Football soundtrack 1987-音楽とサッカーに想いを馳せる雑記‐

1987年生まれサッカー・音楽(ROCK)好きがサッカー・音楽・映画などについて思いを馳せる日記

【2017年Green Day裏ベストB面】グリーンデイのベストに入っていない曲でベストを作る26曲のサウンドトラック【Greatest Hits: God's Favorite Band】

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グリーンデイ最新ベストアルバム”God's Favorite Band”リリース記念、1987年FS的に裏ベスト26曲選んでみた。

 

【前半の12曲はコチラ!】

www.footballsoundtrack.com

 

【本当の2017年発売のベストはこちら!】

グレイテスト・ヒッツ:ゴッズ・フェイバリット・バンド

グレイテスト・ヒッツ:ゴッズ・フェイバリット・バンド

 

 

 

13."Cigarettes And Valentines"


Green Day - Cigarettes and Valentines [Lyric Video]

アメリカンイディオット以前に、マスターテープまで完成していたという幻のアルバムのタイトルトラック。
21世紀のブレイクダウンのツアーの時に、正式にセットリストに組み込まれファンを沸かせた曲。
前回のベストアルバム後のアルバムになる予定で、活動に区切りをつけた後のグリーンデイの最初の音である。
ギターの歪みとベースのしなりがマキシマムな爆発的リフを、高速のビートに乗せ、導火線に火をつけた様に疾る展開。
スリリングで爽やかな、彼らの最も得意な王道、超強力な原点回帰のエレクトリックなパワーパンクチューンだった。

 

14."St. Jimmy"-American Idiot-


Green Day- St. Jimmy (Lyrics)

説明不要のロック記念碑的アルバムのアメリカンイディオットは、コンセプトアルバムだった。
この曲もジミーという架空の主人公を立てて混乱の世を映し出しつつ、パンクソニックを存分に感じるファストなナンバー。
戯曲家の様な物語を織り込んだスタイルが長い年月で身を結んだ傑作となり、アート的作品という評価だけで終わらなかったのも、ポップなパンクを更にビルドアップしたロックミュージックに仕上げてきた、そのバランスにも評価が集まるからだ。
アメリカンイディオットを彩るロックオペラも数々のキラーチューンも素晴らしいが、こういうシンプルかつソリッドなパンクロックチューンも、彼らのサウンドのオリジナルな部分で、過去が未来をつないだ1ページになっている。
 

15."Give Me Novacane"-American Idiot-


Green Day - Give Me Novacaine

このアルバムのみならず、彼らの全ての曲の中でも最も美しいミディアムギターロック。
悲しみを吐露しながら最後は優しさで包む様なエモーショナルのカーテン。
アコースティックとバンドサウンドを切り替えつつ、徐々に融合して降り注ぐ厚みのあるウォールオブサウンド。
表情豊かな音を支える寸分の強弱の狂いもないドラミングも実はすごい魅力的。
曲の箇所を切り取っていけば表情が変わるし、ロックを背負う決意とその表現力が円熟した結晶となった一曲。
余談だがアルバムを通して聴いている時のこの曲の直後、シーズアレベルに間髪いれず入る流れはアルバム随一のトランジションだ。
 

16."Whatsername"-American Idiot-


Green Day - Whatsername (Lyrics on Screen)

ロック史に残る名盤を締めくくるラストナンバー。
アンニュイなミディアムロックで、細部にわたるまで抑揚が効き静と動のコントラストが鮮やかなメロディー、そして何よりもフラットにクールにしながら徐々に感情に揺れるビリーの歌声に心を掴まれる。
きっと本当にアメリカンイディオットを愛する人は、この曲も愛するのだろうと思う。
闇の深さも、激しい激情も、その全てが届かない心のどこか別の暖かい場所で響く、優しきハートソングだ。
曲の締め方も秀逸。
 

17."East Jesus Nowhere"-21st Century Breakdown-


Green Day - East Jesus Nowhere HQ

アメリカンイディオットの壮大なロックンロールを踏襲し、コンセプトアルバムとしてより戦争や宗教など、よりリアルな物語を描いた21世紀のブレイクダウン。
ラディカルさを前面に出したストイックな音像をひしひしと感じつつ、日本の民謡的なリズムを超絶カッコよくさせたリフにやはり心を奪われるし、根底に強烈なメッセージがあってバキバキに尖った太いロックサウンドをキャッチーに操るバンドの力がこのアルバムにもある。
リアルなメッセージを不屈のロマンに乗せ、声高らかに歌う彼らは、この時間違いなくロックの旗手となっていた。
 

17."Last Of American Girls"-21st Century Breakdown-


Green Day - Last Of The American Girls [Official Music Video]

アメリカンロックらしいビッグなメロディーのロックナンバー。

ビリーの妻がモデルとなったと言われる女性をニヒリステッィク描く。

大胆に刻まれるサウンドも、どこか繊細さを感じられる趣きを持った彼らの味がよく出る。

どこかに虚しさをあざ笑う様な、ユーモアを感じる暖かい一つの形のラブソング。

 

18."The Static Age"-21st Century Breakdown-


Green Day - The Static Age - [HQ]

