3/28 ホームのタイ戦に4得点勝利 ちぐはぐも目立ったが首位に
香川・岡崎・久保・吉田のゴールで結果的に見れば完勝だった。
が、中盤のパスを狙われまくりターンオーバーの連続でショートカウンターを浴び続け、余裕を見せてドヤ顔で止めていたがかなり危ないシーンの連続だった。
攻撃面でも決定力こそ高かったものの、ゲームメーカーの不在が響き、決定機を作れるタイミングで上手くスイッチが入らなかった。
日本らしい腑抜け具合と日本らしくない決定力、相手のミスを活かせた日本と活かせなかったタイ。
そんな感じの試合だった。
残り三試合。速めにW杯出場を捕えて、準備を進めていきたいところだ。
勝ち点とスケジュール整理
○現在の順位表はコチラ。3/28終了時点
1.日本 勝ち点16 得失点差 +9
2.サウジアラビア 勝ち点16 得失点差 +8
3.オーストラリア 勝ち点13 得失点差 +5
4.UAE 勝ち点9 得失点差 -3
5.イラク 勝ち点4 得失点差 ‐2
6.タイ 勝ち点1 得失点差 -16
スケジュールは下記の通り。
闘い方と今後の選手について提言
次は闘い方への提言。
若手なのかベテランなのかみたいな二極論が展開されていたが結局調子のいい選手で上手くハマりそうな選手を嵌めたという采配が当たった2試合だった。
UAEとタイどちらの試合も選手の良さはそれぞれ出て比較もできた2試合だった。
まずはポジションごとにこのシリーズに想いを馳せる。
GK
川島のみの出場だった。
林の出番が見たかったが残念。
W杯に向けてどこで固定してくるかのタイミングは必要になる。
そのためには川島は出場機会を手にして説得力を得たいところ。
DF
ポテンシャルがあって、安定感が全くないディフェンスライン。
CBもSBも。
身体能力はある、経験もあるけど、不安でロマンな守備陣。
昌子や植田を今後どう絡めていくか期待。
MF
どちらの試合でも長谷部の穴は少なからず感じた。
ゲームメーカー不在という部分は解消されていない。山口が守備に専念できず窮屈そうだった。
香川を上手く活かせない場面が多く、やはりもったいない。清武をトップ下なのか。
中盤は日本の肝になるので、どの形が一番活きるのかを模索する必要がある。
今野も今後も呼ばれ続けるのかも、逆に判断が難しくなる。
FW
岡崎も点を取ったが、やはり大迫のポストプレーとの差が凄かった。
ワントップなら大迫だろう。
両サイドは久保・原口が基本線に今後もなりそうだ。
本田も後半からゲームを落ち着かせる存在になった。
宇佐美はジョーカー扱いらしい。
今後の選手に想いを馳せる
ほぼ当確が近づいたと言っていいW杯。
そろそろ本番を見据えた選手を固める事が必要になる。
対世界の選手がどんどん選ばれるべきである。
まだまだ目に見えない壁がある気がする。
岡崎・本田・香川・長友と清武・原口・大迫。
タイ戦持ち上がったシーン、岡崎が本田にパスを出したけど、絶対に清武に出した方がいいシーンだった。
香川と原口も意志の疎通が取れていない。
この辺の改善が少ない時間だけど、イラク戦前の合宿ですり合わせてほしい。
そこら辺の相性を考えると清武あたりが飄々と上手くリズムを取れるけど、それでキレのいい香川が外れるのがもったいない。
なんかそんなジレンマを感じる。
3バックとか2トップでも面白そうだけど、大きくシステムを変えはしなさそうなので、この路線だと出ている選手で微妙に違うサッカーを見せる事で相手のリズムを壊していく様な形になりそうだ。
トップ下の清武、香川の共演は夢があるけど多分難しいだろう。
対世界を見据えて、まだまだ見ていない様々な選手を起用してほしい部分もある。
結果が全てのこの予選では既存の主力のコンディションとか試合勘とかがクローズアップされたけど、新しい原口、大迫、久保をメインに据える戦いが躍動感を生んだ。
予選を戦ってきたメンバーっていうのは、ベンチメンバーも含め絆も連携も良くなる。
ここに割って入るのは難しいだろうが、武藤や乾や柴崎など海外組で新しい変化をもたらせそうな選手、またはJリーグで斉藤学や大島、柏木など違うリズムを出せる選手。
まだまだ魅力的な組み合わせを生みそうなメンバーがいる中で、どう競争を生むかも見どころだ。
いよいよW杯を捉え、更にその先を見据える時期に来た。
議論が過熱する時期でとってもサッカーファンには面白い時期に入る。
まずは6月のメンバーが楽しみである。