UEFAヨーロッパリーグ特集 後篇!グループリーグ毎に想いを馳せる。
前回の記事で、UEFAヨーロッパリーグのレギュレーションと面白くなる理由を紹介しました。
今回はその続きで、12もあるグループリーグ毎に想いを馳せたいチームや選手についてまとめてみました。
何か+αな情報になればと思いますので、ぜひご覧ください!
前回のEL記事・シーズンの注目選手はコチラ
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それでは行きます。
グループA
【チーム】
フェイエノールト(オランダ)、ゾリャ・ルハンシク(ウクライナ)、フェネルバブチェ(トルコ)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
開幕戦でマンUがフェイエに敗れたのが最大のニュース。
その試合でもゴールを決めたフェイエの10番、オランダの若きホープ・トニートリンダーデはフィジカル・テクニック揃った注目の選手。
ここからマンUがモチベーションを上げ直せるか、それによってかなり面白いグループになる。
想いを馳せたい選手としてフェイエのカイトとフェネルバブチェのファン・ペルシーを挙げたい。カイトは名前を見つけただけで嬉しくなるレベルの懐かしき応援したいベテラン。
グループB
【チーム】
アポエル(キプロス)、オリンピアコス(ギリシャ)、ヤングボーイズ(スイス)、アスタナ(カザフスタン)
日本人エース、久保率いるヤングボーイズは初戦に敗れた。
勝ったオリンピアコスの決勝点を決めたのはカンビアッソ。未だに色褪せない気の利いたプレーを見せる。長丁場の初戦できっちり結果を残せるベテランがいるのは心強い。
オリンピアコスのトップ下にはドイツで名を馳せたドリブラー、マルコ・マリンもいる。
とは言えヤングボーイズも十分グループを突破できる実力がある。
定位置を確保している久保としては、得点を期待したい所。
グループC
【チーム】
アンデルレヒト(ベルギー)、マインツ(ドイツ)、サンテティエンヌ(フランス)、ガバラ(アゼルバイジャン)
こちらもマインツ武藤が注目になる。
初戦を快勝したアンデルレヒト、フランスだけでなく各国の若手のホープが揃うサンテティエンヌを相手に、戦い抜いてほしい所だ。
フィジカル、スピードの面でもっともっと揉まれて、日本のFWの大黒柱になってほしい。
グループD
【チーム】
ゼニト(ロシア)、AZ(オランダ)、ダンダーク(アイルランド)、マッカビ・テルアビブ(イスラエル)
ゼニトがマッカビとの初戦、大逆転で制した事が大きなニュースになった。
残り15分足らずで4点を叩き込み、4-3と開幕戦を制した事は、大きな勢いを生みそうだ。
相手のマッカビにはベナユンも出場していた。アーセナルにいたころから大好きなドリブラー。
ポゼッションに定評のあるアイルランドのバルサことダンダークにも注目。
グループE
【チーム】
ウィーン(オーストリア)、ローマ(トッティ)、ビクトリア・プルゼニュ(チェコ)、アストラ・ジュルジウ(ルーマニア)
大注目はローマ。
ナインゴラン、ペロッティ、デ・ロッシの中盤と、ジェコとエルシャラウィーの前線に王様トッティも控える。
特にトッティはラストシーズンとなりそう。優勝なんてしたら本当に額縁に入れたい絵画の様な光景になりそうだ。
初戦を勝ったウィーンの10番、グリュンバルトも若手の注目選手。初戦でもいきなり1ゴール1アシストの活躍。
こういう若手が中心を担うチームは、このまま決勝トーナメントでも見てみたい。
グループF
【チーム】
ラピド(オーストリア)、サッスオーロ(イタリア)、アスレティックビルバオ(スペイン)、ヘンク(ベルギー)
クラブ史上初のセリエAで躍進し、ELにも進出してきたサッスオーロは、創設90年で最高の一年になりそう。
マトリ、ビオンディーニといったイタリアを渡ってきたベテランの存在がカップ戦では重要になりそうだ。
