音楽を持って箱根に1泊旅行に行ってきた③
その①新宿からロマンスカー~箱根登山鉄道はこちら
その②宿・雪月花~強羅公園はこちら
箱根の夜 温泉
強羅公園を後にして、急な坂に箱根を感じつつ降りる事5分で宿へ戻る。
前回も貼ったが宿は雪月花という宿。
食事を20時からにしたので、食事の前に温泉へと向かう。
個室の岩盤浴があるそうなのでフロントに行ってみると空いているとの事なので、行ってみる事にする。
その前にタイムサービスの肉まんを貰って食べる。
可愛げである。まんじゅうは相変わらず食べ放題。
宿の見取り図がかわいげだったのでこれも載せる。
個室の岩盤浴は40分の時間制でカギをフロントに貰いに行き終わったらカギをフロントに返しに行く。
あんまり体験した記憶がなかったが、かなり汗が出て気持ち良かった。
サウナとかとは違う汗の出方。
個室内にシャワーもあって、専用の作務衣もあって、アメニティも一緒にある。
旅の疲れを汗と一緒にリセットして、大浴場へ向かう。
Red Hot Chili Peppers’Give It Away’くらいのカラッとした高揚感。
Red Hot Chili Peppers - Give It Away [Official Music Video]
その高揚した気持ちをちょうど良く抑えて、落ち着かせる温泉への小道。
温泉ゾーンは外だ。道の途中に冷やしてある乳酸菌飲料とアイスも食べ放題。
火照った身体を冷まし、佇むには最高のエリア。
僕の大好きなSimple Plan’I Can Wait Forever’が流れる。合う。
大浴場は屋内に大きい風呂が2つと、瞑想の湯という静かな檜風呂。
後は露天風呂が2つ。もちろんサウナもあった。流石に岩盤浴後なので行かなかったけど。
ちょっと中途半端な時間だったからか、1人しかいなかった。
のんびり露天に浸かりながら、今に合う音楽はあるかなーと考える。
湯気の揺らめきが、RadioheadのKarma PoliceのPVみたいだなと思ったけど、考え直す。
お湯が流れる音、木々が揺れる音、それで頭の中がいっぱいになる。
せせらぎってのはこう言う音を言うんだろう。
ここはこの音でいい。
日本人であればこの音だけで良いはずだと答えに辿り着いて外に出る。
箱根の夜 食事
さっぱりとして部屋に戻ってから食事へ。
Travis’Writing To Reach You’が淀んでたモノを落としたような心地よさを助長する。
Travis - Writing To Reach You (Official Video)
食事はコースの内容が違うレストランが2つあって、それを好きな方で選べる。
選んだのはしゃぶしゃぶと寿司と天ぷらのコースだ。外国人も結構多い。
寿司は1人5貫まで15種類くらいのネタから選ぶ。
ドリンクは別価格で、追加注文もできる。
先付けと前菜が既に並べられていて美しい。
お肉はコチラ。
季節の果物を使ったデザートまでふんだんに楽しんで満足。常にフロアの方が目を光らせてくれているのでスムーズに食べ終わった。
男の人には少し足りないかなと思っても、夜は夜鳴き蕎麦があるから大丈夫だと思う。
箱根の夜更け 貸切風呂と夜泣き蕎麦
一度部屋に戻って小休憩。まったりと休む夜のひと時。
昼間の雨もあって涼しい空気が窓から入ってくる。
こういうなんてことない時間でも、日常から隔絶されてるんだなと感じる。
The Hiatus’ユニコーン’が夜の空と溶けて心を落ち着けてくれる。
都会でも、そこから少し離れた所でも響きやすい音楽ってのは凄い。
再び夜の小径を通り、今度は小径の更に奥の奥の貸切の家族露天風呂へ向かう。
貸切露天は3つあって、小径の交差点に貸切露天の名前が書かれた灯りがある。
これがカギと連動してて、空いていれば灯りは消えていて、ここで行くかどうか判断できるのだ。ちょっとおしゃれ。
ただし時間によっては混んでいるので注意は必要。
奥まった場所に、また趣のある小屋が3つポツンと佇む。
清廉な小径の更に奥の鬱蒼ともしてると言える場所、静かで暗くて木々の香りと湯の香りだけ。こじんまりしたヒノキの浴槽に暖かい湯につかる。
五感で湯の空間を楽しむ。更に隔絶された空間。
Oasis ’Champagne Supernova’の浮遊感が合う。
最近こうだったなー、みたいな想いが浮かんでは湯に溶けていく。そんな空間だった。
時間はもう23時くらいだ。
貸切露天を出てその足でレストランへ向かい、サービスの夜泣き蕎麦を食べに行く。
レストランの6割くらいが埋まるくらいの人。
シンプルな中華そばで、具も夜食って感じの軽快さ。
スープが料理のダシ使ってるだろってくらい上手い。
もうちょうどいい夜食。
贅の限りに見えて、それが溢れる事なく、決して負い目にならない、さり気なさが溢れる。
そんな一日を過ごせたような手ごたえみたいなものがあった〆だった。
多分この旅館にいる人の中では、一番僕がファンな自身のあるSugarcult’Saying Goodbye’を聴きながら明日に備える。
その④へと続きます。