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Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【忘れたくない選手】ジダンに想いを馳せて-伝説にふさわしい男-

語り継がれるにふさわしいジダンのプレーに想いを馳せる。

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レアルの監督になって、最初のプレシーズンをこなしたジダン
テストマッチではレアルBに所属する自分の息子エンツォ・ジダンにトップチームのプレー時間を与えている。
そのプレーがお父さんと瓜二つ
アウトサイドのターンとか周りを見渡しながらボールを運ぶ姿とかもうそっくり。
まだまだボールを離したがらない性格の様だが、しっかりとアシストを決めていた。
 
ジダンが監督になって、お父さんで子供が試合に出てるって現実についていくのが精一杯だったが、エンツォのプレーを見てプレーヤー・ジネディーヌ・ジダンを鮮明に思い出した。
化け物揃いのプレーヤーが枚挙していた時代に、名実ともに時代のトッププレーヤーとして名を馳せたジダン。
リーガ開幕とともにジダンに想いを馳せる。
 

1.黄金時代の中心として

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ユーロ2016でのフランス代表の強さも記憶に新しいが、どうも気持ち的に、しっくりこなかったのは、ほんの少し前の全盛期が強すぎたからだ。
アンリがいて、トレゼゲテュラムプティピレスビエラリザラスバルテスジョルカエフetc...
そこで10番を背負い続けチームの中心であり続けたのがジネディーヌ・ジダンだった。
 
恵まれた肉体と圧倒的な技術。
しなやかで野生的な動きと理知的なプレービジョン。
どんな名プレーヤーも片方しか持ち得なかった物をジダンは持っていた。
フランス伝統のシャンパンサッカーの中心に入って、四方八方を囲まれてもボールを取られない。
そのいなし方が例えようがなく優雅だった。
 

2.歴代トップクラスのプレー

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プレーヤーとしてのジダンの凄さは、しなやかな動き桁違いのボールコントロール力の二つがベースとなってうまれるクリエイティビティにある。
 
ゆったりとした動きなんだけど、しなやかに相手の逆をつける緩急のキレが凄い。
必殺のマルセイユルーレットがいい例。あんなにもゆったりとしているけど、ギアを上げるタイミングが抜群だから奪えないのだ。
ルーレットばかりが注目されるが、シザースも歴代トップクラスに上手いと思う。
両足を同じレベルで扱えるからどちらに来るかわからず、そもそも最高のタイミングで跨いでくるので、そこで腰砕けになるDFが多い。
リーチが長いのもあり、かなり大きなモーションになる分、見た目以上にダイナミックになるのだ。
 
そしてその身のこなし、身体能力が霞む程のボールコントロール技術がある。
良くトピックに挙げられるがトラップは歴代でも類を見ないコントロール力。
一度、映像で見ていた事があるんだが、レアルの試合、"悪魔の左足"を持つロベルト・カルロスの、こんなの誰がトラップ出来るんだって言う音速ロングフィードを、右足のインサイドで事も無げにコントロールして見せた。
ジダンの所で急にボールが止まったので、テレビのカメラが一度振り切れる程の出来事。
ピッチを切り裂く轟音のボールがジダンの足元で無音になる。
トラップ一つでどよめきを起こせるのは彼かロナウジーニョくらい。ロナウジーニョのそれよりも、ゆったりと優雅な所作で止めるあたりに神々しさすら感じる。

 

 

3.その評価

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その評価は歴代でもトップクラスに高く、ある有名誌のランキングではクライフやベッケンバウアー、それに母国の英雄プラティニを抑えて欧州歴代NO.1のサッカー選手と位置付けている。
プレーの質はもちろん、手にしたタイトルがそれを裏付ける。
チーム単位でW杯(1998年)、ユーロ(2000)、セリエA(96-97、97-98)、リーガエスパニョーラ(02-03)、チャンピオンズリーグ(01-02)
個人でもFIFA最優秀選手賞(1998、2000、2003)、バロンドール(1998)
これはちょっと凄すぎる結果だ。
W杯決勝のヘディングCL決勝の伝説のボレーしかり、タイトルを取ったチームの劇的な勝ち方を演出してきたジダンに、数々の栄誉が与えられるのは当然だし、やっぱりジダンだよなと、その選考の正当さに嬉しさまで覚える。
 
2010年の現役最後の舞台も、最高齢ながらフランスを救うべく復帰し、神が舞い降りたかのようなプレーを見せた。
相手の3.4手先くらいまでわかっているかのようなプレー、DFは動くことすらできずにそのプレーの凄さを理解しつつ見惚れるしかなかった。
もう語りつくされた決勝の退場劇で、2010年は奇跡であり事件になったのだが、プレイヤーとしてどちらが勝者なのかは、僕の目には明白だった。
 

4.栄誉にふさわしい控えめなヒーロー

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冒頭でも触れたが、化け物揃いのファンタジスタ・テクニシャン全盛期の時代において、ここまで評価を独占できたのは歴史的にみてもとてつもないこと。

むしろファンタジスタを過去のモノに追いやったのも、新しいファンタジスタ・ジダンだったのかもしれない。

それでも讃えられるのは紳士的でスマートなその人間性が大きい。

決しておごらない、リスペクトを忘れない。フットボーラーの鑑としてプレーし続けた。

『サッカーが簡単だったことは一度もない』と本人が言う。

ジダンに言われちゃ俺らはおしまいだ、なんて昔は思っていたが、評価とか重圧とかいろいろなモノを背負ってプレーしてきたジダン。そりゃ簡単ではない。

その中で、あの途方もなくロマンチックで美しいプレーをできるのは、やはり彼がジダンだからだ。

 

【Football Soundtrack Theme Zidane】

Weezer 'Perfect Situation'

 

Perfect Situation

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  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes