、僕を音楽ファンへと引きずり込んだきっかけはこの頃のポップパンクだった。

 


Simple Plan - I'm Just A Kid (Official Video)

 

2000年くらいから2006年くらい。
グリーンデイもオフスプリングもブリンクでもない
その後の世代のポップ/メロディックパンク。当時はあんまり意識して聴いていなかったけど本当の世代と言う意味ではここなのだ。
 
ポップとパンクのホントは違うモノの融合。
良く言えば新世代パンクのクロスオーヴァー、悪く言えばブラックコーヒーにミルク、ステーキに蜂蜜だ。
カフェオレだって美味えじゃねーか、肉も柔らかくなって美味いぞ。
 
例えアイドルパンクだのセルアウトだのと言われても僕は良かった。
結構いろいろ言われるのだ。
メロコアとか間違って言おうもんならパンクな方々から叩かれる。エモって言ったらバンドから怒られる。
グリーンデイやらオフスプをポップパンクだとすれば、その2つがでかすぎてもうどうすりゃいいのかわからない。
そんな事は関係なく盲目的に、これは僕らの蒼き時代なのだと言いたい。
これを聴いて育ってきた。
僕らの手元から離れないかけがえのない爽やかさインスタントで爆発的な魅力もあった。
綺麗だの美しいだのそういった言葉ではなく、僕の感情の全てが嬉しさ一色に染まっていくのだ。
そういうアンセム的な曲が、この頃のポップパンクにはあった。
だからそのアンセムをまず知ってほしい。知ってる人は再び聞いてほしい。
 
 
だからこそ、わかる人には共有したいし、勘違いしてる人には思い直してほしいし、初めて聴いたって人には聴き始めて欲しい
未だにすこぶる聴きやすいから、いまだに若い世代も聴くんだろうと思う。
語り継いでやるのだ。何聴けばいいかわからん、EDMはちょっと嫌いって今のやつは聴いてくれ。
共感してくれる人は多分いるはずだ。特に僕らの世代。少しでも懐かしんでくれ。
 
どうしても一曲じゃおさまらなかった。
2曲ずつこの時代のメロディックパンクを彩ったバンドからレビューするサウンドトラック。
ポップパンクアンセムに今日は想いを馳せる。お付き合いください。
 
 

〇Simple Plan カナダ 2002年〜

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僕を決定的にポップなパンクに誘ったカナダが世界に誇るポップパンクバンド。
ほぼ途切れずに活動するトップバンドであり、正攻法かつストレートなポップなパンクで、アイコン的存在にもなった。
とにかくセンス高めの幅広い曲をこなすボーカル、彩り鮮やかで広範囲に響くキャッチーなサウンド。
 
1.'I'd Do Anything'(2002)


Simple Plan - I'd Do Anything (Official Video)

1stのオープニングトラック。
ポップの魔法的メロディーと今聴いている事が楽しいと感じる躍動感。
何年たってもピエールの歌が上手い。
ハートフルなメロディーでもちょうど良くタイトな、まさにポップパンク。
 
2. 'Welcome To My Life'(2004)


Simple Plan - Welcome To My Life (Official Video)

2枚目のアルバムの代表的なアンセム。
自然に口ずさむような、寄り添うようなメロディー。
しっとりと確かな歌の力もあって、乾きを感じるサウンドの甘すぎない爽快さ。
何千回聴いても同じように心に響く、不朽さは、ポップセンス故だ。
 

〇Fall Out Boy  アメリカ 2003年~

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彗星の如く現れたあの青いジャケのアルバムを忘れない。
ゴージャス感ある今の彼らよりも、徐々に湧き上がるドラマチックな高揚感があった。
ハイトーンの強いボーカル、太く急角度にうねるの劇的な音が魅力。
 
3.  'Grand Theft Autumn/Where Is Your Boy'(2003)


Fall Out Boy: Grand Theft Autumn / Where Is Your Boy [OFFICIAL VIDEO]

数々のポップパンクフリークに電撃を落とした名曲。
ハイトーンのドラマティックボーカルが前面にでるポップパンクサウンドの暴風。
新世代の中でも最先端だった。
 
4. 'Sugar, We're Going Down'(2005)


Fall Out Boy - Sugar, We're Goin Down (Concept Version)

2ndから彼らの代表曲。
ダンサブルでゴージャスなバンドアンサンブル。ダンス的要素がこの後強くなるけど、この曲が凄くアンセム的で僕は好き。
空間を揺さぶる様なボーカルに引っ張られる劇場型のポップパンクだ。
 

〇New Found Glory アメリカ 1999年~

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NFGはポップパンクヒーローだ。
数々のキラーチューンにエネルギッシュでポジティブなライブ感漂うサウンド。
当時から名前を見るだけで安心するみんなのフェイバリットバンド。
 
前回単独で想いを馳せたレビューはコチラ。

www.footballsoundtrack.com

 

5.'My friends over you'(2002)

 

 


New Found Glory - My Friends Over You

これぞキラーチューン。
バンドを超えて時代に残る曲とはこういう曲だ。
肌を震わせるほどメロディックで、甘さを感じる間もないスピード感というポップパンクの理想的な形。
 
