Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

今月の新譜2枚 10月③ -MONOEYES -DESCENDENTS -Jimmy Eat World

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ご覧いただいている皆様ありがとうございます。

前回に続き、10月に聴いた新しいアルバムのレビューです。

是非気になったら聞いてみてください。

前回はコチラ↓

www.footballsoundtrack.com

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MONOEYES  'Get Up E.P'

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細美自ら難解で複雑なハイエイタスの楽曲作りのガス抜きの一面もあると言うモノアイズというプロジェクトなので、ハイエイタスのアルバムが出た今年、さらに何かあると思っていた所のEPだ。
細美ボーカル1曲とスコットがボーカルの2曲の構成。
細美ボーカルの①Get Upは意表をつくミドルチューン。
漂うノスタルジックなメロディーは、程よく艶やかな美しい細美の声が最も響きやすい鉄板の型
ハイエイタスのガス抜きと言いつつハイエイタスばりの洗練されたサウンドと、対象的に抜群に聞きやすいシンプルな構成が今のモノアイズらしい一曲だ。
スコットボーカルの一曲目②Borders & Walls。本場でパンクを味わってきた単に仲良いだけじゃなくモノアイズにとって必要なピースとなったスコットが作った一曲。
アミューズメント的なファンパンクソングで、サーカスチックで弾けそうなギターリフ。
しっかりとサビの盛り上がりでメロディアスに締める辺りもアリスター、そしてソロ活動を経て日本に根ざすスコットの魅力が凄く伝わってくる。
③Moth To Flameもスコットのナンバー。ソリッドで爽快感ある最もモノアイズらしいロックチューンだ。
サビでギアを更に上げて美しい光景が広がる感覚はイエローカードみたい。
 
スコットが楽曲に関わることで、更にモノアイズの活動の幅も広がりテンポも良くなる事を噛み締め、ファン冥利につきる最高のEPとなった。
 

 

Get Up - Single

Get Up - Single

  • MONOEYES
  • ロック
  • ¥750

 

 
トラックリスト
1.Get Up
2.Borders & Walls
3.Moth To Flame
 
DESCENDENTS 'Hypercaffium Spazzinate'

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メジャーの渦の中心からは遠く離れているものの、芯の通った本物のファンに熱狂的に支持され続けた伝説のパンクバンドの12年振りの新作。
全ての曲が2分で終わる、もう最高です。
刹那的な瞬間の結晶体であり、物足りない何てことは1つもない、むしろ長すぎる曲をディスりたくなるパンクの清々しさが詰まった作品だ。
芯の通ったタフなポップパンクミュージック、その芯にはやはりバンドのアイコンmiloの存在感があるし、パンクの持つ刹那の内に燃えあがれるインスタントさ、余計なものを削ぎ落としても、ドラムとベースとギターの表情だけで21曲もの熱狂の種を作り出せるパンクの底力を見せつけられた。
どの曲にも表情がある噛めば噛むほど楽しめるアツいアルバム。
注目トラックは、オープニングからスリリングなギターがめぐるFeel This、②キャッチーな輝きものせた②Victim Of Me④Shameless Haloはメロディアスな香りを漂わせるタフなポップパンクで、⑦Without Loveは彼ららしいメランコリックなラブソングになっている。
 

 

Hypercaffium Spazzinate (Deluxe Edition)

Hypercaffium Spazzinate (Deluxe Edition)

  • Descendents
  • ロック
  • ¥2100

 

 

Without Love

Without Love

  • Descendents
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 
トラックリスト
1.Feel This 
2.Victim Of Me 
3.On Paper 
4.Shameless Halo 
5.No Fat Burger
6.Testosterone
7.Without Love 
8.We Got Defeat
9.Smile
10.Limiter
11.Fighting Myself
12.Spineless And Scarlet Red
13.Human Being
14.Full Circle
15.Comeback Kid
16.Beyond The Music
17.Days Of Desperation
18.Thinkin'
19.Grindstone
20.Business A.U.
21.Unchanged
 

Jimmy Eat World  'Integrity Blues'

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良くも悪くもEMOという言葉を確立させる事に、多大な影響をもたらした偉大なバンド。あくまでも言葉が先行したメディアの扇動によるものだが、それでもジミーイートワールドの影響力はとてつもないものがあった。
今回は満を持して放つ新作で期待も高まる。
豊潤なギターの旋律に舌鼓を打てそうな熟成の一枚。
ロックのメインストリームに近い場所にいるバンドの音楽っていうのは、主に昼に似合う陽のパワーに満ちている。
次第にそれが複雑さと影を増して夜向けになっていく事が多いが、これは夜明け直前の暁の空の様なイメージだ。
影を切りはらう清潭なメロディーとリズムのギターサウンドは、森の様な幻想的な映像も浮かびつつ、遥か未来からの信号の様な音でもある。
泣きのメロディーでも涙は見せないでこちらだけ泣かせるそんな芯の強さが感じられる歌声が優しく心強い。
注目トラックは、You With Meの時が止まった中に流れるような美しすぎるギターハーモニーで幕開けし、②Sure And Certainで回転を上げたギターメロディーナンバーを披露し、④Pretty Gridsはデジタルでヘヴィーな音が加わり妖しさを増した彼等らしいロックチューン、⑩Integrity Bluesは荘厳なオペラの様なソロのこのアルバムのテーマソングだ。
 

 

Integrity Blues

Integrity Blues

  • ジミー・イート・ワールド
  • オルタナティブ
  • ¥1600

 

 

You with Me

You with Me

  • ジミー・イート・ワールド
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

Integrity Blues

Integrity Blues

  • ジミー・イート・ワールド
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 
トラックリスト
1.You With Me 
2.Sure And Certain 
3.It Matters
4.Pretty Grids デジタルでヘヴィーな音が加わり妖しさを増した彼等らしいロックチューン
5.Pass The Baby 
6.Get Right 厚みのあるサウンドと研ぎ澄まされたボーカルの対比
7.You Are Free
8.The End Is Beautiful
9.Through
10.Integrity Blues 荘厳なオペラの様なソロのテーマソング
11.Pol Roger