Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【サッカー日本代表最終予選】イラク戦前の勝ち点整理とややポジティブプレイヤーレビュー

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yellowScaleです。
 

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いよいよ最終予選第3戦目、イラク戦が10/6に行われる。
海外組に関して何かと物議を醸したメンバー発表があったり、ずっと絶対に負けられない戦いだったりと、いつもと何も変わらない一幕を経て、戦いに挑む日本代表。
 
最初に勝ち点を計算してからだいぶ時間も経っているので、再び今の状況を整理して、
⚪︎W杯に行くため最終予選の戦い方
⚪︎選手のプレーを楽しむ最終予選
という2点に絞って記事を書いていこうと思います。
 
それではお付き合い下さい。
 
 

勝ち点を整理する

 
スケジュールと前節時の勝ち点計算は此方から
 
 
 
まとめると
⚪︎無条件で行けるのは2位。まず目指すべきは2位以内。
⚪︎3位だとプレーオフが2戦あり、2連勝で行ける。
⚪︎必要な勝ち点は16or17。5勝1分けor2分け
⚪︎今年の1巡5試合を前半とすると、ホームが多い前半5試合で9or10の勝ち点を取っておくとかなり大きい。
 
現在日本の状況は2戦終えて、1勝1敗の勝ち点3。
2勝がオーストラリアとサウジアラビア。
同じ1勝1敗がUAE。
2敗がイラクとタイ。
という2強2弱が分かれるグループ内の構図。
今節、日本はイラクと。
UAEはタイと。
オーストラリアはサウジアラビアと対戦。
オーストラリアとサウジアラビアの潰し合いになるので2強の構図が崩れる
ここで勝つことで優位に立てることになる。
ことの外、順位は相手にプレッシャーを与える事が出来るからだ。
 
勝ち点計算で考えると前半で残り6-7が必要となる。
そう考えると残り3試合ホームのイラク戦、アウェーのオーストラリア戦、ホームのサウジアラビア戦で2勝以上が必要となる。
そう考えた時、間違いなく1番勝ち星を落としてはいけないポイントは、今回のイラク戦である。
アウェーのオーストラリアでは勝った事がない。サウジアラビアもホーム戦とはいえ、実力的にはUAEとも並ぶ強豪との試合になる。
まずきっちり今回のイラク戦で勝ってこそ、次の話題に進める。
その位追い詰められていると言っていい。
ここで勝ち点3が取れなければ、グループリーグのスケジュールを見た時もっとも勝ちづらいアウェーのオーストラリア戦でまで勝ちに行く必要が出てくる。
それは厳しい。
 
後半戦があるじゃないか、と思っても後半は過去代表が散々苦しめられてきた中東アウェーが3試合もあるのだ。
黄色信号に差し掛かった状態で突入すると間違いなくはねられる。
理想だけで言えば、初戦UAEに勝って、タイにも勝って、イラクにも勝って、サウジとオーストラリアで勝ち点2-3を獲るぐらいであれば、余裕の戦いが出来た。
それ程までに初戦の負けは響いている。
ここで勝ったとしても、まだまだツケが残る。
今年のうちツケを清算して、来年の更に厳しい戦いに備えるために、イラク戦は勝ち点3だけでなく、勢いに乗れる様な快勝が必要になって来るのだ。
 
 

選手のプレーをポジティブに楽しむ

 
ハリルホジッチ監督は現在所属チームで、試合に出れていない海外組を代表の中心に据える事を変えなかった。
難しい判断になるが、試合勘みたいなものは信じるしかないだろう。
イラク戦でも先発を大きくいじることはしないはず。
ならばこのメンバーで、ワクワクする夢のあるプレーを少しでも見せて欲しい。
という事で、現在選ばれているメンバーでワクワクできる&勝ちに繋がるプレーを考えてみようと思う。
 
浅野・岡崎の裏抜け、そして香川の間受け
 
相手のペナルティーエリア前のエリア、俗に言うバイタルエリアでのプレーが好きな選手が多い日本代表。
なので、みんなその中央付近でプレーしたがり、混雑してしまうのが問題だと言われてる。
だったらサイドや、その更に前のスペース、つまりDFとGKの間のスペースに、FWを走らせるプレーの選択をする。
それもハリルホジッチの縦に速いサッカーの狙いの一つ。
 
