Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【サッカー最終予選】イラク・オーストラリア戦後勝ち点整理と想いを馳せる

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何とか負けなしで3位浮上

いつもご覧いただいている皆様、ありがとうございます!

yellowScaleです。

 

さて昨日、行われたサッカー最終予選3・4節をなんとか負けなしで乗り切り、3位に浮上した日本代表。

劇的なゴールがあったり、ニューヒーローの予感のする選手が出てきたりと、話題にも多くあがりました。

今年、後一試合で折り返しな所まで来たので、もう一度勝ち点を整理し、内容と選手にも想いを馳せていきます。

 

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http://www.sankei.com/photo/story/expand/161006/sty1610060030-p1.html

 

勝ち点・スケジュール整理

まずは勝ち点整理とスケジュールの整理から。

○現在の順位表はコチラ。10/12終了時点

1.サウジアラビア 勝ち点10   得失点差 +5

2.オーストラリア 勝ち点8  得失点差 +3

3.日本      勝ち点7  得失点差 +2

4.UAE      勝ち点6  得失点差 -1

5.イラク     勝ち点3  得失点差 0

6.タイ      勝ち点0  得失点差 -9

4つどもえの様相になってきた。こうなると下位からは絶対に取りこぼせない。

上位グループの戦いも順位を意識する必要がある。

スケジュールは下記の通り。

⚪︎9/1 第1節
オーストラリア 2vs0 イラク
日本 1vs2 UAE
サウジアラビア 1vs0 タイ
 
⚪︎9/6 第2節
イラク 1vs2 サウジアラビア
タイ 0vs2 日本
UAE 0vs1 オーストラリア
 
⚪︎10/6 第3節
UAE 3vs1   タイ
日本   2vs1   イラク
サウジアラビア   2vs2  オーストラリア
 
⚪︎10/11 第4節
イラク   4vs0   タイ
サウジアラビア   3vs0 UAE
オーストラリア   1vs1 日本
 
⚪︎11/15 第5節
UAEvsイラク
タイvsオーストラリア
日本vsサウジアラビア
 
⚪︎3/23 第6節
UAEvs日本
イラクvsオーストラリア
タイvsサウジアラビア
 
⚪︎3/28 第7節
日本vsタイ
サウジアラビアvsイラク
オーストラリアvsUAE
 
⚪︎6/8 第8節
オーストラリアvsサウジアラビア
↓6/13
イラクvs日本
タイvsUAE
 
⚪︎8/31 第9節
日本vsオーストラリア
タイvsイラク
UAEvsサウジアラビア
 
⚪︎9/5 第10節
サウジアラビアvs日本
イラクvsUAE
オーストラリアvsタイ
 
左側のチームがホーム戦。
 
とりあえず、次のサウジアラビア戦に焦点を絞る。
ずばり勝ち点3が必須になる。引き分けではだめだ。
勝てば勝ち点10に乗せられて、前半戦のノルマ勝ち点9-10をほぼクリアしたと言っていい。
が引き分けだと勝ち点8になるので、最低限にも足りなくなる。
何度も書いているように、来年の5試合の内3試合がアウェー、しかも中東
厳しい戦いな上に何が起こるかわからない。その前に勝ち点をとっておきたい。
 
順位表的にもここで勝って4チームが上位を狙う形に喰らいついていくのが必要になる。
次の試合、UAEはホームでイラクと、オーストラリアはアウェーでタイとの対戦。
オーストラリアはタイに負けないだろう、UAEがコケてくれれば助かるが、UAEも次の試合に勝たないと危機なので期するものがあるはず。
勝ち点1-2差の中に4チームが2席を争う構図になりそうだ。
 
後半戦のスケジュールに関してはサウジアラビア戦後に、またまとめるが、おそらくUAEでのアウェー戦は本当に天王山になってくる。
 
 

内容と選手に想いを馳せる

次は采配と内容、そして選手たちに想いを馳せたい。

采配については'駆け引き'と'弱点を守る'’リスクを避ける’選手起用だった。

オージー戦でも本田のワントップは戦術上のサプライズと言っていた様に、相手監督との駆け引きを重点に置いていた。

そして徹底したリスク管理。勝ち点3を取りに行ってはなかった、サウジ戦はそれが必要になってしまった。イラク戦のパワープレーも選手のアイディアだ。オージー戦のPK後はあっさり勝ちをあきらめた。
元々選手交代は上手くない中、運良くハマる。
変えるのが遅いけど、スタメンで全てメッセージを込めるタイプ、選手交代はアクシデントのリスク管理が最優先のイメージがある。
説明してもらわないと何考えてるかわからないけど、きっと説明してくれないのだ。
 
内容に関して触れるとオーストラリア戦の2-4-4または2-3-5ブロックを作った守備はほぼよかった。あの感じで入ればそう崩されない感覚はあった。
CBコンビの強みもブロックを作ると出てくる。元々速攻に対応するのが売りの2人ではないみたいだ。
原口の守備は仕方ない織り込み済みの軽率さとして割り切って、外す理由にはならない。
 
 
心踊る攻撃的な戦い方は、ミスのなかったイラク戦の速攻のシーン、清武のトップ下、原口の走力、オーストラリア戦の本田が絡んだコンビネーションプレー。
この辺。
デュエルはあくまでもボールを取るまでなのだ。
縦に早い攻撃は意識は大事だけど、それで失い過ぎていてバランスが悪い様。
取られてからが怖いから、遠くに蹴っとく感じが多く、制度が悪い上に、そういうボールを受ける方もコントロールするのは難しいのだ。でミスの後、親指を立てあうシーン多い。なんか違う。
 
