Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

All Time Lowの15曲【ポップ・パンク直撃世代によるソングレビュー15曲】

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新世代の先頭を行く、現代最強のポップパンクバンド、オールタイムローに想いを馳せる!ソングレビュー15曲!

1987年生まれ、オーバー30歳ポップパンク直撃世代にとって、同い年バンドであり新世代ポップ・パンクの旗頭となった、All Time Lowへの期待とか愛着とか信頼感とかは計り知れないもんがある。

ここにまとめた15曲は、僕にとってGreen DayとかBlink182とかOffspringとかのレジェンド・アンセム達と何ら変わらずに一生聴くだろうって15曲。

勝手に親友みたいな親近感のフェイバリットなバンドなわけだが、好きの贔屓目なしに見ても時代の先頭を行った極上のポップ・パンククオリティーは疑う余地はない。

今、もう一度ポップ・パンクに誇りを持って聞きたい15曲。

是非、聴きながら読んで頂けると幸い。

 

前回のバンドレビューはコチラ!!

www.footballsoundtrack.com

 

 

Spotify Playlist

 

ソングレビュー15曲

1.This Is How We Do


All Time Low - This Is How We Do

スマッシュヒットを記録し彼らが大きく音楽の世界に一歩観に出した2ndアルバムのオープニングトラック。僕もこの曲で好きになったのだ。

キラキラほとばしりながら胸を焦がしていくように、ギザギザに刻まれるメロコアギターリフの瞬間着火ぶりは衝撃的。

リズムは大ぶりに振り下ろされつつも、爽やかさを一切失わない黄金のメロディーに高いボルテージをキープするアレックスのボーカルが凄い。

この精度の高いメロディックなサウンドが何よりもキーになっていて、これが俺たちさって名刺代わりには十分過ぎるほどポジティブに鳴るビッグトラックだ。

 

2.Coffee Shop Soundtrack


All Time Low - Coffee Shop Soundtrack (Official Music Video)

1stのEPにも入った最初期の代表的なキラートラック。

クリアで澄んだメロディーが重なる、心地いいくらい清々しい重量感。

まだ荒々しい跳ねっ返りなサウンドでも、スウィートなボーカルは爽快感を損なわない安定感があり片鱗は十分に見せている。

アッパーでポジティヴに走り抜けられる持久性、Fall Out Boyばりのエモーショナルな音の揺れみたいなものも感じる大器な一曲である。

 

3.Heroes


Heroes

大きな飛躍を遂げた4rdアルバムのキャッチーでパワフルなポップロックチューンは、さまぁ~ずの深夜番組のオープニングでも使われてたおなじみ感のある一曲。

さまぁ~ずも好きなので、そういう好きなもん同士が関連無く急にくっつくと超楽しい。

洒落てモダンでフレッシュなエネルギーを凝縮したパワートラックで、未だにライブの突破口にもなる鋭さとキャッチーさを兼ね備えたアンセム的な存在感。

ロールしていくメロディックなパンクサウンドの中でも、しっかりとした歌心が軸にあるからこそ抜群の歌モノになる彼らの凄さが詰まった曲だ。

 

4.Damned If I Do Ya (Damned If I Don't)


All Time Low - Damned If I Do Ya (Damned If I Don't) (Official Music Video)

歌って踊れてシンガロングよろしくな彼らのリードアンセム。

厚みのあるポップ・ロックサウンドに究極的に映えるエヴァーグリーンな爽やかさ。

テンションが跳ね上がる様なサビのシンガロングとコーラスの聞かせ方がもうずっと楽しくて楽しくてしょうがない。

ワクワクする様な楽しさと仰け反るようなクオリティーこそ、レッテルを超えた彼らの音だし、ラストのサビの展開の変え方や美しいファルセットも圧巻。

 

5.Dear Maria, Count Me In


All Time Low - Dear Maria, Count Me In (Official Music Video)

彼ら最大のキラーアンセムであり最もエモーショナルなパンクチューン。

あるストリッパーへ宛てたというこの曲は、スピード感もポップセンスもエモーショナルも完璧にハマったポップ・パンク史に残る名曲と思ってやまない。

メランコリアを残しつつ疾走するメロディーは、ボーカルの力強い美しさとコーラスの蒼さで強力にポジティヴさを維持し、ポップパンク正攻法を美しくなぞる。

今聴いても思いっきりイノセントな輝きのまま響くし、今彼らが歌おうがそのピュアさはこの華麗なるサウンドに閉じ込められていて永遠に損なわれない。

そういう恒久性すらもった、彼ら必殺の型を濃縮したアンセム。

 

6.Somewhere In Neverland


All Time Low - Somewhere In Neverland (Official Music Video)

インディー帰還後の原点回帰的なビッグポップ・ロックナンバー。

こんなイケメンのサラリーマン居てたまるか。

真夏の陽光の如きギター、波の様に躍動するビートのサマーチューンに近い。

キラーフレーズを随所に散りばめた桁外れのポップネスを鋭くまとめ上げるデザインは流石。

眩しく心地がいい夏の日差しを浴びてる様な爽快感に目を細めたくなる。

 

