Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【ソングレビュー41曲!!②】SUM41に想いを馳せて-世界を制して死にかけたパンクロッカー-

広告

SUM41に想いを馳せて ソングレビュー41曲!

前編はこちら!

www.footballsoundtrack.com

21.'Still Waiting' Does This Look Infected?


Sum 41 - Still Waiting

今やパンククラシックスの一つとなった彼らのアイコンにもなるアンセム。
音を重く鋭くしたことが幅広くに波及して、多くのファンを射抜いた名曲は、明らかなターニング・ポイントとして彼らの中で最も重要な一曲だ。
フラストレーションを噴火するようなメロディーとバンドサウンドの攻撃性は、確実に僕らの胸の内も抉り衝動を発散させるのだ。
 

22.'The Hell Song' Does This Look Infected?


Sum 41 - The Hell Song

硬質で重みのある音を、よりドラマチックに鳴らしたハードなパンクロックナンバー。
悲愴すら漂う荒廃感の音、ハードでスピーディーな昇華具合はメロディックハードコア勢に大絶賛を受けた。
タフなパンクサウンドとメタリックなリフの融合という彼らの18番はこの曲で幕開けた重要な転換点的一曲。

 

23.'Motivation' All Killer No Filler


Sum 41 - Motivation

ライブでも人気な1stの明快なポップパンクチューン。
ギャンギャンと気持ちいい鳴り音のバンドサウンドに、小気味のいいテンポでザクザクと刻まれる軽妙なグルーヴが実にキャッチーだ。
ポジティブにふざけて、肩の力の抜けたサムらしい部分が何とも頼もしく楽しい初期の名ナンバー。

 

24.'What We're All About' 


Sum 41 - What We're All About

映画スパイダーマンのテーマソングにもなったメタリックミクスチャーロック。

元々は1stミニアルバムに原型の曲が収録されていて、それを練り上げて映画のタイアップとした。

メタリックなギターリフからメンバー全員でラップの掛け合いを披露、ヘヴィーなグルーヴのサビもシンガロング出来る軽快さでフロアを飛ばせるキラーチューン。

ギターソロでは4大スラッシュメタルバンドの一つスレイヤーのギタリスト、ケリー・キングが参加してる。

メジャーっぽい豪華さも垣間見えつつSUM41というバンドのデカさを感じられる一曲。

 

25.'Pain For Pleasure' All Killer No Filler


Sum 41 - Pain For Pleasure

ライブはこれで〆られる圧倒的なシンガロングソング。
ドラムがボーカル、デリックがドラムを叩くのが定番。
渋くて男らしいギターからジューダスプリーストみたいなリフの男のメタルナンバーだ。PVもいい。というかPVあったんだって感じ。
メタリックなリフで助走をつけて、ダッダッ!てれれー、とギターを口でシンガロングするライブの楽しさは格別。
コメディー感もありながらメチャクチャカッコいいクオリティなのが更に良い。

 

26.Iggy Pop feat. Sum 41 'Little Know It All'


Iggy Pop feat. Sum 41 - Little Know It All

正確に言うとパンクの神イギー・ポップにサムが加わった形のシングル曲。

サムは好きだったが、この曲の存在知らなくて、ハードロックカフェで流れた瞬間に度肝を抜かれハンバーガーそっちのけで釘付けになった。

大前提としてイギー・ポップがめちゃめちゃイカしてる。

パンク・ゴッドを中心に据えたソリッドなロックサウンド、その姿がカチッとハマってい一体感があるのも彼らの骨太さの現れなんだろう。

イギーとデリックのコーラスは強力で、きっと聴いてる僕らよりもデリックの方が鳥肌立っているであろうコラボレーション。

 

27. 'We Will Rock You' Queen Cover


Sum 41 - We Will Rock You (Live) Rock Am Ring 2017 HD

ボーカルのデリックが倒れてから復活以降、ライブの定番ナンバーとなったクイーンのカバー。

サムらしいスピーディーなアレンジで、畳み掛ける様に観客を煽り、ギターソロも抜群のテンション。

誰もが歌えるアンセム感、曲本来の巨大なグルーヴを活かした怒号の様なシンガロングは近年のライブでも大きなハイライトになるシーンだ。

復活のきっかけになったんだろうな、としみじみ感じる様な楽しそうな彼らの姿は感慨深い。

 

28.'Master Of Puppets' Metallica Cover


Sum 41 - Master Of Puppets (Metallica Cover)

こちらもライブで良く披露されることの多いメタリカの名曲のカバー。

メタル寄りのファンからは感激の歓声が上がるメタリックなリフ、再現度高めにギター二人がギラギラに弾き倒す姿は圧倒的。

バンド全体のメタルパワーみたいなもので、きっちりと様になっているのが幅広いサウンドを操るサムらしいカバーだ。

 

29.'Goddamn I'm Dead Again' 13Voices


Sum 41 - Goddamn I'm Dead Again (Official Music Video)

復活を果たした6thアルバムのリードトラック。
ヘヴィーなリフに、やっちまった、死にかけたぜ、とデリックの咆哮から始まるカムバック感満載の一曲。
どこかカラッとしたロックナンバーに、筋骨隆々の流麗なギタープレイが冴え渡る。
バンド全体から誇らしげにどうだと聴かせてくる感じが充電たっぷりの彼らのエナジーを感じる。

 

30.'Screaming Bloody Murder' Screaming Bloody Murder

5thアルバムのタイトルトラック。
哀しみに暮れる様な幕開けから、アグレッシブなベースラインとハードなギターリフが絡み、ギターが重なるタフなサウンドの厚い一曲。
デリックのギターが重なる瞬間の轟音感は、凄くエモーショナルで美しい一体感。
 

