Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【サッカーに合うキレのあるロック音楽】キレのあるロックバンドの30曲①【500時間聴きながら蹴って選んだサウンドトラック集】

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500時間聴きながらボールを蹴ってわかったサッカーに合うロックサウンドトラック集15曲’キレのある’ロックバンド編‼︎

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サッカーとロック音楽を繋ぐサウンドトラック・プレイリスト企画キレのあるロックバンド編!

これはロック音楽好きでサッカー好きな僕が500時間くらい聴きながらボールを蹴って個人的に吟味した、サッカーに合うオルタナティブなロック音楽集になります。

本日は少し番外編。

 

【ベストはこちら!!】

www.footballsoundtrack.com

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自分が好きだからってのはあるけど、ロックン・ロールの身体を自然に動かし、音が空間に乗るドライヴ感フットボールとリンクする瞬間があると思うのだ。
手軽なBGMになった、アプリで詰め合わせたポップスを何となく聞くのはつまらないし、ズンズンとここはクラブじゃねぇって音楽流してるとこもある。
ストリートなインディー感、紳士なスタイリッシュ感、ロックの肉体的なエネルギーがビッグなメロディーで、センチメンタルにもメランコリーにも映り変わる生の音の揺らぎ。
流れてきて、おっ、と、もうちょっと走れる様な、エネルギーと幸せが湧き上がる様なサウンドトラック。
 
この間、ホワイト・ストライプスセブンネーションアーミーが永遠のフットボールサウンドトラックになりつつある。という話をした。
爽やか一辺倒なスポーティーさはなく、 ダークにニヒルにキレよく風変わりで擦れてカッコいいこの曲。
これがサッカーと結びつき更にアーティスティックでキレを増した。
書きながら何度も聴いている内にそういう曲にまみれていたい。そう思う様になった。
 
今回は自選!オルタナティヴなバンド達のコアでニッチでアーティスティックなキレのあるロックを集めてみた。
世界にはキレのあるバンドってのがいると思うのだ。決して聞きにくいって事ではない。
大きい枠組みでのロック、そしてフットボールに合う広義的なキャッチーさ、という事からは逸脱せずに、特別なフェイント無くとも、ただの切り返しでDFを外す様に、何の変哲もないオーソドックスな音も、鳴らし方とそのスピリットによって猛烈にキレを産むトラック達。
知名度は様々、ロックであるという事以外は途轍もなくオルタナティヴなスタイルで、単純なポップでキャッチー一辺倒な音からは一線を画し感じるキレの良さは、鋭く心を刺しサウンドトラックとしての印象も凄く高いのだ。
風変わりな癖あるロック達。偏狭的で隔絶的で普通じゃない擦れたロックは、尖れば尖るほどフットボール向き。
たくさんのバンドから独断で集めたので、痒い所に手が届かない感じもあるかもしれませんが、それでもいくつかキレのある音に引っかかって頂ければと思います。
 
ぜひ聴きながら読んでいただけると幸いです!
 
 

1.The Raconteurs "Consoler Of The Lonely"


The Raconteurs - Consoler Of The Lonely

ジャック・ホワイト、ブレンダン・ベンソンのツイン・ギター&ボーカル、ガレージロックバンド・グリーンホーンズのリズム隊から成る旧友4人が集まったオルタナロック界のスーパーバンドThe Raconteursのキレのある一曲。

オーソドックスを捻くり回し圧倒的な音像で鳴らせる快感性高い音楽。

このバンドの特別性を示したオープニングチューンだ。

引力抜群の極上のギターリフに2人の声と絡み合ったかと思えばぶつかり合うようなサウンド。

どこまでも普遍なロックンロールがここまでカッコよく聴こえるのは猛烈なキレがあるからだ。

 

 2.DMA's "Your Low"


DMA'S - Your Low

オージーロックバンドの急先鋒DMA'sの代表的な一曲。

パワーポップ的でキャッチーな雰囲気ながら、創作的なエッセンスをところかしこに滲ませる抜群のセンス。

クリアなメロディーと歪んだリフのコントラスト、その中にポツリと佇み歌うボーカルはOasisの両ボーカルに通ずる様な存在感すら感じた。

清涼感にメランコリックな影の混ぜ具合がまた絶妙で、暖かくも隔絶した孤独感が急に胸を締め付け身体より心が先に反応し、ふと涙がこぼれている事に気付く様な、そんな一曲。

 

3.The Kills "Tape Song"


The Kills - Tape Song (Official Video)

まさに風変わりな男女デュオバンドThe Killsのソリッドなオルタナソング。

別々に活動していたミュージシャン2人が別々のツアーで泊まったホテルでたまたま出会って結成したらしい。

ミニマムなサウンドを活かした密閉感、ドラマチックに焦点が集まり覗き穴を覗いている様な不思議な興奮はちょっと普通じゃない。

クールで艶やかなボーカル、チルなビートに歪み花咲くギターに、引きずり込まれる引力とニッチでフェティッシュな魅力が詰まってる。

 

4.The Music "Freedom Fighters"


The Music - Freedom Fighters

キレキレのインディーロックバンドの代表格的な存在だったThe Musicの代表曲。

ダンサブルなグルーヴ、電撃的でフリーキーなギターリフでカラフルなサイケを産み出す。

外に向けたキレってよりは、響く音空間の中で猛烈にキレている支配型の音で、開放的なボーカルもまた全方向に響く声質でワイドに浸透するのだ。

 

5.Twisted Wheel "One Night On The Streets"


