原曲超え?1987年生まれロックファン的ロックバンドによる名曲カバーソングサウンドトラック!
- 原曲超え?1987年生まれロックファン的ロックバンドによる名曲カバーソングサウンドトラック!
- 前篇 11曲はコチラ!
- 12.Weezerによる'Africa'(TOTO COVER)
- 13.Beckによる”Leopard-Skin Pill-Box Hat”(Bob Dylan)
- 14.Foo Fightersによる'Kids In America'(Kim Wilde COVER)
- 15.Sonic youthによる"Superstar"(Carpenters COVER)
- 16.Red Hot Chili Peppersによる”Higher Ground”(Stevie Wonder COVER)
- 17.The White Stripesによる ‘Jolene’(Dolly Parton COVER)
- 18.Museによる"Can't Take My Eyes Off You"(Frankie Valli COVER)
- 19.Rage Against the Machine による”Down On The Street”(The Stooges)
- 20.Ashによる'Blew'(Nirvana COVER)
- 21.Stereophonicsによる"Something In The Way"(Nirvana COVER)
- 22.Chris Cornellによる”Thank You”(Led Zeppelin COVER)
- 23.Pennywiseによる”Stand By Me”(Ben・E・King)
- 24.Jimi Hendrixによる”The Star-Spangled Banner”(アメリカ国歌)
- 聴き継がれる名曲
前篇 11曲はコチラ!
12.Weezerによる'Africa'(TOTO COVER)
Weezer - Africa (starring Weird Al Yankovic)
前編も登場した心のバンド、WeezerによるTOTOの名曲Africaのカバー。
イマジネーションが溢れている時期なのかリリースしたばかりなのにガンガンと新しいアルバムを作っているらしいウィーザーが、アルバムの曲ではなく急遽カバーを配信し全米1位をとったという、しっちゃかめっちゃかぶり。
原曲の良さをそのまま蘇らせたというカバー・オブ・カバーでリバースの声と透明で重厚なサウンドが、素晴らしく相性がいい。
TOTOによる原曲はコチラ。
ザ・アダルト・オリエンテッド・ロックとして日本でも大きなヒットを記録した記憶に刷り込まれている名曲。
13.Beckによる”Leopard-Skin Pill-Box Hat”(Bob Dylan)
Beck - Leopard-Skin Pill-Box Hat
オルタナティブ・ロックそしてモダン・ポップ界の王子BeckによるBob Dylanのカバー。
容易に両者の中に時代を超えた強固なリスペクトが有るんだろうと想像できる時代の寵児同志。
シーンを揺さぶるオルタナティヴな存在として、どことなく被る二人の奇才が交わるカバーだ。
アナログからデジタルへの革新的な変革にも関わらず、ギターの揺らぎやハープの根本にある自由なスモーキーさは変わらない。
ややスイング気味なベックに曲への親しみからくる楽しさを感じる。
少し声まで似てるようなシンパシー深いロックの奇跡的なカバーだ。
1966年発表の原曲はコチラ。
「ヒョウ皮のふちなし帽子」という意味で、時のファーストレディーが被っていたことで注目を集めた。
かなりオルタナティブで独特なポップ・ロックは、後に本人が自分を最も表現できたと語る作品に収録されていた。
Bob Dylan - Leopard-Skin Pill-Box Hat - Take 8 (audio)
14.Foo Fightersによる'Kids In America'(Kim Wilde COVER)
Foo Fighters - Kids in America
現代最強のロックバンドFoo Fightersによる世界的な歌姫Kim Wildeの'Kids In America'のカバー。
パンクバンドThe Muffsもカバーしており、フーファイはむしろマフズのカバーという色が強い。
チリチリと摩擦的に擦れたパンクロックサウンドに、ボーカルが先行する王道展開はむしろデイヴが最も得意とするパターンだ。
まるで彼らの曲のような自然さと力強さとインディーっぷりで凄くしっくりくるカバー。
キム・ワイルドによる原曲はコチラ。
イギリス出身の世界的な女性シンガーはこの曲でセンセーショナルな世界デビューを果たした。
Kim Wilde - Kids in America (1981)
15.Sonic youthによる"Superstar"(Carpenters COVER)
90sレジェンドとしてインディーロックの生みの親であり最も深く重いノイズを鳴らすSonic Youthによる偉大なカントリーグループCarpentersのカバー。
16.Red Hot Chili Peppersによる”Higher Ground”(Stevie Wonder COVER)
Red Hot Chili Peppers Higher Ground Official Video
現代最強のファンクロックバンドのRed Hot Chili PeppersによるStevie Wonderのカバー。