涼感すら伴う爽やかなギターロックチューン。
高らかに鳴るギターがメロディアスに流れていく、ビリーがハイトーンで切り裂く様に嘆き歌う。
どこか感じる埃っぽさ、古き良き、そして脈々としたロックのエネルギーを前面に出しながら、動きのない時代と切り捨てた現代から乖離したタイムレスのサウンドでニヒルに、晴れ晴れとした寒空の下に晒して見せた。
 

19."Kill The DJ"-Uno-


Green Day - Kill The DJ [Official Video]

ウノ・ドス・トレという三部作は、彼らにとってもいい思い出ではない様だ。
本来のベストには一曲しか入っていない。
三部作とはいえ、コンセプトは最早、方向性も一貫はしていない音楽集と言った方がいい。
が、一曲毎に聞けば、ふと心を掴むキラーチューンだってあり、この三作はシークレットなベスト向きだ。
アシッドなムードと、艶やかなメロディー、セクシーなビート。マイナーなサウンドがクセになる。
クラブ映えしそうなサウンドで、DJが殺されるDJ殺せ!、と吐き捨てる入り組んだデザインでも、わけわからないまま踊れる様な、キンキーなビートは新鮮だった。
 

20."Troublemaker"-Uno-


Green Day - Troublemaker [Official Video]

エキゾチックでニヒルでユーモア溢れるロックチューン。
今までにない新たなムード。僕はこの三作中最も好きな曲。
シンプルなリフをご機嫌で艶っぽいロックチューンに仕立てるサウンドの妙にヤられる。
セクシーなビリーの声は耳にずっと粘り着く様なアイコニックさがある。
ただただラフに音をかき鳴らした様なサウンドデザインが、今たまらなくギラギラとカッコ良く響く。
 

21."Lazy Bones"-Dos-


Green Day - Lazy Bones [Music Video]

2作目ドスのリードナンバー。
モダンなギタービートから織りなすメランコリーなグルーヴ。
エネルギッシュさは少なくても、ごくごく自然にグリーンデイらしさを感じるナチュラルなフォルムの演奏。
やはりこの三部作のキーワードはラフな姿。
セールスが伸びないとか、大きな意味がないとかよりも、そのバンドのラフな音を聞ける事が結構重要だったりする。
 

22."Ashley"-Dos-


Green Day - Ashley - [HQ]

弾ける様なポップパンクでも、ややダークでマイナーなギターサウンド。
モノクロームで少し狂ったサイケな疾走感。
やんちゃな小僧感よりも、ニヒルな大人っぽさを醸し出すパンクサウンドは、ラフであればあるほど、彼らの経験を感じさせるのだ。
 

23."Amy"-Dos-


Amy - Green Day (lyrics) (studio version)

グラミー賞を受賞しながらロックな歌姫として名を馳せ、27歳で亡くなったエイミー・ワインハウスへ向けた曲。
ポツリポツリと爪弾かれる艶やかで美しいメロディー。
衝動的で、迸る様なエイミーへの感情が綴られる。
友達になってくれよと、静かな情熱と純粋な想いが混交する美しい歌。
 

24."Sex,Drugs & Violence"-Tre-


Green Day - Sex, Drugs & Violence

三部作の3つめ、トレのパンクナンバー。
タイトルのインパクトが凄いが、ライトで痛快なポップパンクチューンだ。
バスケットケース的な歌詞が滲む、最もオリジナルな彼らの本質的部分。
ギミギミデンジャー、の語感も良いしウキウキする様な、全体的にリズミカルでファニーに心を踊らせてくれる。
練りこまれた大作に紛れた、ただ3つのアルバムにまとめられた楽曲群のウノ・ドス・トレ。
僕からすれば、ラフな音を集めた粒揃いのロマンが詰まった名作だと思うのだ。
 

26."Youngblood"-Revolution Radio-


Green Day - Youngblood (Official Lyric Video)

最新アルバム、レヴォリューションレディオからのポップロックトラック。

ここまでに大きな休養があり、ファンの心配もあったが、それを吹き飛ばす様な快作を作り上げた最もモダンなグリーンデイ。

ドリーミーさが花開くスウィートなロックギター、ただの歪みではない甘い痺れを伴う職人技。
聞きなれない単語を乱発しながら、アンセミックにキャッチーに、単なるポップにない凄みを、ロック音楽家として大衆芸術の中心で堂々と鳴らしきるグリーンデイの今を見せつけられたアルバム。
ビリーの「わお!」で、音が重なり結集したバンドサウンドに包まれる、暖かい抱擁感の心地よさはアルバムでも随一だ。
 

グリーンデイのパンクロッククロニクルは影も素晴らしい時を刻んできた

僕らのフェイバリットバンド、グリーンデイ。

ベストに入っている曲は全部持っていようが、ベストも欲しくなる。

さらにはそこに入っていない曲たちも、時に心をぎゅっと掴んで離さない瞬間があった。

そういう心の柔らかい場所に響く、深めの緑の影も、今後も楽しんでいきたいのだ。

ご覧いただいた皆様ありがとうございました。

 

それではまた別の記事で。