Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【Hi-STANDARDの20曲】1987年生まれによるハイスタ回顧録2【恋に落ちずにはいられない重要な20の名曲】

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今聴かずにいられない時代に残って来た重要なハイスタ20の名曲

前編の前書きはこちら!

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1."Stay Gold"-1999年


Hi-STANDARD - Stay Gold [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

彼らの中で最も愛されて、その名の通り最も輝き続けながらにして不朽の記念碑的な位置にもつける名曲中の名曲。
日本のロック史に残るとかよりも、おそらく一人一人のファンが人生最後の瞬間まで心のすぐ取り出せる所に置いておくだろう、って事が凄い一曲。
明快かつ攻撃的なギターリフと完全無欠のパンクメロディー、そしてその眩しさにギリギリ耐えられる2分のショートな躍動。
メロディックなパンクの3コードを抑えた最高峰のアンセムとしてのまとまり。
発表当時は別れの歌にも聞こえたのかもしれないメッセージ。
時代を超えてジャンルを超えた稀少な名曲は、僕らの心にも一握りの誇りを宿し、それを胸に生きてきたファンも多いはずなのだ。
僕も他にないくらい圧倒的なペースで聞いていて、色んなバンドが演奏して、色んな所で耳にして、2011年復活のエアジャムの一曲目がこの曲で、僕の中でも完全にハイスタは生で動き出した。
 

2."Can't Help Falling In Love"-2000年

CAN'T HELP FALLING IN LOVE

CAN'T HELP FALLING IN LOVE

  • HI-STANDARD
  • オルタナティブ
  • ¥200
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物怖じしないクラシックチューンのパンクカバーは彼らの代名詞。

僕らでも口ずさめる歌詞、この間ある場所で割りと大きめに流してたら近くにいた外国人の子供5.6人が一緒に歌ってくれた。

ロックへの愛とパンクでの挑戦心に満ちてハッピーな音に仕上げる。

壮大なストリングスとギターの重なりを美しく感じている間も、怒涛のようなパンクハーモニクスを待ってしまう抜群のハイスタ感。
シンプルな歌詞のメッセージがハイスタサウンドと、そのイメージと見事に合致。
そうだ僕らもロックにハイスタに恋に落ちずにはいられなかった。
最強の武器を手にした様な名カバーだ。
 

3."New Life"-1995年


Hi-STANDARD - New Life [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

名盤Glowing Upのリードナンバー。愛しき平成感のあるPVはいまやちょっとレトロ。

野心と言うよりも前を向き続けたDIYの果てに、全力で走って来て訪れた新しい時代、そこに常に隣り合っていて存在していた楽しさのポジティビティが滲み溢れているトラック。

ビビットな縦ノリのベースリフとドラム始まり、シャープに鳴るギターが合流するファニーでラウドで陽気さが突き抜けたサウンドの記名性は彼らの楽曲の中でも随一。

相変わらず眩しい太陽の様な難波の声と、健のキレのあるパンクコーラスの掛け合いは、イヤホン越しで街中だろうが口ずさんでしまう、とてもインスタントで最高の瞬間。

新しい生活にはこういう心持ちが何よりも大切だと、スケーボーのスタートを切る様な爽快な瞬間を詰め込んだ、楽しさの中枢を着く屈指の名曲。

 

4."Dear My Friend"-1999年−

DEAR MY FRIEND

DEAR MY FRIEND

  • HI-STANDARD
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

ハイスタがシーンに戻ってきた今こそ、一際キャッチーに響くキラートラック。

メイキングザロードのジャケはこの曲をイメージしたんではないだろうか、という雨上がりの爽快感。

潤ったグッドメロディーで極上のポップネスを展開し、大胆な程にキャッチー。

キラキラしたメロディーは虹の様に輝いていて、それでいてハイスタらしいパンキッシュなフレーズが雨上がりギラついた陽光の様で、何度聴いてもポップとパンクを同じ温度で感じさせてくれる音作りはイントロの時点で絶対の確信を持てる信頼感へと変わる。