レッチリの全世界化の足掛かりにもなったヒットカバーソング。
ファンクの巨匠から受け継がれるスピリットが凝縮された超新星爆発の様に温度が高い。
フリーのベースから始まるフリーキーな天衣無縫のミクスチャーロックはさすがの切れ味、レッチリの確固たるスタイルの始まりかもしれない。
原曲より、エネルギッシュな艶やかさというか、わかりやすいエロチシズムがあるのが何ともレッチリらしい。
1973年に発表された原曲はコチラ。
ファンク界の巨匠スティーヴィー・ワンダーの全盛期の実にアッパーなナンバー。
一音一音がファンキーでトリッキーで多面的で重層的な演奏に、太陽の様に力強いボーカルが美しい稀代のファンク。
"Higher Ground" Stevie Wonder 1974
17.The White Stripesによる ‘Jolene’(Dolly Parton COVER)
ロック界の異端児であり最高到達異端点であるThe White StripesによるDolly Partonのカバー。
18.Museによる"Can't Take My Eyes Off You"(Frankie Valli COVER)
Muse - Can't Take My Eyes Off You
今最も世界を震わせる最高峰のロックバンドMuseによるFrankie Valliのカバー。
誰もが聴いたことのある名ポップスは、そのキャッチーなフレーズから数々の名カバーが生まれる。
ミューズによるカバーも、エゲツない位ミューズ。
冒頭の尾を引くボーカルから、名ギターリフのケミカルでダイナミックな反響具合。
実にドラマチックで狂騒的なサビ。
ミューズらしく想像を絶する光景に到達したロックチューンになっている。
1967年発表の原曲はコチラ。
「君の瞳に恋してる」の邦題であまりにも有名な大名曲。
原曲よりカバーの方が有名な曲は多々あるが、最も深く穏やかな最高峰の原曲だ。
19.Rage Against the Machine による”Down On The Street”(The Stooges)
Rage Against the Machine- Down on the Street
過激で灼熱のロックを掲げ怒りで革命を起こしてきたRage Against the MachineによるThe Stoogesのカバー。
ギラギラのロックギターリフがキャッチーに刻まれる芯の太いロックな音。
天衣無縫のボーカルセンスもサウンド全体にしなりを産む。
灼熱的なレジェンド同士間のカバーはリスペクトに溢れていて、その当時のロックのスケール感を現代に蘇らせた。
1970年に発表された原曲はコチラ。
パンクのゴッドファーザー、イギー・ポップ率いた伝説のバンドのロックチューン。
熱量の大きさを凝縮したハードでソリッドなサウンドは、少し妖しさを纏う独自のパンクだ。
20.Ashによる'Blew'(Nirvana COVER)
ブリットポップ最後のグッドバンドAshによるNrivanaの名曲Blewのカバー。
90年代~00年代のロックファンとしてはちょっとドキドキしちゃう組み合わせ。
暗くグラインドするグランジサウンドはややブーミーで軽妙さを感じさせるカバーでアッシュらしいバランスを際立たせる。
壊れそうなほどに叫び散らしたニルヴァーナと比べどこかドライな感触で演り切るのも対比があっていい。
ニルヴァーナによる原曲はコチラ。
最も画になる彼らが彼らとして持ち味を出したような、内面をさらけ出す熱量を感じる。
どこまでも聴き続けたい一曲。
Nirvana - Blew "Live & Loud MTV 93" HD
21.Stereophonicsによる"Something In The Way"(Nirvana COVER)
ウェールズ出身の男気骨太ロックバンドStereophonicsによるNirvanaのカバー。
カートの声と近いケリーの声質だが、もっと冷たく暗い印象を受ける。
大きくサウンドの変貌が無いのも、ニルヴァーナへのリスペクトと本人たちの音楽性と合致している静かなヴァーヴと熱量を押し込めるような鈍い光。
バンドの音のタイプが似ている上での、リスペクトに溢れる名カバー。
1991年に発表の原曲はコチラ。
暗く重い静かなグランジは、生命という困難なテーマをあまりにも純粋に照らすカートの素朴さも感じる名曲だ。
数々カバーされる静的なニルヴァーナの代表的な曲でもある。
22.Chris Cornellによる”Thank You”(Led Zeppelin COVER)
2016年急遽した永遠となったグランジヒーローChris CornellによるLed Zeppelinのカバー。
1970年代最高のロックシンガーの歌声は1990年代最高のロックシンガーによって受け継がれるという、最高の構図によるカバー。
アコースティックで純粋に歌の良さが際立つメロディーが力強く響く。
グランジの重さがあったからこその、本質的に厚みのある優美な歌声は、永遠に語り継ぎたい美しさを帯びる。
1969年発表の原曲はコチラ。
言わずとしれたロックレジェンド、ツェッペリンの名バラード。
全てのロックバラードの基礎になってる様な全体に帯びる艶やかさ。ギターソロ必見。
23.Pennywiseによる”Stand By Me”(Ben・E・King)
長年ストリート感を貫いてきた重鎮パンクバンドPennywiseによるBen E Kingのカバー。
24.Jimi Hendrixによる”The Star-Spangled Banner”(アメリカ国歌)
聴き継がれる名曲
以上いかがでしたでしょうか?