Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【バンドレビュー】sugarcultに想いを馳せて‐ポップパンクメモリーバンド‐【トラックリスト】

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セクシーでスモーキーな少し懐かしいバンドsugarcultに想いを馳せるコラム。

 

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人間というものは年齢を重ねるとどうしても懐古的になりがちだ。と20代も終わりに差し掛かってきて、最近よく思う。

根本的にそれが良いことなのか悪いことなのかはひとまず置いておいて、音楽でも自分なりの"あの頃"に良く聴いていたバンドのナンバーを耳にすると、やっぱり良い感触なのだ。そこに評価なんてなくていい、手放しの賛辞。
時代を超えて振り返るからこそ、タイムレスにパワーをガシガシと感じる事ができる。
贔屓目でもいいのだ、自分だけの思い出の中の話だから。
 
そんな音楽的な古巣の様なバンドが誰にでもあるのだろうと思う。
聴きはじめるてすぐにほっとする、そしてやはりいいものだと言える自信と誇りで思わず口角が上がってしまう。
もちろんグリーンデイやオフスプリングにだってその瞬間はある。
が、少し敬意を欠いた表現だが絶妙な知名度というか、バンドの活動期と自分の’あの頃’が合致しているバンドだと、自分だけの密かな秘密みたいな軽い優越感も共に押し寄せてきて、それがたまらなくいい高揚感を呼ぶ。
 
僕にとってのそんなバンドsugarclutに想いを馳せるレビュー。
贔屓目たっぷりのバンドレビューになると思いますが、是非ご覧ください。

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1.Sugarcult プロフィール 

2001年アメリカのサンダーバーバラから出てきた4人組のポップ/メロディックパンクバンド。見た目もスタイリッシュにパンクで当時のど真ん中なイメージだ。

かっこいいのだ。

 

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知っている人は知っているだろうくらいの知名度だと思うのだが、本国アメリカよりも日本で人気があった。

同級生にもやたら彼らの顔について語る女の子がいた様に、そういう魅力もあったからかもしれない。

そうかっこいいのだ。

 

結成は1995年でグリーンデイ・オフスプリングあたりを死ぬほど聞いて影響をうけてきた世代。

メロディックパンク黄金時代simpleplangoodcharlottenew found glorysum41というオールスターメンバーと同時期に活動していた。
大好きな僕にとっては、一生聴くであろうバンドが溢れていた時。
日本でも自動車のCMに彼らのThe BeatlesのA hard days nightのウキウキなカバーが使われて、それを入り口によく聞かれたんじゃないかと思う。
最後に出したベストアルバムも日本独自盤だし、本国アメリカよりも日本で大きな支持を獲得したバンドでもあった。

 

A Hard Day's Night

A Hard Day's Night

  • Sugarcult
  • ロック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

 

 2.音楽性・飛ばす事なんてできないグッドナンバー達

ベストを除くと3年間でオリジナルアルバムは3枚のみ。メロディックパンクバンドらしい高速のスパンで次々と出されていった。
そもそもシュガーカルトってバンドは時代的にも音的にもメロディックパンクっていう大枠のくくりの中にいるバンドだと思うが、メロコアに近いキッズを跳ねさせるのアンセムみたいな音楽は、彼らの一部でしかない。
その本領域はもっと別のところにある、ひとつのロックバンドという表現がもっともハマる。
 
シンプルかつオーソドックスなギターチューン揃い。
哀愁も感じるメランコリックさと弾けるようなメロディックさを感じる陰陽のコントラストがしっかりしたサウンドは、鋭くスムーズに心に刺さってくる。
 
当時のメロディックパンクとかエモとかはブームが飽和した中で、批判の矢面に立たされる事も多かった。どっち付かずとか、アイドルパンクだとか。
でもそこにこそオルタナティヴな魅力があるのだと思うし、シュガーカルトにはその魅力が間違いなくあった。
オーソドックスなメロディックセンスがあるからこそ音のバリエーションが多い。
一つのアルバムにもしっかりと光と影・静と動の対比があるし、表情を変えるティムのボーカルもあってビタースィートな甘いものにも、エッジの効いたアグレッシブなものにもなる幅がある。
ポップにもパンクにも追い詰められる事のない、スタンダードなロックさがシュガーカルトの音楽性の特徴なのだと思う。
 
そして個人的に最大の魅力と思うのはボーカルのティムの声。
セクシーかつスモーキーに、エネルギッシュな躍動感も感じる。
ピエロにも悲劇の英雄にもなれる、舞台型ボーカルだ。
ミドルチューンでもパンクチューンでもサウンドによって聴こえ方を変えられる確かなテクニックがある。
言い過ぎ感もあるけども、カートコバーンに似た声。
曲の緩急や照度の違いで魅せるサウンドも特徴なのは、ティムのボーカルがその落差の表現を見事に表現し切っているのが大きいと思うのだ。
 
