W杯の見方のススメ 同年代のW杯出場選手をピックアップして追っかけてみる
W杯イヤーである。
ロシアとの時差は6時間近辺で、日本戦は夜9時~0時くらいでそこまで困らない。
きっとあらゆる場所でパブリックビューイングが行われ、街は騒ぎたい人で一杯のはず。
真のサッカーファンなら他の強豪国の試合も見たいはず。
どう楽しむのがいいのだろうか?と毎回思う。全部見るってパワーもあんまりない。
テーマを持って見るのも粋な見方だと思うのだ。
そこで今回は同い年に絞って考えてみる。それだけでちょっとしたどころではない親近感が湧く。
まだ選ばれるかどうかわからない選手もいるが、それもまた今から楽しめて面白い。
ワールドカップの見方のススメ第1弾、同い年にスポット当てるコラム。
素敵な暇つぶしになれば幸い。
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1987年生まれという絶妙な年
読んで頂いている方それぞれ年齢が違うのはそりゃそうなんだが、1987年生まれの僕は昨年30歳になり、30-31歳のシーズンを迎える年だ。
これを同世代のサッカー選手達で考えた時どうだろうか、という見方も面白い。
次のW杯は4年後で35歳。
ポジションにもよるし、プレークォリティーを維持するトレーニング方法が進歩してから選手寿命も長い、とは言え代表選手としては難しい年齢に差し掛かる。
恐らく僕とタメのプレーヤーは最後のW杯になるプレーヤーが多いはずだ。
きっとそう胸に秘めてプレーするはず。
更にはいっぱしのキャリアの中で非常に面白い年齢でもある。初めてのW杯って選手もいれば、何度か経験してたり、長年代表の中心であり続けてきた選手だったり、最近花開いて輝きだした選手だったり、、、そういう経験値やフレッシュさが絶妙に交差する年齢でもある。
日本では谷間の世代とか言われたが、世界的には豊潤な年。
でも1987年生まれサッカー選手で検索に掛けると何故かディヴィッドプラットという選手が先頭に。
知らないなと思ったらアマチュアサッカー選手だし、何かと思ったら世界最速で退場した選手らしい。
やんちゃな世代だ。
そんな1987年生まれのプレーヤーをまとめてみました。
リオネル・メッシ 1987年6月24日生まれ
1987年生まれの顔役の世界最高のサッカー選手。
バルセロナでの異次元の活躍と比較して代表では活躍出来ないというレッテルが貼られているのは気がかり。
2014年からW杯コパコパと三年連続で決勝で敗退。
活躍をしていないわけではない、クラブでほぼ試合数くらいのゴールを決めながら、代表では半分くらい。それでも超凄いんだが、相対的にかかるプレッシャーも凄まじくなる。
似たタイプのアタッカーが多い中、メッシがチームを操る立場として君臨できるか、という視点になりそうだ。
敗退の危機もあった予選プレーオフでのハットトリックを見ても、やはり彼は世代随一のスター。
これほどまでの選手なら、今回のW杯が最後にはならないかもしれないが、経験値とキレの安定感で総合力はキャリア随一なだけに、大きな期待がかかるのだ。
メッシ劇的ハットトリック!!! アルゼンチン大逆転でW杯出場決定 vsエクアドル代表
ゴンサロ・イグアイン 1987年12月10日生まれ
数多くのアタッカーの中でも、総合力で抜け出る万能のストライカー。
似たタイプの中で突出した決定力を活かせるかが焦点。
生粋の9番タイプのFWとしてプレーヤーからの評価も凄い。
レアルでもユーベでも結果を残してきたその汎用性は限りなく高く、大舞台でのオーソドックスな能力の高さはやはり大きな武器になるはずである。
ゴンサロ・イグアイン | ユベントス | ゴール集 | 2017 | Gonzalo Higuain
セスク・ファブレガス 1987年5月4日生まれ
1987年組の中盤の華だ。
アーセナル在籍時は間違いなくこの世代の中心人物でメッシより先に目立っていた感もある。
近年は代表の選外もあり、所属のチェルシーでもチームの中心とは少し離れた所にいる。
それでも限られた出場でクリエイターとして優れたプレーを見せる貴重な戦力になる。
そのパスはただそれだけを見たいと思わせる芸術的価値すらある。
こういう選手は是非W杯で見たいものだ。
Cesc Fabregas ● Passing Genius ● 2016
ダヴィド・ルイス 1987年4月22日
87年組屈指の屈強さを誇るDF。