イラクは引きに引いて来るとは思うが、ボールを保持してからなるべく手数をかけずに、DFラインの裏やサイドの奥のスペースを狙うプレーを見たい。
岡崎の駆け引きや、浅野スピードが光る場面になって来る。
特に浅野のスピードはそれだけで歓声が上がるほど迫力があるし、相手にとっても驚異だ。
ボールを貰いに下がって来るのではなく、ひたすらにゴールの近くを目指して我慢してプレーして欲しい。
もちろん一発のロングパスだけでなく、細かい連動の中でも、ゴールの近くに向かうパスをどんどん呼び込んで、貪欲に怖い存在であり続けて欲しい。
 
そして香川。
批判されているけど、狭い所で受ける技術を評価されて世界的に強豪なドルトムントで戦っているのも事実。
凄くわかりにくい武器な分、皆に中央のスペースから追い出されて、端っこでチマチマやっている所を監督に怒られるという悪循環。
DFとボランチの間、DFとDFの間という守備にとって最も嫌な所で受けられる技術は素晴らしいので、是非とも真ん中で受ける場面を増やして欲しいもの。
FWがしっかりと裏を狙い続け、DFが一瞬でも後ろに意識が行けば、そこを付ける香川がいることはかなり驚異になるはずだ。
 
何なら2トップでもいいかもしれない。
その方が、岡崎も浅野もやりやすそうだ。
その一角に香川でも面白いと思う。
受け手の名手達に、輝けるスペースを。その辺りを意識してみるのも面白い。
精度の高いパス・ゲームメイク
 
走る人間がいるなら、パスを出す人間も必要だ。
受け手が走る予感を察知し、見つけて、精度の高いパスを出す。
そうさせると上手い選手は多い。
清武にしろ、本田にしろ、柏木にしろ、大島しろ。
 
今の代表はちょっと中途半端に出し手過多なのだ。
器用な選手が多く、平均的に受け手・ターゲットにも慣れる、けど足元で受けてボールを触ってリズムを作りゲームメイクをしたい皆さん。
誰かがボールを触ったのなら、次は誰かが受け手を演じないといけないのだが、みんな次の出し手を狙いボールを足元に受け、そんなこんなで真ん中に混雑して、狭いからプレッシャーも多くミスが増えてしまう。
そんな悪循環が多かった。
だからこそ、みんなのターゲットを決める事で、全員がそこを見れる様にする必要がある。
 
スピードのない本田が走る側に回るより、出し手になってプレーした方が何倍もクオリティが高い。やはり左足はすごい。けっこうエゲツないパスが出せる選手だ。
清武も平均的に上手いし、両足で精度の高いパスが出せる。高いボールテクニックがあるので自分が難しい状態でもいいパスを出せるのが素晴らしくパサー向き。
ここに割って入って欲しいのが、大島と柏木。
司令塔不在の今、一気にチャンスを掴めば、序列が変わる可能性もある。
是非ともいいチャレンジを見せて欲しい。
 
絶対的な出し手がいないけど、逆にどこからでも危険なパスが出せる技術があるという事を活かしてほしい。
 
齊藤学と原口元気と小林悠
 
多分、今の代表で最も元気な3人。
全員ともリーグでノリノリなので、何か起こしてくれそうなワクワクはかなり大きい。
斉藤学のドリブル、原口の狂気的なプレー、小林悠のゴールセンス。
齊藤、小林なんかは先発は難しいかもしれないが、僅かな時間でも持ち味を見たい。
 
 
まとめると
⚪︎FWはゴールに近い位置をキープして欲しい。積極的に裏へ行くシーンにワクワクしたい。むしろ2トップでもいい。
⚪︎香川に真ん中を任せて、芸術的な間受けを見せて欲しい。
⚪︎出し手としての、本田と清武を見たい。
⚪︎柏木、大島はまたチャンスが回って来た。
⚪︎斉藤学、原口元気、小林悠の元気なプレーを見たい。
以上が気になるワクワクポイントだ。
 
 
選んで欲しかった選手や不安もあるけど、それは次回の講釈という事で。
今は目の前の代表戦を楽しみにして、探し出した本当に楽しめるポイントをなぞりながら見てワクワクしたい。
 
勝利が条件、快勝が目標になってくるこの試合。
この次、またワクワクできる要素を見つけられる様な試合にしてほしい。
なんだかんだ批判されたりするけど、代表戦は気になるし、見始めると見てしまうくらいのパワーがあるものだ。
まずは思う存分に楽しみたいのである。