ロックバンドロゴに想いを馳せて 後篇!
前回に続く、バンドロゴに想いを馳せるコラム後篇!
シンプル編、プラスα編に続き、後篇はもう少しアートに楽しめるようなロゴ集になりました!
前篇と同じく、そのバンドの音楽と共に読んでいただけると幸いです。
前篇はコチラ。
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- ロックバンドロゴに想いを馳せて 後篇!
3.マーク編
後篇の最初はマークに近いフォルムのロゴ集から。
そのバンドのアイデンティティーになっている様なインパクトの強いデザインが多い。
そして名バンドがすこぶる多い傾向もあった。
21.The Who
パンクの祖であるアヴァンギャルドなロッククラシックス、ザ・フーのロゴ。
絶妙な色遣いの原色のインパクトで、あまりにも時代が経ちすぎているというのもあり、もうフーと言えばこのロゴがメンバーより先に出てくる位有名。
この吸い込まれそうな濃い青がすごく好きで、強く記憶に残る一端を担っていると思う。
22.Red Hot Chili Peppers
これも超有名なレッド・ホット・チリ・ペッパーズのロゴ。
丸ロゴシリーズの2個目。
赤いチリを食べた奴の肛門だ、とか言われてるけど、かなり浸透してるインパクト大のロゴには間違いない。
すごくステッカー向きな収まりの良いデザイン。
Red Hot Chili Peppers - Can't Stop [Official Music Video]
23.Foo Fighters
丸ロゴシリーズ3つめは現代最強ロックバンドフーファイターズのロゴ。
大文字・小文字どちらもカバーするイカしたデザイン。このFは格好いい。
豪快なカラーリングとクールなデザインがフーファイの音楽ともシンクロする。
24.Bad Religion
丸ロゴシリーズその4。メロコアパンクレジェンド、バッドレリジョンのロゴ。
宗教をイメージさせる十字架を禁止するパンク的エッセンスなロゴもキャッチーに広まるわかりやすさがあった。
反社会的だけどストンと心に落ち着く彼ららしいデザイン。
25.Public Image Ltd.
元セックスピストルズのフロントマン、ジョニーロットン率いるニューウェーブパンクバンド、パブリックイメージリミテッドのロゴ。丸ロゴその5。
ピストルズとは違う才能の爆発を見せつける狙い澄ましたアート感は、こっちのロゴにもある只事じゃない感も出てる。
26.Blink-182
泣く子も笑うパンクバンド、ブリンク182のロゴ。丸ロゴその6。もうちょっと色がケバいバージョンもある。
落書き感満載のスマイリーマークはもはや彼らのアイコンで、ストリート色が強く、そしてファニーな彼ららしいデザイン。
27.Nirvana
ニルヴァーナのスマイリーロゴ。
ネヴァーマインドのジャケットも有名だけど、このスマイリーも全世界に1億枚くらいTシャツがありそうなくらいかなり有名。
奇妙さを孕みながら、何か暖かい部分を感じるのは今だからかも知れない。
28.Weezer
僕らウィーザーファンの勇気のサイン。
ライブでは両手でこの形を作って迎え入れる。
いつからかこのマークを前面に出す様になって完全に定着した、一つのアルファベットを象徴する存在になったのかなと、感慨深い。
29.Nine Inch Nails
孤高のインダストリアルロックバンド、ナインインチネイルズのロゴ。
NとIとNをうまく使ったシンメトリーのロゴだ。
シンプルだけに頭に刷り込まれるパンチ力がある。
Nine Inch Nails - The Hand That Feeds
30.Zebrahead
日本大好きミクスチャーパンクバンド、ゼブラヘッドのロゴ。
ZとHが斜めにクロスして星マークになっている中々のセンス。
彼らのはっちゃけ過ぎな感じはロゴからはまるで感じないハイソなロゴ。
Zebrahead - Anthem (Official Music Video)
4.キャラ&アート編
最後はバンドのキャラクターや、より画に近い様なロゴ集。
アート的側面も高いし、もっとバンドに愛着沸きやすい様なものも多いのである。
31.MxPx
前回も特集したエムエックスピーエックスのキャラクター、ポキナッチャ君。
目を惹くデザインで、彼らのストリートパンクスタイルをそのまま表したような出で立ちをしてる。
32.The Offspring
オフスプリングのトレードマークの炎のスカルマーク。
色んなバージョンあるけど、スカルが燃えてるのは変わらない。
彼らの激情とか情熱を込めたパンクガイドポスト的に君臨するロゴである。
33.The Rolling Stones
説明不要クラスのローリングストーンズのロゴ。
50年近く経っても不偏的にかっこいいし、まだまだ世界中に散らばる永久不滅の伝説的デザインである。
34.Descendents
カルト的に人気の伝説的ストリートパンクバンド、ディセンデンツのボーカル・マイロをキャラクターにしたロゴ。
およそパンクをやらなそうなキャラクターのかわいらしさが、今の世代でも目を惹くロゴでパンクの入り口になった。
すっごい似てる再現力。
Descendents - "Shameless Halo"
35.Radiohead
世界で最も複雑で冷徹なロックバンド、レディオヘッドのロゴ。
不気味な生物はちょっとファニーだが、ずっと見てると心が壊れそうになるのは、彼らの曲がリンクして引き起こす感覚がある。
36.Pixies
ザ・オルタナティブロックバンドのピクシーズのロゴ。
Pに妖精の羽がついているすごくわかりやすいデザイン。
横一線のギザギザは彼らの音の透き通った先に尖った感じがして、らしさが出てると思うのだ。
37.Cream
超人だけが揃って超絶的な音楽をやったブルースロックバンド、クリームのロゴアート。
サイケで非現実なカラフルさが奇抜であっても、それを凌駕するような現実離れした音楽があった凄い時代。
そんな名残を感じる悠久の色合い。
38.Them Crooked Vultures
現代のロックスターが集まったスーパーロックバンド、ゼムクックドヴァルチャーズのロゴアート。
すっごい目つきの悪いコンドル。
奇妙過ぎ且つパワーがあって、個人的にはこの中でもトップクラスのインパクトがあった。
39.Rage Against The Machine
怒れるリベラルなロックバンド、レイジアゲインストザマシーンのロゴ。
反骨精神の象徴のような赤く傷だらけの拳を振り上げる、メッセージ性の高いデザイン。
Rageという文字が大きいのも巨大な怒りを感じるところ。
40.The Ramones
最後は永遠のパンクバンド、ラモーンズのロゴ。
全員の名前が載ってる彼らのコンセプトが上手くシンクロしたアイディア。
バッドとオリーブを持ったアメリカテイストの鷲が、何かと上手くハマっている様に見える。
アメリカのパンクロックバンドの象徴、ラモーンズらしい凛としたロゴだ。
目でもロックバンドを楽しめるロゴ
以上、ざざっと40個のロゴをご紹介させて頂きました。
ここまで読んでいただいた皆様ありがとうございました。
ロゴというものはアイコニックであり、ここからバンドに興味を持つのもいいだろうし、そもそも知ってるバンドのロゴとその音楽をミックスで考えるのも楽しい作業なのだ。
僕らを最強な気分にさせるそのフォルム。どんなブランドもこんな気分にはなれない。
3000円くらいのWeezerのロゴが入ったTシャツに勝てるファッションはこの世には存在しないのである。
音も感じるんだ。そりゃ負ける道理はない。
音楽ファンは大体こんな心持で間違ってないと思う。これからもロックなデザインは僕らにパワーをくれるはずだ。
それではまた別の記事で。