ナンバーワンの優勝候補は相変わらずの王国ブラジルの守備の要である。
対人の強度はおそらく世界一を争うはず、熱くならずに如何にクールにいられるかが、この年齢のDFの肝である。
長距離のフリーキックも魅力で、意外性のあるパターンのゴールが大舞台で鍵を握ったりするからまた面白い。
まずは守備で王国の足元を固めてほしいところだ。
David Luiz - Defensive Skills - Chelsea FC - 2017 HD
ジョー・ハート 1987年4月19日生まれ
イングランド代表の1番を背負う波乱万丈な守護神。
若い内から鮮烈な印象のキーパーで頭角を表すが、活躍は隔年気味。
マンCの正位置にいたがグァルディオラのサッカーと会わずレンタルへ出たりと、いまいち安定しないちょっと気になる同級生である。
1番を背負いつつも若手の突き上げもあり招集外もあるかもしれない。
GKというポジションなだけに、まだまだステップアップの可能性も残すし、FWが悔しがるようなセーブは痛快だ。
そういう舞台に今回がなればいいと願いつつみたい選手だ。
【WCのキーパー】ジョー・ハート 奇跡のスーパーセーブ集 2008~2015
サミ・ケディラ 1987年4月4日生まれ
ファイター型ながらハイブリットな技術も在る1987年屈指のボランチ。
昔のドイツらしさも持ち合わせる物凄い重要な選手だと思っている。
2014年には主力として優勝を経験し、その後も安定して強靭なプレーを見せユーベでも貴重な戦力として栄冠を増やし続ける。
ハードな試合になればなるほど彼の戦闘力と持ち合わせた総合力が活きるはず。
W杯向きな選手で、この世代で最も活躍するかもしれない。
Sami Khedira • 2016/17 • Juventus • Best Skills, Passes & Goals • HD 720p
ディミトリ・パイェ 1987年3月29日生まれ
フランスの中心的な攻撃的なMFで、1987年生まれきってのFKの名手でもある。
ウェストハムで名を上げ直近のユーロ2016ではベストイレブンとなりフランスを牽引した。
ヤングタレントで強豪国という殻を更にもう一枚破った優勝候補の筆頭国という評価のフランス。
経験豊かで明確な武器があり、支柱として必ず輝きを放つはずの選手だ。
Dimitri Payet 2017 ● Crazy Skills Show | HD
エディソン・カバーニ 1987年2月14日生まれ ルイス・スアレス 1987年1月24日生まれ
同い年の超強力な2トップ。
能力も高いが我の強い2人で何かと揉めやすい人達。ビンタしたり噛み付いたり。
こういう人達が勝負に徹した時は恐ろしく強いはず。
補完性どうこうよりも、どちらも独力でどうにでもなる、前線に2チームある様な2トップは、やはり僕ら世代の理想だ。
(ルイス·スアレス)サッカー界を代表する世界最高のFWのスーパープレイ
【世界一難しいゴールを決める男】エディンソン カバーニ スーパーゴール & スキル 2017-2018 ❗️
ジェイミー・ヴァーディー 1987年1月11日生まれ
ミラクルレスターの象徴であり、5部からプレミア優勝までのし上がった同い年のスーパー出世頭。
エゲツないストイックな運動量とスピードで一点を突破する仕事人的FW。
代表にも選ばれつつも、若返りを図りロシアより先を見据えた感も騒がれるイングランド代表。
それでも至極現実的な彼のプレーは貴重なピースのはずであり、チームにもたらすものは目に見える実益以上のものがある。
Jamie Vardy ● All Goals Show ● 2015/16 ||HD||
小林悠 1987年9月23日生まれ
最後は日本代表から。
昨年は優勝・得点王・MVPという国内組FWとして最高の形で終えられた。
恐らく人生を変える年になるはず。
これ以上ない当落線上なんだと思うけど、これほどまでに日本人らしさを突き詰めたFWはいない。
監督とか戦術とか抜きに無条件で応援したい選手の一人だ。
【公式】ゴール動画:小林 悠(川崎F)87分 川崎フロンターレvsベガルタ仙台 明治安田生命J1リーグ 第29節 2017/10/14
いかがでしたでしょうか?
ここまでの選手たちに想いを馳せつつW杯を待っていこうかと思っている次第です。
また何か別のくくりが思いついたら書いていこうと思います。
それではまたべつの記事で。