クリアでピュアなハイファイな音も活きる作りなのも、今尚響きやすい理由かもしれない。

絆とか、時を経た重みが詰まって、なお一層輝く、彼らの中でのロックソングのポップ的な一面を一手に引き受ける最強のメロディー。

 

5."Glory"-1999年−

GLORY

GLORY

  • HI-STANDARD
  • オルタナティブ
  • ¥200
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When You're driving for your treasure,You have found the glory.
僕はこの歌詞を何年か前に座右の銘にした。
リズムも語感もメッセージも完璧、ストンと胸にオチた抜群の完成度の高い、ハイスタの中でも最もビッグなフレーズだった。
流星の様な弾丸サウンドのショートトラックで、清々しいほど決まるパンクフレーズ満載のビッグトラックでもある。
ピュアで全力に走るメロコアの感触も、どこまでも蒼くてシンプルに立ち返るべき原点的なメッセージを思い出させる大切な一曲で、ピリピリとしたストイック過ぎる挑戦心ではなく心の底の衝動を前向きなベクトルで解き放てる彼ららしい挑戦心の象徴的なナンバー。
きっと簡単なことではない、それでも困った見上げるガイドになるのは彼らのパンクロックという事が嬉しい。
 

6.'My First Kiss'-2000年-

MY FIRST KISS

MY FIRST KISS

  • HI-STANDARD
  • オルタナティブ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

キテレツ大百科を再放送で見ていた世代としては、とてつもなくキャッチーで胸を締め付ける甘さだったこのカバー。

当時はまさかだったキテレツ大百科「はじめてのチュウ」のパンク&英詞カバートラックが休止前最後の楽曲になった。

世代的若い人は、元の曲すらわからん人もいるかもしれないけど、それでも心を掴まれるだろうというキャッチーさ。
元々キュートでスウィートな曲を、茶目っ気たっぷりにパンクサウンドのラブソングに変えられる。
ファニーでカッコ良く不偏的なキャッチーさをパンクサウンドで昇華させた画期的なアイディアと、抜群のメロディーアレンジで、してやったりの勝利感。
こういう痛快な感じも彼ららしいのだ。
 

7."Maximum Overdrive"-1995年-


Hi-STANDARD - Maximum Overdrive [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

剥き出しのメロコアのイントロアンセム。

速くて音デカくて短い。コードブロークンで3段飛ばしくらいでテンションの駆け上がる飛躍的なほどの高揚感。

本当に一瞬でハイスタを感じたければ間違いなく、この曲を奨めるだろうきっと。

3ピースパンクの極致の瞬間着火的爆発力。
それぞれの音が縦横無尽に自由に跳ねつつも、塊になってうねる爆音はハイスタの呼び水にもなるアグレッシブ&コミカルで、ど派手なパンクアンセムである。
意外とライブ中盤に演奏されて、スイッチを入れなおす事が多いのも、彼ら自身でも抜群の信頼を置いている証だ。
 

8.’Growing Up’-1995年-


Hi-STANDARD - Growing Up [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

ハイスタの中でもマイルストーン的に超重要な一曲。

2分と少しに凝縮された大切なメロディーと大事な言葉の応酬。

セリフじみたメッセージから笑顔必須のサビのパンクメロディー、ケンのハイトーンのコーラスと共に胸の締め付けられる瞬間から、何度でも繰り返したい’Its Growing Up’のポジティブでセンシティブな響き。

短編映画のロードムービーのように僕の記憶すら呼び起こし、あっという間にその感情を飲み込んで弾けさせてくれる、そのメロディーもビートも、間違いなく自分たちにとって最高の正解だと手放しで思える、一体感を持ったキャッチーさ。

それこそ僕らとハイスタの出発点でもある大事な一曲なのだ。

 

9.’My Heart Feels So Free’-1997年-

My Heart Feels So Free

My Heart Feels So Free

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自由な風の疾走感、ハイスタらしさを抽出したアングリーフィストからの名曲。