6.'Hit Or Miss'(2001)
 


New Found Glory - Hit Or Miss

彼らが世にでるきっかけにもなった原初的キラーソング。
秒速で楽しさが増していくメロディアスなリフ。
ライブ映えする掛け合いでも、ズバ抜けた美しい声色。
こっちはそんな高い声出ないけど、ただ一緒に歌っている事が楽しい。
 

〇Midtown アメリカ 2002年~

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ポップパンクを知る人ぞ知るアツい知名度のバンド。
NFGとかの時のレーベル、ドライブスルーレコードにいた実力派バンドでもあった。
スマートなミドルチューンに男らしいエッセンス、4人のエモーションを突進力にする上手さがあった。
 
7.'Get It Together'(2002)


Midtown - Get It Together (Official Music Video)

歪み気味の音に泣きのギターメロディー、正確に琴線を刺激するパワフルなボーカル、時折の緩急も、全てが音の塊になってぶつかって来る。
あっという間に凄いスピードで通り抜けるパワーソング。
 
8.'Like A Movie'(2004)


Midtown - Like A Movie

タフなメロディーのパワーソング。このぶつかってくる感がミッドタウンらしい。
強めな音でも、良くしなるクリアなボーカルが全然負けない。
最初から最後までアグレッシブで火をつけるには最高の曲だ。
 

〇Good Charlotte アメリカ 2000年~

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大きなヒットも飛ばしセレブっぷりも話題になったバンド。
ざらざらとしたストリート感と、どこから来るかわからないゴージャス感。
美しいメロディーをささくれ立たせるがやがやしたノイジーさのバランスが良かった当時の楽曲はイイアンセム。
変則的なグルーヴのオシャレ感もあった若者の標榜するスタイルでもあったんだと思う。
9.'Lifestyles Of The Rich And Famous'(2002)


Good Charlotte - Lifestyles of the Rich & Famous

これぞアンセムというグッシャーの大定番曲。色んな場所で耳にした。

エンターテイメント性の高い曲展開とセレブリティを批判するパンク的なメッセージ。

日常の違和感を娯楽に昇華する、ポップパンクスター的一面が詰まってる。

 

10.'The Motivation Proclamation'(2000)


Good Charlotte - The Motivation Proclamation

1stアルバムのミドルチューンの名曲。

漂う様な艶やかなメロディーラインの裏に、しっかりと芯を捉えるビートが跳ねる、アグレッシブなミドルチューン。

兄弟だからこそのコーラスの美しさも心地いいポイントだ。

 

〇Busted・Son Of Dork イギリス 2003年~

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イギリスで熱狂的な人気を博したポップロックバンド。

見た目と、アメリカのバックストリートボーイズ的な物を求めていたイギリスにとって、聴きやすいポップパンクは、アイドルパンクとされて音楽以外の所でもてはやされた。

この風潮は好きではないが、このバンドは好き。

そして弟分的バンドのマクフライと合体してアイドルパンクを皮肉った曲を出したサンオブドークもカッコいい。

 

11. 'Crashed the Wedding'(2003)'


Busted - Crashed The Wedding

ちょっとポップ度が高すぎる気もするがそれもこの時代の一つの側面。

溢れんばかりのポップネスに重量ゼロの軽やかなサウンド。

わかりやすい位キラキラしていた彼らは忘れる事ないだろうと思う。

 

12. 'Murdered In The Mosh'(2006)


Son of dork- Murdered in the mosh

マクフライとの合体バンド、サンオブドークの代表曲。

アイドルパンクと言われ続けながら、嫌気がさしてポップパンクと何が違うんだい?と皮肉った痛快な一曲。

そういうやつらはモッシュの中で死ねばいい、くらい言う。

音楽に持つ無責任な印象の違和感を、陽性にぶちまけた名曲だと思う。

 

〇Donots ドイツ 2002年~

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ゲルマン魂のポップロックバンド。
ラフで衝動的なパワフルサウンドの愚直な感じが男らしくて別格だった。
わかりやすい躍動感があって、好きな人も多かった人気高めのバンド。
ヨーロッパでの人気がすさまじく、今でもバリバリに活動する。
 
13.'We Got The Noise'(2004)


Donots - We Got The Noise (official video // 2004)

男らしい彼らの代表的なポップパンクアンセム。

このインスタントに沸騰できるパワフルさ、いかにカッコよくわかりやすくできるかを満載のパワーでこじ開けてくる。

ドイツでの人気もこんな感じなんだろうなってPVも好き。

 

14.'Saccherine Smile'(2002)


Donots - Saccharine Smile (official video // 2002)

初期の彼らのアンセム。

軽快に振りかざされるポップロックなサウンドで、抑揚ある展開でわかりやすくアガる。

いつの間にか肩組まれて、笑顔を揺さぶられてる様な、陽気なパワーに満ちた一曲。

 

 

 

前篇はこの辺りまで!

後半も8バンド、16曲をご紹介します!