リアムの新曲に想いを馳せる
ちょっとキツイ事があった時ほど、音楽を聴くべきだ。
そんな時、絶好のタイミングで最強の曲が表れて、襲い掛かる何かをやっつけるキッカケをくれるのだ。
今回は幸運なことに、それがたまたま待ちに待った歴史的瞬間であった。
元オアシスのフロントマン、リアム・ギャラガーの新曲、'Wall of Glass'を聴いた。
この曲は正座して聴くべき。
悩んでる自分が映るガラスの壁を粉々に蹴散らす、まっすぐな右ストレートだった。
Liam Gallagher 'Wall of Glass'に想いを馳せていきます。
Liam Gallagher 'Wall of Glass'
Liam Gallagher - Wall Of Glass (Official Video)
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冒頭からロック強めの香り。
シンプルな進行、渇いたギターとギザギザのハープ、時折煽る様に跳ねるリフワーク。
それらをすべてある意味蹂躙する様に自由に闊歩するリアムの声。
最初のフレーズの一音目から巻いた語尾を聴いてにやり、これが聴きたかった感、十分なのだ。
エコーがかって次第に音と調和して行く。
ロックサウンドと溶け合い奔流を創り出して渦巻いていく。
それでも芯は残るリアムの声。
単純なロックとは一線も二線も画す強烈な個性、それだけでロックだと思える声が、彼の真骨頂であり唯一無二な才能だと、オアシスからずっと正しかった答えを再度ここにきて確認させられる。
そう、難しく考えすぎなんだよ。と聴きながら最近あったイラつく出来事に僕の中での回答が浮かぶ。
世界という概念の頂上にいるという自負の元、声を響かせたオアシスの声からは少し控えめな気もする。
それでも余裕でベスト4くらいだと思ってるだろうし、その僅かな落ち着きが逆にスッと胸に落ちる感もある。
粗暴さは洗練され、深みのある艶やかさが加わり、ビーディアイの時よりも、ソロにふさわしい先頭っぷり。
高純度だけどシンプルな構成のロックサウンド、その一つ一つの音もまるでリアムの声を待っているかのような行進曲。
鳴り響く道は、またしてもロックの王道として色づくのだ。
最近落とし気味だった肩も、斜めに揺らしながら風切って歩いてやろうじゃねえか。
ロック、音楽の計り知れないパワーはやっぱりここにあった。
最近のライブでは’Be Here Now’ ’D'You Know What I Mean?’ ’Rock 'n' Roll Star’ ’Live Forever’なんかをやってるらしいぞ。
Oasis - D'You Know What I Mean? (2016 HD Remaster)
鳥肌が止まらない。もうソニックマニアに行くと決めた。
リアムの声を胸に、もう少し、フラフラでもまっすぐ歩いて行こうと思った。
呟き的な記事、読んで頂きありがとうございました。
それではまた別の記事で。