限りなく透明なブルーのクリアな音から気合い一発でパンクに舵を切るその瞬間の尊さ。
クリアなベースと歪んだギターと疾風のドラミングの三種の絡み合いはバンドの根底にある強みだ。
衝動的なロックでありながら、投影しやすい自由をテーマに、あまりにシンプルなメッセージも人気を呼ぶキラーチューンでもある。
 

10.'Brand New Sunset’-1999年-


Hi-STANDARD - BRAND NEW SUNSET

泣かずに待ってた甲斐があった。

解散前最後のアルバム、メイキングザロードのラストナンバー。

大きい包容感の、でっかい夕日の様なメロディーに染められる、ノスタルジックな想い、それでも泣くな強くいろって力強く暖かくメッセージを心に残す。

まるでルビーの様に、優しく強く輝く、とてつもなく懐の深い名曲。

 

11.'Please Please Please’-1999年-

PLEASE PLEASE PLEASE

PLEASE PLEASE PLEASE

  • HI-STANDARD
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  • ¥200
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甘い甘いラブソング。
スウィートなメロディーも決してスローではない流れるようなメロウなリフ&ビートでメリハリをつけた、ポップコーンの様に弾けるパンクサウンド。
恥ずかしい言葉も音とリズムと笑顔に乗せて言ってしまおうと、胸一杯のメッセージが優しく届く暖かい聞き心地も、とっても魅力的だしどんなビジネス書の格言もこのフレーズには勝てない。
きっと君は僕の鏡なんだ。
誰に言われるよりもハイスタに言われた方が胸に残り続けている。
 

12.’Fighting Fists, Angry Soul’ -1997年-


Hi-STANDARD [[FIGHTING FISTS, ANGRY SOUL]] PV ハイスタ

直接的でエネルギッシュなパンクアティチュードの詰まったパンクスの為の一曲。

僕も仕事で使うノートの裏表紙にアツい気持ちを忘れない為にサビの一説を書き込んだ。
信じてる近しい人に言われた言葉は、恥ずかしい位ありきたりでも残るものだ。
明るいサウンドでも、ライトなメッセージには決してしないパンク的にアグレッシブな音。
それでも怒りに拳を握るだけでなく、必ず上を見上げて進んで行けるのはハイスタ仕様のメッセージゆえだろう。
 

13.’My Sweet Dog’-1997年-


Hi-STANDARD - MY SWEET DOG

ハイスタの魅力の中でトリッキーに輝いているのがこのコミカルさだ。
最高にファニーなコメディタッチのパンクソング。
リフもベースもドラムもシンプルでナチュラルな超絶カッコいいパンクサウンドがずっと鳴る、可愛い犬の話。
アルバムのみならず、ライブでも変化の付く可愛く格好いいナンバーは、何もかも一回置いといて、音に身を任せたくなる、童心的なパワーがあるのだ。
 

14.'Another Starting Line'-2016年-


Hi-STANDARD- ANOTHER STARTING LINE- Full ver.(OFFICIAL VIDEO)

2016年復活のシングル。

これで僕も当事者となれた一生忘れない思い出。

とても自然な感じで今ハイスタを鳴らし、シンプルにビルドアップされたハイスタサウンド。
明らかに違いはわかるけど、間違いないハイスタだ、と信じられる抜群の記名性。
それぞれのバンドの活動もある中で、ハイスタの曲を歌ってはいたが、そのどれとも違った、懐かしく今までにない、時間を動かした名曲。
 

15.'Summer  Of Love'-1995年-

Summer Of Love

Summer Of Love

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一夏の恋、という全人類共通のテーマを歌うサマーチューン。

トロピカルにギターサウンドに、太陽の様な声で滑るように歌う夏の思い出は、とてもアイコニックなポップパンクに仕上がる。

ハイスタらしい語感の詰め込み具合とか、『アイスクリームみたいな』みたいな言葉選びも絶妙に機能してて、最後の’サマー・オブ・ラブ’の繰り返しピークが来て、突き上げる拳とともにキラキラした各自の思い出をちらっとよぎらせる。

 

