Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【洋楽Rock Cover song 24選② 】ロックバンドによる洋楽名曲カバーソング24選 後編13曲

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原曲超え?1987年生まれロックファン的ロックバンドによる名曲カバーソングサウンドトラック!

前篇 11曲はコチラ!

 

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12.Weezerによる'Africa'(TOTO COVER)


Weezer - Africa (starring Weird Al Yankovic)

前編も登場した心のバンド、WeezerによるTOTOの名曲Africaのカバー。

イマジネーションが溢れている時期なのかリリースしたばかりなのにガンガンと新しいアルバムを作っているらしいウィーザーが、アルバムの曲ではなく急遽カバーを配信し全米1位をとったという、しっちゃかめっちゃかぶり。

原曲の良さをそのまま蘇らせたというカバー・オブ・カバーでリバースの声と透明で重厚なサウンドが、素晴らしく相性がいい。

 

TOTOによる原曲はコチラ

ザ・アダルト・オリエンテッド・ロックとして日本でも大きなヒットを記録した記憶に刷り込まれている名曲。


Toto - Africa (Video)

 

13.Beckによる”Leopard-Skin Pill-Box Hat”(Bob Dylan)


Beck - Leopard-Skin Pill-Box Hat

Leopard-Skin Pill-Box Hat

Leopard-Skin Pill-Box Hat

  • ベック
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

オルタナティブ・ロックそしてモダン・ポップ界の王子BeckによるBob Dylanのカバー。

容易に両者の中に時代を超えた強固なリスペクトが有るんだろうと想像できる時代の寵児同志。

シーンを揺さぶるオルタナティヴな存在として、どことなく被る二人の奇才が交わるカバーだ。

アナログからデジタルへの革新的な変革にも関わらず、ギターの揺らぎやハープの根本にある自由なスモーキーさは変わらない。

ややスイング気味なベックに曲への親しみからくる楽しさを感じる。

少し声まで似てるようなシンパシー深いロックの奇跡的なカバーだ。

 

1966年発表の原曲はコチラ。

「ヒョウ皮のふちなし帽子」という意味で、時のファーストレディーが被っていたことで注目を集めた。

かなりオルタナティブで独特なポップ・ロックは、後に本人が自分を最も表現できたと語る作品に収録されていた。


Bob Dylan - Leopard-Skin Pill-Box Hat - Take 8 (audio)

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14.Foo Fightersによる'Kids In America'(Kim Wilde COVER)


Foo Fighters - Kids in America

現代最強のロックバンドFoo Fightersによる世界的な歌姫Kim Wildeの'Kids In America'のカバー。

パンクバンドThe Muffsもカバーしており、フーファイはむしろマフズのカバーという色が強い。

チリチリと摩擦的に擦れたパンクロックサウンドに、ボーカルが先行する王道展開はむしろデイヴが最も得意とするパターンだ。

まるで彼らの曲のような自然さと力強さとインディーっぷりで凄くしっくりくるカバー。

 

キム・ワイルドによる原曲はコチラ

イギリス出身の世界的な女性シンガーはこの曲でセンセーショナルな世界デビューを果たした。


Kim Wilde - Kids in America (1981)

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15.Sonic youthによる"Superstar"(Carpenters COVER)


Sonic Youth - Superstar

90sレジェンドとしてインディーロックの生みの親であり最も深く重いノイズを鳴らすSonic Youthによる偉大なカントリーグループCarpentersのカバー。

静の中で火花が散る芸術性で音の美しさの再解釈した、オルタナの特異性の結晶のカバー。
哀しみとか憂いとか、全てをヘヴィに包み鈍く眩い光が降り注ぐ。
繊細で深いボーカルと、繊細さと大胆さを持って振り下ろされる美しい音塊に圧倒される。
 
 
1971年に発表した原曲はコチラ
ロック全盛の時代に、その神がかった豊穣的な声で世界を掴んだカーペンターズ。
美しく伸びやかなメロディーが寂しく響く、心の奥にぽつりと暖かさを残す身震いする様な感動がある名バラッド。
 
 

16.Red Hot Chili Peppersによる”Higher Ground”(Stevie Wonder COVER)


Red Hot Chili Peppers Higher Ground Official Video

現代最強のファンクロックバンドのRed Hot Chili PeppersによるStevie Wonderのカバー。

レッチリの全世界化の足掛かりにもなったヒットカバーソング。

ファンクの巨匠から受け継がれるスピリットが凝縮された超新星爆発の様に温度が高い。

フリーのベースから始まるフリーキーな天衣無縫のミクスチャーロックはさすがの切れ味、レッチリの確固たるスタイルの始まりかもしれない。

原曲より、エネルギッシュな艶やかさというか、わかりやすいエロチシズムがあるのが何ともレッチリらしい。

 

1973年に発表された原曲はコチラ。

ファンク界の巨匠スティーヴィー・ワンダーの全盛期の実にアッパーなナンバー。

一音一音がファンキーでトリッキーで多面的で重層的な演奏に、太陽の様に力強いボーカルが美しい稀代のファンク。


"Higher Ground" Stevie Wonder 1974

 

17.The White Stripesによる ‘Jolene’(Dolly Parton COVER)


The White Stripes-Jolene

Jolene

Jolene

  • ザ・ホワイト・ストライプス
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

ロック界の異端児であり最高到達異端点であるThe White StripesによるDolly Partonのカバー。

燦然と輝くカントリーソングの憂いの結晶を儚くささくれたガレージロックへと変貌させた。
セピアな味わいを残しつつ、色の濃淡だけで表現するアート力はミニマムでモダンな天才の所業の一端だ。
シンプルに奇才らしいダイナミズムと味わいを感じる刺激的で叙情的なカバー。
 
1974年発表の原曲はコチラ
カントリーミュージックの草分け的存在の女性アーティスト。
透明感があり震える声の浸透性は、今この時代でも響く天性の声。
Jolene

Jolene

  • ドリー・パートン
  • サウンドトラック
  • provided courtesy of iTunes

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18.Museによる"Can't Take My Eyes Off You"(Frankie Valli COVER)


Muse - Can't Take My Eyes Off You

今最も世界を震わせる最高峰のロックバンドMuseによるFrankie Valliのカバー。

誰もが聴いたことのある名ポップスは、そのキャッチーなフレーズから数々の名カバーが生まれる。

ミューズによるカバーも、エゲツない位ミューズ。

冒頭の尾を引くボーカルから、名ギターリフのケミカルでダイナミックな反響具合。

実にドラマチックで狂騒的なサビ。

ミューズらしく想像を絶する光景に到達したロックチューンになっている。

 

1967年発表の原曲はコチラ。

「君の瞳に恋してる」の邦題であまりにも有名な大名曲。

原曲よりカバーの方が有名な曲は多々あるが、最も深く穏やかな最高峰の原曲だ。


君の瞳に恋してる - フランキー・ヴァリ

 

19.Rage Against the Machine による”Down On The Street”(The Stooges)


Rage Against the Machine- Down on the Street

過激で灼熱のロックを掲げ怒りで革命を起こしてきたRage Against the MachineによるThe Stoogesのカバー。

 

ギラギラのロックギターリフがキャッチーに刻まれる芯の太いロックな音。

天衣無縫のボーカルセンスもサウンド全体にしなりを産む。

灼熱的なレジェンド同士間のカバーはリスペクトに溢れていて、その当時のロックのスケール感を現代に蘇らせた。

 

1970年に発表された原曲はコチラ

パンクのゴッドファーザー、イギー・ポップ率いた伝説のバンドのロックチューン。

熱量の大きさを凝縮したハードでソリッドなサウンドは、少し妖しさを纏う独自のパンクだ。

Down On the Street

Down On the Street

  • ザ・ストゥージス
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

20.Ashによる'Blew'(Nirvana COVER)


