ご覧いただいている皆様ありがとうございます。
仕事がばたついていて中々書けませんでしたが、リリースラッシュだった10月、実はたくさん買って聞いていました。
レビューを書いたので小分けにして挙げていきますので、気になったら是非聴いてみてください。
NoFX 'First Ditch Effort'
パンク界の現人神として毎年の様にアルバムを出しライブをやり戦い続ける大ベテランの今年の新作。
安全地帯から一方的に送られる偽物の親和みたいな音楽とは一線を画してきた戦いの続きとして、変わらない全力の姿で今回も最新モードを届けてくれている。
時にはパンク自体を危惧する様なエッジの効いたメッセージ、更に今作には更に自身の内情や身の回りの制度について未来を危惧するメッセージも含まれる。
パンクギターの極致となった幅よりも深みを感じるメロディー、練り上げられた音の切れ味も僕らを動かすには十分なのだが、それでもまだまだ足りないとばかりにタフに加速するサウンドがストイックだ。
ノーユースのトニーへ向けた贈り物や、父親としての一面が垣間見える様な一面もあって、元来のファンも嬉しい一枚。
注目トラックは、ガヤガヤした中切れ味鋭いノーエフパンクの真髄①Six Years on Dopeや、③Sid and Nancy、⑤Oxy Moronic、⑧Ditch Effort、そしてトニースライへ向けた⑫I'm so Sorry Tonyが名曲。
トラックリスト
1.Six Years on Dope
2.Happy Father's Day
3.Sid and Nancy
4.California Drought
5.Oxy Moronic
6.I Don't Like Me Anymore
7.I'm a Transvest-Lite
8.Ditch Effort
9.Dead Beat Mom
10.Bye Bye Biopsy Girl
11.It Ain't Lonely at the Bottom
12.I'm so Sorry Tony
13.Generation Z
SUM41 '13Voices'
昨年からの奇跡の復活劇を濃縮した様なNewアルバムとなった。
日本でも復活公演のPUNKSPRING2016で元来のパフォーマンスを見せ、更にはイラだちを隠さずに見せつけるような'らしい'仕草も見せるいいステージだった。
中核を担うギタリスト、ブライアンの復帰も大きく、パンクに疾走する中にメタリックなギターの要素を貪欲にミックスした往年のスタイルを取り戻す。
大人になる=スケール・重みを増す音という等式のままに、攻撃的な怒れるギターサウンドを軸に、音色もボリュームも増した彼等の姿を見せる一枚。
ポップパンクに感じた爽やかな風も、重みを増して吹き荒れる嵐のような音に感じるのだ。
注目トラックは、暴風パンク②Goddamn I'm Dead Again、③Fake My Own Deathの自身の復活を描いた曲や、④Breaking The Chainや⑦WARの様なパラノミックなミドルヘヴィチューン、ボーナストラックのアコースティックもいい声をしてる。
エルヴィスコステロの名曲⑯Radio Radioのカヴァーもベーシックでナチュラルなデリックの声が素敵だ。
トラックリスト
1.A Murder Of Crows
2.Goddamn I'm Dead Again
3.Fake My Own Death
4.Breaking The Chain
5.There Will Be Blood
6.13 Voices
7.WAR
8.God Save Us All(Death To Pop)
9.The Fall And The Rise
10.Twisted By Design
11.WAR (feat.TAKA Of ONE OK Rock)
12.Better Days
13.Black Eyes
14.War (Acoustic)
15.Breaking The Chain (Acoustic)
16.Radio Radio (Elvis Costello Cover)