16.’Endless Trip’-1997年-


Hi-STANDARD - ENDLESS TRIP

最もオーソドックスなハイスタサウンドといえるトラック。
一音目からメロディアスに絡むドラムとベースとギターの黄金のバランスは鮮やかそのもの、’終わりなき旅’っていうストレートに彼ららしいタイトルとも絡み、イントロから期待を全く裏切らない手応え十分のハイスタらしさの応酬。
’gonna make it work’と諭す様に投げかけ、ふとした時に刺さるフレーズは、このメロディーによってかけがえのない物になるのだ。
 

17. ’California Dreamin'’-1995年-

California Dreamin'

California Dreamin'

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  • ¥200
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タイトルに反したストイックなメロコアナンバー。元はカバー曲だが、強烈なパフォーマンスの高さで彼らの曲の中でも随一の存在感。

思い返すと実はコアでハードに振り切った曲は少ないが、一つ一つの印象の強さもあって彼らの曲の中でも存在感が凄い。

ワープトツアーでも本場を沸かせてた映像が個人的には衝撃的だった、オリジナルなメロコアに近いメランコリックチューン。

枯れ葉の舞う様な寂しげな冒頭から、嵐の様に渦巻くメロコアになだれ込み、メランコリーなギターソロと、心地よい緩急をつけて、その度にエモーショナルが満ち満ちていく。

シリアスだけど、軽やかな感触なのは彼らの明るさがにじみ出てるからだと、想いを馳せたい。

 

18. 'Teenagers Are All Assholes'-1999年-


Hi-STANDARD - Teenagers Are All Assholes [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

タイトルからしてスゲえ事を言うなというパンクソング。

エネルギッシュなサウンドを高速回転させるジェットコースターの様なパンクのリズム。
’ティーンエイジャーズ~’のリフレインは彼ららしさが凝縮されたアンセム的な瞬間。

それでもやはり過剰さの中に見える、暖かさが持ち味なのだ。

 

19.’Have You Ever Seen The Rain’-1997年-

Have You Ever Seen The Rain

Have You Ever Seen The Rain

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クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの名曲のカバー。

散々カバーされ倒された名曲こそ、どのカバーが馴染みあるかでその人の趣向がわかる気がする。

個人的にはこの曲の原風景に近いカバー。

親しみある歪んだサウンドとパンクグルーヴ、それでも原曲の雨の光景を壊すことないグッドメロディーが降り注ぐような感覚が自然と耳に残る、名カバーだ。

 

20.'Mosh Under The Rainbow’-1999年-

MOSH UNDER THE RAINBOW

MOSH UNDER THE RAINBOW

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  • ¥200
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大団円のサヨナラの合図で、また会おうの約束だった。
ポップステップのリズムとカラフルに色づいたメロディー、虹色のギターに皆んなでジャンプするピースフルな音楽が創り出す光景を目の当たりにする。
外人のナレーションがあっても、水たまりをジャンプして避ける様な日本的な光景も浮かぶ情に訴えかけるノスタルジーがあるのだ。

この場では、聴いている時だけは童心に帰ろうという願いで、一つになる瞬間を作る暖かい優しいアンセム。

 

永遠のパンクアイコン ハイスタンダード

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Hi-STANDARD -The Gift(OFFICIAL VIDEO)

想像もできない途方もない位、大きな存在だったハイスタは、今復活によってきっと永遠に残る強靭さが備わったような気がする。

これから何人の人が、彼らのライブを目の当たりにするかはわからないけど、初めて見た人も久々に見る人も、その人の生涯に残るモノになるはずだ。

とてつもないビッグスケールのカリスマ性があって、こんなにもハンドメイドで暖かいつながりを感じて聴けるバンド。

イギリスでビートルズ・オアシスがそうな様に、ハイスタはインディーシーンから生まれた国民的なバンドと言っていいんだと想う。

そういう存在の永遠のパンクアイコンとなった、Hi-STANDARD。

僕に永遠の命があったとしても、この20曲は永遠聴く。

 

それではまた別の記事で。

 

THE GIFT

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MAKING THE ROAD

MAKING THE ROAD

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Angry Fist

Angry Fist

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Growing Up

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