そんな彼らの魅力を感じられる曲達をいくつかご紹介。
 
1.You're The One

1stアルバム’Start Static'の開幕ポップパンクナンバー。

初めて聴いた時、キャッチーなサウンドに心を掴まれた後、ティムのボーカルのセクシーさに意表を突かれる新しい感覚だった。

スイング気味のギターのロックンロール感がどことなくオールドな魅力もあり。
 
 
2.Memory

2ndに収録されている彼らの代表的な一曲。

鮮やかに爽やかに、切なさを歌い上げるのが当時のエモパンクならば、そこにプラスされたティムのボーカルはロマンテッィクさをさらに加速させて、特別なものにする。

いつだって胸が締め付けられる彼ら屈指のキラーチューンだ。
 
 
3.Pretty Girl (The Way)

1stから彼らの影を感じる一曲。

暗い影漂うメランコリックなダークなサウンドは、エモーショナルに悲劇的にシャウトするティムのボーカルで熱を帯びる。

淡く揺らめく音の中に、芯の通った艶やかな歌い手が立つ、演劇の様な世界。


Sugarcult - "Pretty Girl"

 

 

4.Hate Every Beautiful Day

同じく1stの彼らしい陰影のついたミドルテンポのナンバー。

個人的には1番大好きな曲。

ヴィンテージでシンプルなサウンドが、徐々に徐々にドラマチックに展開していって、

スモーキーに感情が降り注いでいくブロークンハートな心には響きすぎる一曲。

タイムレスに美しいモノクロ写真みたいだ。


Sugarcult - Hate Every Beautiful Day

 

 

5.Bouncing Off The Walls

1stからポップでパンキッシュでアッパーな一曲。

ポップパンクらしい流れるようなキャッチーなメロディーラインに、エネルギッシュなボーカルが跳ね回るゴキゲンな曲。

やっぱりどこか基本に忠実なクラシカルなロックっぽさがあって、わかってるなーと勝手にちょっと嬉しい気分にもなる。


Sugarcult - "Bouncing Off The Walls"

 

6.Los Angeles

3rdアルバムのシュガーカルトは、アプローチを変えて、王道というよりは、より練り上げられたサウンドが多くなった。

スリリングでより危険な香りを放つサウンド。

淫靡さすら感じる大人の色がにじみ出るこの曲も、味わい深い。


Los Angeles - Sugarcult

 

7.Do It Alone

全体的に暗い雰囲気がある3rdは昔そこまで好きになれなかったけど、この曲でその良さに気付いた。

程よい疾走感にダンディーなボーカル。

淡々としている様で、高純度に圧縮された情熱が見え隠れしている、光と影を同時に感じる灰色の世界観のロックミュージックは、大人の煌めきがあった。

今でもちょっと特別な一曲。


Sugarcult - Do It Alone (Official music video)

 

8.A Hard Day's Night

言わずと知れたビートルズのカバー。

よくぞこの曲を選んだって言うくらいのハマりっぷり。

ロックンロールが彼らのベースになっているのが良くわかる、最高のカバー。


Sugarcult - A Hard Day's Night

  

9.Lost In You

最後はハートウォーミーな2曲を。

こちらは泣きのギターが唸る優しい暖かいバラード。

包み込むようなティムの声に、肩を揺らしながらもウルっとくる。

 

10.Saying Goodbye

オーソドックスであり、それこそ最高のキラーチューンという名曲。

シンプルなグッドメロディーが輝いていて、枯れたティムのボーカルが優しく寄り添ってくる。

文句なしの良曲。

 

 

 

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4.一生をともにするバンド 

いかがでしたでしょうか?
あれだけいたメロディックパンク全盛期のバンド達の中でも、自分の中では心のド真ん中にくるバンド、シュガーカルト。
是非聴いてみてほしい。
 
30代になろうかという今、自分が歳を重ねるにつれてこういうバンドが増えてくるんじゃないかと思う。
聞きたい曲があってシャッフルを飛ばしまくる、でもここでいつも止まる。 
そんな音楽が増えても楽しいだろうな。
 
少し感傷的な事を書くと、
当時の事を思い出すなんて事はないんだ、ただ今この瞬間にシュガーカルトを聴く。
そこに少しだけ自分が歳を重ねてきた幸福みたいなものを感じる。
音楽を好きで良かったと思える瞬間だ。
 
想いを馳せた今、ハードデイズナイトにすこし運命を感じる。
ビートルズの凄いところは何年たってもフレッシュに聴けるタイムレスな魅力。
数十年後、僕の中でのビートルズは彼らかもしれない。
 
 
【Sugarcult alubum】

 

Start Static

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