Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【アジア最終予選データを見る】日本代表 W杯出場権獲得!データで振り返る最終予選 前編

データで振り返る日本代表の選手達と戦い方!

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8月31日、オーストラリアとの最終予選9試合目。

終わってみれば結果的に盤石の戦い方で勝利し、6大会連続のW杯を決めた日本代表。

昨年の今日から始まったW杯最終予選。1年間僕らを楽しませてくれた。

そう思えるのも出場権獲得という結果があるからなんだろうけど、見返して見ると多くの選手を見ることができた。

不満も心配もある、フラフラしながらなんとか結果を残した事へ賛辞を送りつつ、一度ちゃんと最終予選を振り返ろうと思った。

まずはデータで振り返る最終予選という事で、どういう選手達がどれだけ出場し、どのように戦い、どう点を取ったのかを集計して振り返ってみた。

 

 

代表に呼ばれた選手達とプレー時間

まずは代表に呼ばれた選手達、それを招集回数・プレー時間と共に紹介し、定着度・経験値を測ってみる。

招集の機会は最大で6回。プレー時間の最長は810分

以下のようになった。

 
GK 5名
川島 永嗣 5回 360分
東口 順昭 5回 0分
西川 周作 4回 450分
林 彰洋  2回 0分
中村 航輔 2回 0分
 
アウェーUAE決戦から川島が正GKに。
暫定的な川島の抜擢から流れを意識した継続でそのまま川島でフィニッシュした。
なのでまだ絶対的な信頼とは言えない、決めきれていない印象も受ける。
出場なしだが第2GKとして不動の東口の安定感。
中村は近々の2回の招集で期待がかかる選手だ。
 
 
 
DF 13名
吉田 麻也 6回 810分
酒井 宏樹 6回 705分
酒井 高徳 6回 465分
長友 佑都 5回 450分
槙野 智章 5回 90分
森重 真人 4回 630分
昌子 源  4回 180分
丸山 祐市 3回 1分
植田 直通 3回 0分
遠藤 航  2回 90分
太田 宏介 2回 0分
三浦 弦太 2回 0分
宇賀神 智弥1回 0分
 
長友・森重は怪我もあり回数を下げたが、吉田・ダブル酒井も含めたこの5人の抜群の定着度
吉田は貫禄のフルタイム。次に多いのは右サイドバック酒井宏樹。この二枚は説得力も帯びてきた。
森重はコンディションの不良もあり、最近は昌子が安定した守備力で定着しつつある。
長友は怪我などもあったが、出れば結果を残してきたし、失敗もしてきた。
安定感というよりは爆発力というタイプなのかもしれない。
面白いのは槙野。5回呼ばれて90分の起用、しかもサイドバックでだ。
中央とサイドをこなすユーティリティーさとベンチにいてほしいキャラクターで、不動のバックアッパーになりつつある。
太田は初期以降は呼ばれず、三浦が良く呼ばれる様になってきたが出番はない。
サイド
 
MF 13名
山口 蛍  6回 563分
香川 真司 5回 436分
長谷部 誠 4回 630分
清武 弘嗣 4回 240分
井手口 陽介2回 152分
今野 泰幸 2回 118分
柏木 陽介 2回 67分
大島 僚太 2回 75分
倉田 秋  2回 44分
永木 亮太 2回 0分
小林 祐希 2回 0分
髙萩 洋次郎2回 0分
柴崎 岳  1回 0分
 
最も多くなったのは山口蛍
初戦に敗れてからボール奪取に重きを置き、抜擢された山口は今予選MVP級の活躍。
長谷部も怪我以外では、フルタイムの出場。
プレー的にも最終ラインに入る様な役割もこなせる幅を出すとともに、ピッチ内外でキャプテンとして大きな役割を果たした。
日本のキーでもある割と盤石なコンビだが、キーになるタレントを持った2人はバランス型ではあるけど、どちらかと言えば守備的な選手。
こうなってくるともう一枚の重要さも増す。
やはり数字上香川の信頼が強いが、清武は数字以上のインパクトを残していた。
最終戦でワンダーボーイとなった井手口もボランチでなくトップ下の出場だった。
ベテラン今野の貢献も目立ったが、ワンポイント的な使い方の印象が強かった。
本来はそこには未来を見据えた選手の役割。
スペインでの成長が未知数な柴崎や、初戦の失敗が目を引いた大島も名を連ねてほしい。
高萩や小林など長所が目立つ選手達も控えているので、まだまだバックアッパーも含め定着はしていない戦国的なポジションだ。
 
 
FW 11名
原口 元気 6回 525分
本田 圭佑 6回 421分
岡崎 慎司 6回 244分
浅野 拓磨 5回 216分
大迫 勇也 4回 348分
久保 裕也 4回 298分
宇佐美 貴史3回 35分
武藤 嘉紀 3回 8分
小林 悠  2回 96分
乾 貴士  2回 76分
齊藤 学  1回 0分
 

最大の出場時間は、原口だ。

8試合に出場しエース級の活躍と言っていい結果も残した。

次点は本田。不要論を吹き飛ばすまではいかない活躍にとどまっている。

結果も残しているが出場時間と貢献度のギャップは否めない。使うのなら使い方は永遠のテーマになる。

岡崎も毎回選ばれているが出場時間を得られていない印象。

逆にFW陣は新戦力が定着を進めたポジションでもある。

大迫はほぼ変わりがない選手にまで定着したし、久保は調子の良さを追い風に一気にブレイクした。

待望論さえ出ていた乾は最終戦で初出場し大きなインパクトを残した。

あまり印象なかったが5回選出されていた浅野は、ジョーカーとしての信頼が見える。

 

まとめて見えた 選手の特徴

総勢42名の選手が呼ばれたここまでの予選。

ハリル体制で今までにない真剣勝負で結果を出さなくてはいけない戦いを、成果第一で乗り切ったと言える。

怪我やコンディション不良もあるが、全部の機会で呼ばれた選手は登録人数の半分に満たない。

ここまでの数字上で見ると軸は見えてくる。

DFは吉田、中盤の長谷部、CFの大迫。あまり変えの効かないというか、変えると戦い方も変わる軸なのだと思う。

これを固定し一年間戦った事を、相応の経験値と考えるなら彼らは軸のままであり続けるはず。

その他のポジションはコンディションや相手に応じて、連携とバランスを見つつ入れ替えてきた。

ただし、この軸ってのが今の代表の特徴的であり、顔とも呼べる中心選手ではないのだ。

大迫のポストプレーやフィジカルバトルはアジアで抜群の存在感だったが、得点は多くない。

長谷部も精神的な支柱であるが、バランサーという役割が強い。

吉田もDFの要、だがそれ以上でもそれ以下でもない。

この軸はあくまでもハリルホジッチが作るチームが倒れないための骨組みであり、そのためのタレントなのである。

骨組みの上のチームの形は状況に応じて、ある程度変化をさせつつ、プレーの強度を保つ事を前提に、出た選手達が色を出しながら結果を出した。

これが今の日本代表の特色で違和感の正体かもしれない。

本田や香川、岡崎が顔ではなく、新世代もごちゃまぜに、どさくさ紛れのうちに点を取ってきた。

そういう実際に得点を取る場面で、相手を幻惑する様な策を取れる幅が目立った。

ならば後一年、それを伸ばしていかなくてはならない。

もっと幅を取るのか、深く長所を追求するのか。

そのキーとなる得点、そして失点の仕方を調べて見た。

 

そちらは後編で!