Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【サッカーアジア最終予選】シリア戦からイラク戦へ 条件とメンバーへ想いを馳せる【勝ち点整理】

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親善試合、積極的なシリアに1-1の引き分け。香川負傷のままアウェーのイラク戦に臨む日本代表に想いを馳せる。

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6/7、最終予選アウェーのイラク戦を前に親善試合のシリア戦を1-1の引き分けで終えた。

思いっきりのフルメンバーでコンディション調整の舞台にしたかったところを、香川が5分足らずで肩を脱臼し負傷交代。

疲労やコンディションに個人差があるのを露呈し、ちぐはぐにプレーを続け、先制を許す。

その後は何とか追いつき、乾の技術の躍動、本田のインサイドハーフなど光明も見えたが、概ね酷評される試合となった。

が、どこかにもうリーチのかかったW杯に行けるという油断がメディアも含め日本全体を覆っている気もする。

そこでもう一度。先に終わった予選の試合も含め、勝ち点と状況を整理して、選手に想いを馳せたいと思います。

 

勝ち点とスケジュール整理

まずは先日の結果を反映した順位とスケジュールからおさらい。

○現在の順位表はコチラ。6/8終了時点

1.日本      勝ち点16  得失点差 +9

2.サウジアラビア 勝ち点16  得失点差 +7

3.オーストラリア 勝ち点16  得失点差 +6

4.UAE      勝ち点9  得失点差 -3

5.イラク     勝ち点4  得失点差 ‐3

6.タイ      勝ち点1  得失点差 -16

 

スケジュールは下記の通り。

⚪︎9/1 第1節
オーストラリア 2vs0 イラク
日本 1vs2 UAE
サウジアラビア 1vs0 タイ

⚪︎9/6 第2節
イラク 1vs2 サウジアラビア
タイ 0vs2 日本
UAE 0vs1 オーストラリア

⚪︎10/6 第3節
UAE 3vs1 タイ
日本 2vs1 イラク
サウジアラビア 2vs2 オーストラリア

⚪︎10/11 第4節
イラク 4vs0 タイ
サウジアラビア 3vs0 UAE
オーストラリア 1vs1 日本

⚪︎11/15 第5節
UAE 2vs0 イラク
タイ 2vs2 オーストラリア
日本 2vs1 サウジアラビア

⚪︎3/23 第6節
UAE 0vs2 日本
イラク 1vs1 オーストラリア
タイ 0vs3 サウジアラビア

⚪︎3/28 第7節
日本 4vs0 タイ
サウジアラビア 1vs0 イラク
オーストラリア 2vs0 UAE

⚪︎6/8 第8節
オーストラリア 3vs2 サウジアラビア
↓6/13
イラクvs日本
タイvsUAE

⚪︎8/31 第9節
日本vsオーストラリア
タイvsイラク
UAEvsサウジアラビア

⚪︎9/5 第10節
サウジアラビアvs日本
イラクvsUAE
オーストラリアvsタイ

左側のチームがホーム戦。 
予選が始まる前に、例年のラインで考えたのが勝ち点16-17が突破のライン。
現在は勝ち点が16。プレーオフの3位はUAEが奇跡を起こさない限りは確定である。

 

先日ACLの関係で前倒して行われたサウジとオージーの上位つぶし合いで3位のオージーが勝ち、完璧に並んだ。

日本は無条件で抜け出すチャンスである次戦のイラクのアウェー戦。

今後のスケジュールはアウェーのイラク戦後、ホームでオージー戦、アウェーでサウジ戦と直接対決が続く。

ここは勝ち点3を取るのが命題。引き分け以下だと精神的に日本も追い詰められる。

 

UAEの奮闘次第になってくるが、まだ日本4位の可能性は残されている。

組み合わせの妙で日本3連敗か1分け2敗、UAE3連勝で逆転はまだある。

その危険性を説くわけではないが、残り3試合を切り取って考えると、その初戦であるイラク戦は勝ち点3を取っておきたいのだ。

ここで勝てば、他会場の結果によっては自動的に突破が決まる可能性も出てくる。

負けるとそれはほぼない。

イラクに勝っても決定ではない。しかし勝てばかなり有利な状況で3つどもえの戦いに挑める。

 

 

社会情勢的にイラクの隣のイランのスタジアムで行われる今回の試合、1万人のみしか入らないスタジアムでの開催の様だ。

それでもコンディションが不安な選手がチラホラいた中での猛暑のアウェーはかなりキツイ試合になる。

が、イラクはもう敗退決定している事はかなり大きいモチベーションの差になるはず。

状況的にこの差を活かさないわけにはいかない。自分で2位以内を掴める主導権があるのだ。

後に上位の直接対決があることを考えると、ラストチャンスとも言えるのがイラク戦になってくる。

 

メンバーに想いを馳せる

ほぼベストメンバーの中でも選手を入れ替え、競争を意識させるサプライズを用意しまたもバランスを取ったメンバーでイラク戦に挑む。

親善試合とはいえスタメンを興業的にベストにしなければいけなかった以上、怪我のリスクを背負うという事だが、トップ下の香川が負傷し次戦欠場、アンカーの山口も故障を抱えてしまった。

いくつかの煌めきもあった試合ではあったが、少し難しい状況での試合になるはずだ。

 

川島を守護神に据え、期待された中村の出番はおそらくなさそう。

吉田と庄司で新たにコンビを組んだセンターバックは1試合こなしてどうなるか。

長友はコンディションは良さそうだ。酒井はいつもほぼ変わらないが久保を使いこなせるか。

山口の怪我次第では、途中から加藤・井手口の出番もあるかもしれない。或いは最初から井手口もあるかもしれない。

今野と倉田のセンターハーフを組むはずだ。本田は久保・倉田どちらのポジションで引き締める事も出来るのでベンチにいる事がおおきいはず。

右は久保。香川が下がって以降、影響もあったのかほぼ見せ場はなかった。その調子を見て岡崎を最初から起用してくるかもしれない。

左は原口が最初からで、乾を途中からか。右に原口、左に乾でも面白いかと思う。

大迫の他の選手との距離感を考えた時、最初から乾がいる方が良さそうな気がした。

乾も足首に不安を抱えているとの事なので、フル出場は難しいかもしれない懸念もある。

 

いずれにせよ、ここで勝利を掴めば、次のシリーズでは少しテスト的な意味合いも出せる事になる余裕も生まれる。

W杯を見据えて、本田や岡崎、長友という崖っぷちのベテラン陣の居場所を徐々に固めつつあり、代わりに主力に結びつく新戦力のプレー時間も確保しなければいけない。

今はまだW杯予選の段階。ここで負けようもんならその戦いはまだ2か月先までその思考でストップする。

ここで勝ちを拾えば、メンバーの選考も含め2か月以上早く強化に移行できる余裕が出来る。

相手は以前のUAEとかオージーとかよりは難しくない。がこちらが難しいコンディションで、迎える戦いになる。

前回は山口が奇跡を起こしたが、今回は盤石に勝ちたいところだ。