Ash - Blew

ブリットポップ最後のグッドバンドAshによるNrivanaの名曲Blewのカバー。

90年代~00年代のロックファンとしてはちょっとドキドキしちゃう組み合わせ。

暗くグラインドするグランジサウンドはややブーミーで軽妙さを感じさせるカバーでアッシュらしいバランスを際立たせる。

壊れそうなほどに叫び散らしたニルヴァーナと比べどこかドライな感触で演り切るのも対比があっていい。

 

ニルヴァーナによる原曲はコチラ

最も画になる彼らが彼らとして持ち味を出したような、内面をさらけ出す熱量を感じる。

どこまでも聴き続けたい一曲。


Nirvana - Blew "Live & Loud MTV 93" HD

 

21.Stereophonicsによる"Something In The Way"(Nirvana COVER)

Something In the Way

Something In the Way

  • ステレオフォニックス
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

ウェールズ出身の男気骨太ロックバンドStereophonicsによるNirvanaのカバー。

カートの声と近いケリーの声質だが、もっと冷たく暗い印象を受ける。

大きくサウンドの変貌が無いのも、ニルヴァーナへのリスペクトと本人たちの音楽性と合致している静かなヴァーヴと熱量を押し込めるような鈍い光。

バンドの音のタイプが似ている上での、リスペクトに溢れる名カバー。

 

1991年に発表の原曲はコチラ。

暗く重い静かなグランジは、生命という困難なテーマをあまりにも純粋に照らすカートの素朴さも感じる名曲だ。

数々カバーされる静的なニルヴァーナの代表的な曲でもある。

Something In the Way

Something In the Way

  • ニルヴァーナ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

22.Chris Cornellによる”Thank You”(Led Zeppelin COVER)

Thank You

Thank You

  • クリス・コーネル
  • オルタナティブ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

2016年急遽した永遠となったグランジヒーローChris CornellによるLed Zeppelinのカバー。

1970年代最高のロックシンガーの歌声は1990年代最高のロックシンガーによって受け継がれるという、最高の構図によるカバー。

アコースティックで純粋に歌の良さが際立つメロディーが力強く響く。

グランジの重さがあったからこその、本質的に厚みのある優美な歌声は、永遠に語り継ぎたい美しさを帯びる。

 

1969年発表の原曲はコチラ。

言わずとしれたロックレジェンド、ツェッペリンの名バラード。

全てのロックバラードの基礎になってる様な全体に帯びる艶やかさ。ギターソロ必見。


Led Zeppelin - Thank You

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23.Pennywiseによる”Stand By Me”(Ben・E・King)

Stand By Me

Stand By Me

  • Pennywise
  • オルタナティブ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

長年ストリート感を貫いてきた重鎮パンクバンドPennywiseによるBen E Kingのカバー。

 

メロコアバンドのカバーだけど意表をつくゆったり感。ボーカルがめちゃくちゃ上手い。
急にスイッチが入る緩急もメロコアらしいけど、この緩の部分が途方もなくかっこ良くて、数あるスタンドバイミーのカバーの中でもおススメな魅せられる一曲。
 
1961年の原曲はコチラ。男は常にこの曲を胸に秘めてないとだめだ。
映画も曲も鮮烈に心に残る100年・200年と続く名曲。
Stand By Me

Stand By Me

  • ベン・E.キング
  • R&B/ソウル
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

 

 24.Jimi Hendrixによる”The Star-Spangled Banner”(アメリカ国歌)

最後は番外編。
史上最高のロックギタリストによるアメリカ国歌のカバー。
伝説のウッドストックフェスの一幕で最大のハイライト、その昔トンデモナイことがあったと語り継がれる事件的なカバーだ。
破滅的で挑戦的で美しいロックの表現の最高峰は、混迷のアメリカにも響くべき最高の演奏。
 

聴き継がれる名曲

以上いかがでしたでしょうか?

カバーソングの良さっていうのは、語り継ぐっていう行為を最大限耳に残る方法で伝えられる事。
今後もなくならないし、そこにはリスペクトと愛と物語が込められているのだ。
カバーソングを探す旅というのも楽しいのである。
増えたらまた追記していきます。
それではまた別の記事で。