目を通していただいている皆様ありがとうございます!
少しブログのカスタマイズが面白く手間取ってしまい久しぶりの更新となってしまいました。。。
今後とも一定のペースで更新を目指して執筆していきます。
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2016年7月のアルバム 3枚レビュー
さて7月の新譜のレビュー。
今月は活動休止明けや新しいメンバーを迎えてのアルバムをピックアップする。
NEWアルバムってニュースを聴くだけで「うぉっ」と声が出てしまうようなバンド達のアルバムだ。
1.the HIATUS ’Hands Of Gravity’
始動からもう8年、5枚目となるthe HIATUSのNEWアルバム。
途中にMONOEYESのアルバムとツアーを挟んだ事で、the HIATUSとしてどうなるかと関心が高かったが、圧倒的な名盤だった。
むしろ細美さんが言うようにMONOEYESのパンキッシュなガス抜きを経て、the HIATUSとして高度なロックも無駄のない編成を組むことが出来たのだと思う。
壮大さとスケールの大きさは、どことなくUSハードロックにも通ずる。美しいメロディーのシンプルなロックを彼らが鳴らすという恐ろしさをひしひしと感じる事の出来るアルバムだ。
全篇に散りばめられたピアノの旋律が風の様に通り抜ける。⑦Radioなんかの極めて洋楽的なメロディーに載せる日本にありふれた光景が映し出される構成は胸の奥が熱くなってくる。音楽の生活の幅を広げてしまう名曲揃いの 一枚。
注目トラックは①Geranium ②Clone ③Drifting Story ④Bonfire ⑥Radio ⑦Catch You Later
2.Blink182 ’California’
ポップパンクゴッド、Blink182の5年ぶりのアルバム。
その象徴だったトム、マーク、トラヴィスのトライアングルから、トムの脱退には衝撃を受けた。そこから一年もしない内のこのNEWアルバム。
なんと本国アメリカではチャートで1位になったらしい。ポップパンクはまだ死んでいなかった。
カリフォルニアパンクらしい、おいしい所満載のパンクアルバム。マークのさらに聴きやすくなったボーカルもトラヴィスの強力で複雑なドラミングはもちろん、新ギターのマットも驚くほど馴染んでいる。
一過性ではない重みのある芯の通ったロックサウンドでポップパンクをアルバム通して鳴らしている、がどことなくエモさを感じられるのがBlink182らしい。
注目トラックは①Cynical ②Bored To Death ③She's Out Of Her Mind ⑦No Future ⑭The Only Thing That Matters
3.Good Charlotte ’Youth Authority’
活動休止明けからザワザワと噂のあった再始動一発目のアルバムがいよいよリリースとなったGood Charlotte。バンドレビューも行っているので是非そちらも。
デビュー以来のハッピーなパンク感が大歓迎の帰還アルバム。
要所要所で入る甘く綺麗なギターにくすぐられ、パワフルなドラミングに鼓動を揺らされる。そこにマッデン兄弟のシンガーとしての色がりオルタナティブなグルーブもダンスっぽいダヴ感も表現できる。
⑨The Outfieldにヤングアンドホープレスという歌詞があったり③40 oz. Dreamのまんまの通り、まさにパンクロッカーズオーバー40の現在地という感じ。身体についた様々な要素をそのままに、だけど芯から染み付いた匂うパンクの香りは消せない、おじさん達の実力を感じる一枚だ。
注目トラックは①Life Changes ②Makeshift Love ③40 oz. Dream ⑨The Outfield ⑩Cars Full of People