そのサッスオーロに初戦完敗したが、ビルバオのベニャト・エチャバリアは個人的に超期待の同い年。クラシカルなクリエイティブなタイプで見ていてドキドキする選手だ。知らない人は是非見て欲しい。
グループG
【チーム】
アヤックス(オランダ)、スタンダール・リエージュ(ベルギー)、セルタ(スペイン)、パナシナイコス(ギリシャ)
ヨーロッパにおける最近のベルギーの躍進はアヤックスユースのノウハウを輸入してその育成がハマった結果のようだ。
そのアヤックスも近年また育成を見直し、再び育成のシェアを牛耳る準備をしている。今回のメンバーもほぼ20歳前後で初戦を制し、旋風をまきおこしてくれそう。
対照的に初戦セルタを引き分けに持ち込むゴールを決めたのはジュゼッペ・ロッシ。スペインで戦い続けるベテランイタリア人FWは、まだまだ活躍を期待できる。
グループH
【チーム】
シャフタール・ドネツク(ウクライナ)、ヘント(ベルギー)、ブラガ(ポルトガル)、コンヤスポル(トルコ)
個性的な選手を揃えるシャフタールは常連の優勝候補だ。
ベルナールやフレッジなど個人技に優れるブラジル人プレイヤーのプレーは楽しみな要素だ。
シャフタールが抜けている中、残りの3チームの争いも面白くなる。
個人的にはポルトガルのプラガが、攻撃的で面白そうだ。
グループI
【チーム】
クラスノダール(ロシア)、シャルケ(ドイツ)、ザルツブルグ(オーストリア)、ニース(フランス)
シャルケの内田が復帰すれば、ザルツブルクの南野と日本人対決が実現する。
南野は主力としてチームを引っ張る存在感を放つ数少ない海外組。今年のELを大きな経験値にして欲しい。
そしてニースにはバロテッリ。ベンアルファを再生させたニースはバロテッリにも手を差し伸べた。
貰い手のない悪童は悪ガキのままか、チームのエースになれるか注目は集まる。
グループJ
【チーム】
フィオレンティーナ(イタリア)、スロバン・リベレツ(チェコ)、PAOK(ギリシャ)、カラバフ(アゼルバイジャン)
モンテッラ監督以降、古豪復活の感ある近年のフィオレンティーナだが、昨年に続き有効な補強は出来なかった。ベルナルデスキやバレロを中心とした伝統の鮮やかな攻撃を見せてほしいところ。
リベレツのヤンは開始10秒でゴールを決めるという、ヨーロッパ最速記録を初戦から作り出した。
事故みたいな記録だが、話題性は抜群のニュースだ。今年のELは何か持ってる。
グループK
【チーム】
ハポエル(イスラエル)、サウサンプトン(イングランド)、スパルタ・プラハ(チェコ)、インテル(イタリア)
インテルが初戦完敗し、いきなり窮地に立たされる。金星を上げたイスラエルのハポエルはこの勝ち星を大事にしたい。
サウザンプトンとインテルの日本人対決は、インテルにとって負けられない状態。
こういう重要な試合で長友、吉田には出場を期待したい所。
グループL
【チーム】
オスマンルスポル(トルコ)、ビジャレアル(スペイン)、ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)、チューリヒ(スイス)
ビジャレアルは優勝候補。
ドスサントス弟の創造性に、早速初戦でもゴールを決めたエースとして期待される今シーズン加入のアレシャンドレ・パト。
この2人が活躍する事は、ストーリー性を感じて、ドラマ性抜群。
ELのススメ
個人的に気になる追いかけたい部分を整理してみました。
全部追いかけようと思っても中々追いかけられないけど、ポイント絞って楽しむのもいい方法だと思う。
今は細かく映像も検索できるし、好きなポイントに絞ってプレーも振り返れる。
ヨーロッパの大きい大会の一つなんだけど、CLが洗練されて大き過ぎて、対比でどことなくアングラ感漂うEL。
みんながCLに騒ぎ過ぎて、嫌気がさしている人。
なんとなく流行に乗るのが嫌な人。
それでもサッカーは好きな人。
そんな人は是非おすすめなのだ。
様々なサッカーがぶつかるミクスチャー感がたまらなく面白くなる要素。
是非お気に入りを見つけて追いかけてほしい。
またどこかのタイミングで、経過をまとめようと思います!
それではまた別の記事で!