7.I Feel Like Dancin'


All Time Low - I Feel Like Dancin'

とびきりキャッチーでダンサブルなモダンポップナンバー。

バンドサウンドだけを中心に、ここまでギラギラに身体を揺らせるグルーヴを創り出せるのは、共作者のWeezerのリバース・クォモの仕事っぷりの比重も大きい。

とは言えリバースが歌ったらここまでモテそうなリア充オーラは出ない。

それこそ彼らのカリスマ性と歌の強さであり、きっとリバースの願望みたいなものも具現化できてるんだろうと想像してしまう1曲。

 

8.Six Feet Under The Stars


All Time Low - Six Feet Under the Stars (Official Music Video)

大好きな2ndから際立つ存在感のロマンチックパンクチューン。

ただのエモロックとは一線を画す、今にも落ちてきそうな満開の星空の様な燦めくメロディー。

どこまでも鮮やかな夜空が広がっていくような、尽きることのないロマンチックなエモーションは、そのベースメロディーでポップ&パンクなラフなエッジがキラキラと迸るからこそ、甘く美麗に際立つ。

こういうロマンな一曲を歌い上げられるのも、歌い手としてポップパンクバンド最強の証。

 

9.Something's Gotta Give


All Time Low - Something's Gotta Give (Official Music Video)

自身達のキャパシティーに併せて大きくモダンに変化した時期のロックナンバー。

アグレッシヴなギターサウンドを、レンジを広く響きを増幅させるモダンなアプローチ。

の割にはMVはグロエグい。

スタジアムクラスのバンドとなった彼らには必須の1曲だったし、質の違うエモーショナルサウンドでもすんなりと聴かせるのは見事。

 

10.Dirty Laundry


All Time Low: Dirty Laundry (LIVE from London)

2017年、最新のアルバムで見せた圧巻の進化を象徴する1曲。

最新鋭のエレクトロサウンドを思いっ切り取り入れ創り上げた、ダークでアンビエントな世界観は明らかなネクストレベルだった。

それでもどこかポップで、アンバランスに見えるほどアレックスがアレックスらしく歌い上げる力強さが、逆にオルタナティヴで素晴らしく、同じバンドとは思えない曲でも確実にオールタイムローだとわかる深化でもあった。

 

11.Time-Bomb


All Time Low - Time-Bomb

ちょっとシリアスな大人っぽいセクシーなポップナンバー。

同じスタジオにいたSimple Planが制作に絡んだらしい。逆にアレックスがSimple Planの曲にゲストで参加していたりもする。

Simple Planらしいキャッチーなリズム感とビートが渦巻いて、エモーショナルさを加速させるデザインは鮮やかで本家さながら。

クールでセクシーな深く青い色、彼らの大人っぽさをポップ・パンクで昇華した1つの到達点的代表曲だ。

 

12.Poppin' Champagne


All Time Low - Poppin' Champagne (Official Music Video)

彼らの享楽性とポップ・パンク的なエッジが鮮やかに結びついた2ndの名パワーポップ。

渇いてキラキラしたメロディー、高らかに響くハイトーンでセクシーなボーカル、踊り出しやすい性急なビート、挑発的でアイコニックな見栄え。

自分たちの真髄を呑みこんだ上での弾けっぷりは圧倒的に華がある。

どこまでもセクシーながら口ずさんでしまう、これがAll Time Lowの魅力。

 

13.Weightless


All Time Low - Weightless (Official Music Video)

彼らのシングルの中でも屈指のプレイ回数を誇るキラーソング。

期待感たっぷりの導入から、期待通りのポップでパンクなサウンドデザイン。

こういう歌は、きっとたくさんある。

それでもこの曲を聴きたい。

そう思えるツボを抑えた超代表曲。

 

14.Let It Roll


All Time Low - Let It Roll

最後は初期のメロディックパンクアンセム。

シャープでフック満載のギターサウンド、クリアでエモーショナルなボーカルがエキゾチックに響く抜群のアンセム感。

キャッチーだけで済ませない、アヴァンギャルドな個性の際立つ彼らのエッセンスが詰まった曲。

青い空と、冷えたコーラと、ポップ・パンクがあれば他に何も要らない。

知らない人にはこれから聞かせたい彼らの初期衝動が詰まった名曲。

 

 

ポップパンクは死なず新世代は続く

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顔がイイのは見ればわかる。

音がアツいのは聴けばわかる。

多分良い奴なのは同い年の僕が保証します。

王道太文字のポップパンクは死なず、フォルムを変えながら時代を超えていく。

誇るべき同世代ではそれが彼らなのだ。少しイケイケなのは時代なんだと思う。

グリーンデイに衝撃を受け、ブリンクに憧れ、シンプルプラン・ニューファウンドグローリーを聴きながらここまで来た。

僕らと極めて近い位置からのポップパンクは、かつて無いほど響きやすい。

素直に聴ける僕は割と恵まれてるかもしれない。

ポップだパンクだロックだイケメンだリア充だとか関係なく一度聴いてくれ。

All Time Lowはカッコいいぞ。