Twisted Wheel In Session One Night On The Streets

Oasisも絶賛!というおなじみの太鼓判のついたイギリスのインディーロックンロール3人組バンドTwisted Wheelのガレージなナンバー。

艶やかなギターメロディーと明確にささくれたボーカルのキラーっぷりは太鼓判もわかる。

繊細さよりも衝動的にぶつける音像の精製され切る前にぶちまけるからこその、多彩なフックに酔える。

ゾクゾクする様な高揚感はロックンロールの本質に近いのだ。

 

6.Stereophonics "T-Shirt Suntan"


T-Shirt Sun Tan - Stereophonics

本国イギリスで確固たる人気を博し、王道・正統派ロックバンドとして名を馳せるStereophonicsのキレあるナンバー。

ハスキーでギザギザのボーカルに引っ張られる擦れた抱擁感。

鮮やかで眩い色彩のギターメロディーはキャッチーで美しいし、そこにダスティーで荘厳な声がビリビリと痺れる磁場みたいなモノを創り出す。

最後の大サビの抑揚もいいのだ、冬らしい名チューン。

 

7.Marvelous Darliogs "I Don't Wanna Go To the Party"


Marvelous Darlings - I Don't Wanna Go To The Party

猛烈なキレを放つMarvelous Darliogsのインディーポップパンク。
パンクのグルーヴのツボを抑えつつ、チカチカと眩いコントラストのメロディーを、ジェットコースターの様にスリリングに響かせる疾走感はサイケでパンク。
まくしたてる様で実に聴きやすく耳馴染みのいいある種のキャッチーさはバランスがいいのだ。
 

8.Umphrey's McGee "Domino Theory"


Umphrey's McGee - Domino Theory

アメリカはインディアナ出身のロックバンドUmphrey's McGeeのキレのあるロックチューン。

ジャケ買いをした想い出を忘れられない程にキレのあるヘヴィーなグルーヴ。

大きな聞きどころが随所に多いプログレッシブロック的なサウンドデザインがいつの間にか聴き込んでしまう。

クールで特徴的なボーカルもサウンドのバランスに抜群に合う。

 

9.The Subways "Rock & Roll Queen"


The Subways - Rock & Roll Queen - Official Video

イギリス出身のキレのある構成(自分・弟・元恋人)の3ピースバンドThe Subwaysのヒットナンバー。

最低限の人数だからこそ、チルでローファイなロックのキレを存分に感じる。

よくよく聴くと驚く程シンプルなロックサウンドを、ラフに鳴らす音像は驚くほどデカく浸透しやすいし心地いい。
やる気無さそうで力みゼロのコーラスがやたら癖になる。
 

10.The Kooks "Love It All"


The Kooks - Love it all

2000年代後半イギリスのインディー・ロック全盛期の中心的バンドThe Kooksのモダンなナンバー。

スタイリッシュなシティーロックで、満点の星空の下の様なムーディーなメロディーの彩りがキラキラと降り注ぐ美しい曲。

どこまでも艶やかなでエレキギターと素朴なアコギの掛け合い、抱擁的なベースラインは、心にゆっくりと浸透する。

夜の街の片隅で、世界から隔絶されている様な感覚に襲われ、それでも怖くない美しい瞬間の一曲だ。

 

11.Loon Lake "On Fire"


Loon Lake - On Fire (Official Clip)

アメリカの湖の名前のロックバンドLoon Lakeのエレクトロインディー・ロック。

パワーポップギターとデジタルな音の高精度の融合。

不釣り合いな程に鮮烈なファーストインパクトが聞いてく内に癖になる強めの音。

セクシャルで丸みのあるボーカルとも相性抜群で、まとまり度高めのトリッキーさは印象深く心に残る。

 

12.The Get Up Kids "Fall Semester"


Fall Semester - The Get Up Kids

エモというジャンルの先鋒にいたThe Get Up Kidsの叙情的なナンバー。
美しいメロディーの枯れた質感が木枯らしの様に身体に纏わりつく。
孤独感から急に燃えさかる様な感情への入れ替わりを強調し、心のバランスが崩れそうになる苦しくも美しい様を描く感情的な音がつまっている。
ありのままなラフさが本能主導型を演出しながら十分に美しい音楽として機能するメロディーの良さも、エモの本質をついているのだ。

 

13.Manic Street Preachers "Peeled Apples"


Manic Street Preachers Peeled Apples (better audio quality)

名前にマニアックってついてるのも、そらそうよってくらいキレのあるManic Street Preachersのキラーナンバー。

真っ黒で真っ暗な重いベースラインが全音を包みダークさを根源的なものにしつつ、その前提あってのキレあるギターサウンドの浮遊感が狂ってるくらいに格好いい。

抜群のビート感はずば抜けてる、ピカイチの切れ味もったオルタナバンドだ。

 

14.Stone Temple Pilots "Vasoline"


Stone Temple Pilots - Vasoline (Video)

大きな成功を収めたグランジ世代の大物バンドStone Temple Pilotsの代表的なナンバー。

ヘヴィーで歪んだギターサウンドを軽やかに操り、ただ重いだけでないキレを感じさせる。
グラインドするギターを正確にトレースするリズム隊のグルーヴが安定感あって、しっかりとデザインされた、言わばスキの無いキレだ。
グランジの2番煎じ的と批判も浴びたバンドだったが、それでも耳にひっかかるサウンドの強さは明白だ。

 

15.Elliott Smith "Alameda"


Elliott Smith - Alameda (from Either/Or)

33才の若さで亡くなった近年最高のシンガーソングライターElliott Smith。

グッド・ウィル・ハンティングの曲も有名だけど、この曲が良い。

消え入りそうで消えない儚い瞬間を閉じ込めたみたいな声、霧がかった様に底の見えないアコースティックメロディーの美しいハレーション。

シンプルで音楽的純度の高い歌、でも影が深く落ち圧倒的に異質で、とびっきり切なく、優しい。

 

【後編へと続きます!】

 

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