本田と香川が細かいボール回しでは中心なのにあんまり預けない。本人達も混んでるとこで取られるのが怖い。ワントップの本田には当ててたけど。
何処から攻めたいのかがわからないし、ピッチ内での舵取りがいないからゆっくり行くのかどうかがわからない。 
ボールを取ってからは本来の日本の速さ・巧さを見せればいい。
それが見れないのは今の代表は寂しい。
何でもないパスでも俊輔とか遠藤は美しかったしワクワクした。
パス回しでテンポ良くボールを扱えない、今の代表のトレンドは走れる・少し闘える、クリエイティブじゃない選手が増えてる気がする。得点機自体が減ってきている。
UAEのウォーミングアップの鳥かごとか、相当上手かったぞ。
球際で闘うのも大事だ、それに気を取られ過ぎて、足下の技術で騙し合う快感を忘れてるんじゃないか?
もっとその辺はいいプレーが見れるはずなので期待したい。
 
その辺も踏まえて選手について考えてみた。
 
1.名を上げた選手
本田を中心としたコンビネーションの崩しは一番可能性があったしワクワクした。
混み合い過ぎない様に、深い位置でボールを預けてあげれば何かが起きていた。
少ないけど1番見応えがあった。
確かに、決めたいミドルレンジのシュートは2本くらいあったし、オーストラリア戦もワントップの本田が調子良ければ勝てたと批判されてたけど、オーストラリア戦で負けなかったのは本田のおかげだと思う。
本田が動き回るより、本田中心に周りが動き回る攻撃の時間も少しあればいいなと思う。
そして清武もいい。
クリエイティブなボールタッチで、スペースを創り出しドリブルで持ち込めた。
オーストラリア戦でも僅かな時間で巧さを見せた辺りはさすが。
まだ香川を外す決意は出来ていないみたいだけど、この一か月で世論も味方につけてかなりグイグイ上がってきた。サウジ戦までに、チームで出れる様に頑張ってほしい、というかナスリとかガンソと一緒に練習してるだけで超楽しそうだ。
原口・山口蛍が派手なヒーロー役に躍り出た。
特に原口に始まり原口で終わったオーストラリア戦がその象徴
3ゴールは幸運もあるけど、大きい存在感には違いない。
むしろ走力が1番の魅力でもあるので、便利な選手でもあるのが使いやすさにつながっている。
ヒーローはサッカー知らない人でも名前知ってるものだ。その域まで行けそうなのは原口くらいかもしれない。
 
2 今後の選手起用の問題点
今回、武藤宇佐美が怪我で辞退だった。直前でゴールを上げた大迫もいた。
大好き海外組の岡崎と長友と香川も、コンディション不良で微妙な印象に。
清武も原口も好調なだけに、だからこそ次の起用は難しい。
多分次もその時の調子と状況で、バランスを考えた起用になるとは思う。
が、代表内での序列が気になるところ。
主力選手の気持ちを大事にする監督なので相手に合わせた選手起用になる事で、多分それをうやむやにしてくるハズ。
とりあえず結果が全てなので、今の所次のサウジ戦までにアクシデント以外でビッグなサプライズや、急な世代交代はないと思う。
 
3 現実的に次までにありそうな気になる選手
まず清武は定位置をトップ下で掴んで欲しい。
香川と2シャドーとかの時間が少しでもあればもっと嬉しいし、香川浮上のきっかけになるかもしれない。固定のポジションよりも前線はもっと近くでやらせた方がいい場合もあるので、2トップでもいいし、2シャドーでもいい。
 
大迫はこの前の会見で突っ込まれたので多分呼ばれる。
セカンドトップで使うと言ってるけどセンターフォワードっぽい動きでアピールしてほしいところ。好調を維持できればいいポスト役になれるはず。
 
宇佐美も大事。
ドリブルのキレとかシュートまでのアイディアは原口より上だと思う。
ちょっと定位置取られた感あるけど、宇佐美が持ち味を出す事は勝利に直結する。
 
加藤はブルガリアでプレーするボランチ。
遠藤航の様な奪ってからダイナミックな選手。
発言することで惹きつけたのて呼ばれそうだと思う。
 
太田宏介は、上記のクリエイティブな部分でいい選手。キックが上手い選手が少ない中、もっとこういう選手を出してほしい。ベイルみたいに前で使ってみてほしい気もする。
 
後はゲームメイカータイプの若手選手を見てみたい、もう一度大島柏木か、柴崎原川鎌田大地の様なクリエイティブに突出した選手も気になる。
アタッカータイプになるけど、違ったリズムがある南野もみたい。

 

まとめていくと

○4つどもえの構図に喰らいつかなきゃいけないのでサウジ戦は勝ちのみOK

○来年の1発目、UAEアウェー戦が次の天王山。

○下位2チームから取りこぼせない。

○もうすこしリスクを負ったパス回しの時間も見たい。

○本田・清武・原口・山口が良かった。でも多分バランスを取った起用になる。

○次は大迫・宇佐美・加藤あたりに想いを馳せてみてみたい。

となる。

 

ザザッと想いのたけを書いてみました。

劇的なゴールもあって関心も高まっている中、W杯行けませんでした!はマズい。

すこーしずつ良くなってきていると思う。オーストラリアに引き分けれるとは思わなかったし。

オージー戦で守備に忙殺された香川が、ちぐはぐの象徴でもあるように、負けてるキツイ所で頑張りすぎて、勝ってる楽しい所で頑張れないくらい疲弊している。

やっぱりボールを持ってる時が楽しいし、夢を与えてくれるもの。

その辺りに期待して次まで待ってみたいと思う、2試合だった。