31.'Machine Gun' Half Hour Of Power

根強い人気を誇る1stの伝説的な名曲。
マシンガンの如く掃射されるビートに、ウェイビーで超絶滑らかなギターサウンド。
怒涛のようにまくし立てるデリックの声が加わり、弾幕のような圧迫感でも爽やかさは失わない彼らの良さもあるし、デイヴ独壇場のギターソロもありで、サム41の基礎みたいな曲。
 

32.'Waking Disaster' Underclass Hero


Sum 41 - Walking Disaster

4thアルバムのポップネスの詰まった鮮やかな一曲。

ポップネス溢れる仕掛けの浮遊感の中心に据えられたキラキラしたメロディーはバンドの生音だけに留まらず、新しい音も取り入れつつ色彩と淡さを煌めかせている。
それでも加速後、走らずにはいられないスピード感はエネルギッシュ。
デリックの確かな顔の一つのポップセンスが光る一曲だ。
 

33.'Breaking The Chain' 13Voices

Breaking the Chain

Breaking the Chain

  • SUM 41
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
幽玄なミドルロックチューン。
デリックの声が表情豊かで、その陰陽のコントラストがまたいい感触で心に残る。
ギターソロは大いなる見せ場。
癖になるソロにバンドサウンドが徐々に被さってくる展開は肌を震わせるチリチリとした高揚感があるのだ。
 

34.'Rythms' All Killer No Filler

Sum 41 - Rhythms (with lyrics)

青空に映える爽快なメロディックパンク。

展開もメロディーラインも明快なポップパンクのエナジーが迸り、それがあざとくならないキレのある演奏とギラついた声が、サムらしく主張する果敢なアグレッシブさを香らせる。

初期にして粗さよりも、強烈な個を感じるサウンドデザインは彼らのクオリティーを物語っているのだ。

 

35.'No Brains' Does This Look Infected?


Sum 41 - No Brains

2ndのメロディックハードコアな一曲。

ドライブ感あるビートで刻むヘヴィーなサウンドに、腰から身体を折ってリズムを取らされれば、タメたグルーヴを解き放つかのようなサビの滑走をストイックに振り切る。

メロコアストームの純度が濃いのはこのナンバーだ。

 

36.'T.H.T' Half Hour Of Power

T.H.T.

T.H.T.

  • SUM 41
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

1分足らずのショートチューンシリーズその1。

ライブでもセットリストの合間に披露されるイントロナンバー的な曲達。

1stミニアルバムからのショートトラック。

高速ドラミングを軸に、グラインドするギターもデリックのボーカルも速い。

最後のシャラップ!が痺れる。

 

37.'Naver Wake Up' All Killer No Filler


Sum 41 - Never Wake up

1分足らずのショートチューンシリーズその2。

ライブでもセットリストの合間に披露されるイントロナンバー的な曲達。

1stアルバムからのショートトラック。

エッジーな暴風ギター&ビートでメロディアスにサビみたいな部分もある。

これ以上長くてもダメで、絶妙にバシッと決まる曲の長さ。

 

38.'A.N.I.C' Does This Look Infected?

A.N.I.C.

A.N.I.C.

  • SUM 41
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

1分足らずのショートチューンシリーズその3。

ライブでもセットリストの合間に披露されるイントロナンバー的な曲達。

2ndアルバムからのショートトラック。

最も短い37秒は、よくライブで演奏される彼らもお気に入りのナンバー。

あっという間だけど、凄く凝縮されていて濃い一曲。

 

39.'Pieces' Chuck


Sum 41 - Pieces

しっとりと聞かせるロックバラード。

3rdアルバムにはメタリックな趣が強い中、こういう曲も映える。

ライブでもセットリストのギアを入れ替える重要な曲になる。

全体を通してしっとりと包むメロディー、切なく優しげなデリックのボーカルが響く。

淋しげで切ない曲もしなやかに歌い上げ、タイトな声質はそのままなのも味のあるバラード。

 

40.'Some Say' Chuck


Sum 41 - Some Say

こちらも3rdアルバムからゆったりとしたミッドロックチューン。

レンジの広い美しいメロディーが降り注ぎ、そっと寄り添う様な音の包容感は抜群に優しい。

必要以上に加工せず、まっすぐなバンドサウンドだけで聴き応え満点の全編に渡るグルーヴは終始心地が良い。

 

41.'Best Of Me' Underclass Hero


Sum 41 - With Me

ラストも壮大なバラード。

ゆらゆらと燦めくギターメロディーと、少し荒んだ優しいデリックの声。

ゆったりと広がるバラードが、弾ける様にエモーショナルな高鳴りを迎える王道の展開。

こういう歌を作らずにいられなかった様な、切実さすら覗く。

穏やかで優しいだけでない強靭なバラードだ。

 

珠玉の41曲!

f:id:idwcufds:20170212233216j:plain

以上、41曲を集めてみました!

カバーもありでしたが、夏休みのノーエフから始まった彼らのバンドストーリーが、ここまでワイドな音を創るとは誰も予想しえなかったし、波乱万丈さを赤裸々でもダイレクトに曲に反映し続けるセンスがあったからこそのキャリアとも言える。

夏休みなんてものが41日もない今でも、彼らに触れればそんなキッズの想い出が蘇り、僕のライフストーリーも一緒に彩られるのだ。

 

お読みいただきありがとうございます。

それではまた別の記事で。